第2章「いわかける!! -Try a new climbing- 」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:03 UTC 版)
「いわかける! -Climbing Girls-」の記事における「第2章「いわかける!! -Try a new climbing- 」」の解説
「関東高校ボルダリング選手権」から半年。好はその能力を生かし、数々の大会やコンペで優勝をかっさらい「マーダー・オブザベーション」と呼ばれる有名人となっていたが、優勝した大会の会場にエキシビションクライムに来ていた国令館高校の「クライミング・プリンセス」来栖アンネとのエキシビションマッチを通して圧倒的な実力差と、次の目標としている「全国大会コンバインド・ジャパンカップ」の種目の一つである「スピード」に対する問題点が浮き彫りになる。 一方その頃、花宮女子クライミング部を離れた隼はジムのアルバイトをしながら練習を続けていたが、大会のトラウマから壁を登れなくなっていた。しかし、同じジムに入ってきた内村茜に戦いを挑まれ、戦いの最中に茜の言葉に自分がどうしてクライミングを始めたかを思い出すことでトラウマを克服、再び花宮女子クライミング部へと戻る。 「花宮のスピードスター」隼が戻った事で花宮女子クライミング部のスピードに対する特訓が始まるが、伸び悩む好は幸与や隼の誘いにより中田の開催するスピードの合宿に参加する。しかし、色々な事を試してもタイムがのびず悩む中、途中から参加したスピードの上手い国令館高校の高橋水夢に声をかけアドバイスを貰う事で好は自分の壁を乗り越える。合宿から戻ると野々華も幸与からの勉強を受けて大きく成長していた。しかし、幸与の指の怪我は完治しておらず無理をすれば二度とクライミングを出来なくなるという診断を受けており、それでも参加しようとする幸与を野々華は説得。花宮女子高校は幸与を欠いた3人で「コンバインド・ジャパンカップ」を戦うこととなるのだった。 コンバインド・ジャパンカップ予選が始まった。好の花宮女子高校を含め、クライミング三姫を擁する久里川高校、聖カタルノ高校といった関東勢面々が活躍する中、来栖アンネ率いる国令館高校が圧倒的な実力を見せる。特に来栖アンネの他を寄せ付けない能力に好は徐々に自信を失っていく。準決勝にコマを進める中、高校生の実力を甘く見たアンネの挑発に対し藤田は自分の得意種目であるスピードで、岩峰はクライミングで本領を発揮しアンネに勝利するが、自信を失った好は最後の1種目であるリードの直前に逃げ出してしまう。しかし、隼の説得により好はバレエの時とは違いスポーツクライミングは自分でやりたくて始めた事に気づき、「マーダーオブザベーションver2」という新たなる力を覚醒させ、最後の1種目であるリードでアンネに勝利。花宮の3人は揃って決勝の舞台へとコマを進める。 決勝で激戦が繰り広げられる中、最終種目のリードにてアンネのみが完登を行い、団体優勝は好がアンネを上回れるかに全てがかかるようになった。最後の戦いの中で好は「今まで誰かにやらされたのではなく自分が『好き』な事には誰にも負けない頑張りを見せられる」事に気づき、全ての力を出し切り優勝するのだった。
※この「第2章「いわかける!! -Try a new climbing- 」」の解説は、「いわかける! -Climbing Girls-」の解説の一部です。
「第2章「いわかける!! -Try a new climbing- 」」を含む「いわかける! -Climbing Girls-」の記事については、「いわかける! -Climbing Girls-」の概要を参照ください。
- 第2章「いわかける!! -Try a new climbing- 」のページへのリンク