花宮女子高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:03 UTC 版)
「いわかける! -Climbing Girls-」の記事における「花宮女子高校」の解説
主人公である笠原好が通う学校。クライミング部は部長である四葉幸与が設立したため日が浅く、部員も1年の2人が入部するまで2人しかいないと少数。しかし理事長の娘である幸与の影響からクライミングの設備に関しては一番整っており、メンバーも初心者であった好を除いて大会上位を占めるほどの実力者揃い。幸与達が引退後は隼が考案した体験教室により部員が増えてかなりの大所帯となっている。 笠原好(かさはら このみ) 声 - 上坂すみれ 1年生にして、本作の主人公。 スポーツクライミング初心者だが、パズルゲーム全国1位の実力を持つ空間認識能力と集中力、3歳の頃から習っていたバレエによる柔軟性により高いムーブ能力を持ち、驚異的な成長を見せる。特に最適なルートを模索するオブザベーションにおいて高い集中力を発揮し、初心者でありながら最初からその壁のルートを知っているかのような上りをして多くの人間を驚かせている。1章では『オンサイトクライマー』2章では『マーダーオブザベーション』という名で呼ばれている。コンバインド・ジャパンカップ準決勝まではオブザベーションに時間がかかり、上り始めるまでに全てを把握する必要があったが、マーダーオブザベーションver2に覚醒してからは開始時のオブザベーションの時間が大幅に短縮された上に、上っている途中で再修正できるようにもなっている。 元々スポーツクライミングをした事がなかったぶん素直で、教えられた事をすぐに実践したり他人の行動を見て分析しトレースするなど飲み込みが早い。反面メンタルはあまり強くなく、素直な分諦めやすい所や自分を卑下する事も多い。ただし、仲間に対する想いはかなり強く、花宮女子のメンバーを見下す発言には普段の気の弱さからは思いもよらない大胆な発言をする事もある。 幼い頃は母親の影響でバレエの英才教育を受けていたためバランス感覚や柔軟性は高いものを見せる一方、その後に母親との関係に亀裂が入りゲームの世界へ没頭した結果、中学時代引きこもりがちだったため筋力や体力はさほど高くない。ぽっちゃりなのを気にしている。巨乳。 幸与達が引退した後はクライミング部の副部長となっている。 上原隼(うえはら じゅん) 声 - 石川由依 1年生であり、高校では好の最初の親友。 スポーツクライミング経験者であり、1年でありながら『花宮のスピードスター』と呼ばれるほど高いクライミング能力を誇る。特に通り名のとおり「スピード」競技における知識や能力はかなり高く、高校生でもトップクラスの実力を誇る。 性格は生真面目でスポーツクライミング一筋であったため人付き合いは苦手で、誰にも説教くさく接してしまう。クライミングに興味を示してくれた人にも「スポーツクライミングは遊びではない」という考えから過去に何度も相手との間に亀裂を産んでいる。しかしながら本当は心優しい少女で落ち込んでいる好に対して立ち直るようにアドバイスをしたりしている。 その慣れから関東高校ボルダリング大会で好が完登した壁を甘く見て、自分が完登できない事に挫折し一度は壁を登れなくなり花宮のボルダリング部を離れるが、アルバイトを始めたジム「カルチェロッシュ」にて後輩となった内村茜との勝負にて自分が壁を登ることを楽しんでいた頃を思い出しスランプを脱して再度合流する。また、そのスランプ中は自身の弱点である持久力と、持久力が切れた際にメンタルが切れやすくなる部分を補強するためのトレーニングを続けていた。 クライミング時以外はメガネをかけている。貧乳だが腹筋が割れている。 幸与達が引退した後はクライミング部の部長となっている。 四葉幸与(よつば さよ) 声 - 鈴木愛奈 2年生であり、花宮スポーツクライミング部の部長。花宮高校の理事長の娘でもある。 正確かつ華麗なムーブから高校女子界において『クライミング三姫』の1人である『リードの姫君』と呼ばれており、トップクラスの実力を誇る。他のクライミング三姫と違い特別な身体能力はないが、数々の努力と経験により培われた実力は本物で、それに裏付けられたメンタルの強さも相成って高いポテンシャルを発揮する。関東高校ボルダリング大会準決勝ではあえて観客を煽り自らを奮い立たせることで指の痛みを推して完登を成し遂げるという技をやってのけた。しかし、その結果指が完治するまでに無理をすると二度とクライミングが出来なくなるという状態になってしまった。 性格は穏やかで、少し天然が入っているが、仲間思いでクライミング部の皆の事を大事に思っている頼れる部長。クライミングに対する情熱が強く、将来はオリンピックでメダルをとってクライミングを世の中に広め、壁を身近な生活の一部とするクライミングワールドを作るのが夢。そのため年相応の皆と登りたい思いと将来への思いの間に揺れ動く選択をすることになる。理事長の娘なだけに自宅は城のような豪邸で、執事がいたり玄関に専用の練習用壁があったり、あまつさえ部の女子会スイーツに本場フランスのパティシエが作った特別なスイーツのフルコースが用意されていたりと規格外。巨乳。 部を引退した後はプロデビューし、他のクライミング三姫同様高い成績を残している。 杉浦野々華(すぎうら ののか) 声 - 富田美憂 2年生であり、1年の2人が入ってくるまで部長の幸与と2人で花宮のスポーツクライミング部を支えてきた親友であり戦友。 体の柔らかさと小回りのきく小さな体を生かしたムーブを得意とし、自らの中では『柔らか野々華』と名付けている。クライミング能力と経験はあり、柔軟性においては好が驚く程。反面、コースが限られるスポーツクライミングでは不利とされる背や手足の短さのため、涙をのむ事も多い。特に得意不得意を判断する能力においては難があり、自分の体格にあった壁を選択する事ができていないと幸与に指摘を受けていた。しかし、コンバインド・ジャパンカップ出場時には知識と応用力、諦めない力を身につけその身体的不利を覆すほどの実力を身につけている。 明るい性格と天真爛漫さから部を支えるムードメーカーでありマスコット的存在。幸与の猛勉強を受けてからはメンタル的にも強くなり、1年生の2人を引っ張っていく冷静さもついてきている。同学年であるはずの幸与との背と胸の大きさの差を気にしており、毎日牛乳を飲んだり、超回復による筋力アップの話を聞いて胸の肉を増やそうとしたりと努力をしている。 部を引退した後も幸与と共にクライミングを続けている。
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