統一朝鮮国
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「日本国大統領 桜坂満太郎」の記事における「統一朝鮮国」の解説
高 城眞(コウ・ソンジン) 元朝鮮人民軍将軍。日本との外交問題が発生する度に日本への報復を声高に叫んでいた極左軍人だったが、人民のために李万男暗殺を企てたことで投獄されていた。李万男の死後に中国軍によって救出され、そのまま中国の後押しで北朝鮮の最高指導者となり、武力による南北朝鮮統一を遂行する。南北統一後は統一朝鮮軍最高司令官に就任する。統一後の朝鮮民族団結を目的に日本への侵略(これは中国の意向に沿ったものであった)を敢行し、初戦で九州を占領し傀儡政権として独立させた。 だが、劉将軍の無血開城後は戦局が不利に傾き、その後中国からの援助が途絶えたことで日本からの撤退を部下に進言されるが聞き入れず、軍事政権の求心力維持のために日本との交戦を継続した。最終的には長崎の死守も停戦交渉阻止も失敗に終わり、さらにアメリカの意向を受けたロシア軍に朝鮮半島が侵攻されることになる。戦場となった平壌を脱出しようとするも、最後は中国により口封じのため殺害された。 高 東宣(コウ・ドンソン) 高将軍の実弟で、統一朝鮮空軍大佐。桜坂を抹殺するため、亡命しようとした統一朝鮮国高官らが搭乗していたボーイング747をハイジャックし、新生日本政府と統一朝鮮軍日本侵攻部隊との停戦交渉場所(長崎沖のタンカー上)へ爆発物を満載して体当たりしようとしたが、西条の捨て身の攻撃で阻止され死亡した。 李 万男(リ・マンナム) 北朝鮮労働党中央委員総書記。部下の工作員に在日米軍基地を標的にするため小型核爆弾を持たせたところ、中国のウォンに買収され、国会議事堂で核爆弾を起爆されてしまう。このテロを口実にアメリカ空軍のステルス爆撃機が出撃したと報告を受けた際には中国・ロシアに助けを求めたが、両国に見捨てられてしまい、発射された空対地ミサイルで暗殺される。 モデルは金正日。 柳 鶴林(リュウ・ハクリン) 北朝鮮労働党中央委員書記(対南担当)。横須賀の米軍基地への核爆弾テロを指示したが、ウォンに買収された工作員が日本の中枢を爆破してしまい、李万男に責任を追及され制裁を受ける。米軍の報復攻撃を警戒し、李万男に防空壕への避難を進言するが聞き入れられず射殺されそうになったところ、米軍の空対地ミサイルの攻撃を受け、李万男ら他の幹部共々死亡した。 金 成哲(キム・ソンチョル) 北朝鮮労働党統一戦線部部長。横須賀の米軍基地への核爆弾テロを命令されていたが、ウォンに買収され国会議事堂で核爆弾テロを実行する。 伊 容夏(イ・ヨンハ) 統一朝鮮陸軍中佐。九州を占領した日本侵攻軍の司令官。 朝鮮民族としての誇りは強く、周囲からも「異常」と称される程に高将軍を崇拝していた。長崎での戦いにおいては九州の朝鮮人難民を片っ端から徴用し特攻を強制することで桜坂慎二郎率いる日本人ゲリラを追い詰めた。元々は何人もの小さい弟や妹達を養うために軍人になった男であり、子供を想う気持ちは強かったのだが、今回の戦争では戦争への異議を唱えた難民の老人や敵前逃亡者を射殺したほか、幼い子供にまで特攻を強要するなど非道な振る舞いを見せる人物に変貌してしまう。 弾薬庫を失っても尚、高将軍からの信頼に応えるべく抗戦を続けようとしていたが、元参院議員の白文煥の説得を受けて降伏を決断。降伏交渉の代表者を白文煥に指名した委任状を残し、自害した。 裵(ヒ) 統一朝鮮陸軍大尉。伊中佐の副官。本国に妻子を残している。 軍人としての誇りは子供達のために戦う姿にこそあるのだと常々語っていた伊中佐を信頼し、長らく彼の側近を務めた。伊中佐の自害後は日本侵攻軍の兵達のまとめ役となり、桜坂満太郎との交渉を担当した。その後彼を含めた日本侵攻軍の兵達は捕虜となるが、後に桜坂によって解放され、朝鮮半島に帰国する。ロシア軍の侵攻によって混乱する朝鮮において、内乱の鎮圧に力を尽くした。 白 永寛(ベック・ヨンガン) 韓国大統領。北朝鮮軍の侵攻を受けアメリカ軍の救援を頼って逃亡したが、運転手に変装した北朝鮮の工作員に拉致され、以後の消息は不明。アメリカ政府は白政権が北朝鮮寄りの反米傾向があり、アメリカ国民の世論の支持が得られないとして、事実上見殺しにした。 モデルは盧武鉉。 白 文煥(ハク・ムンファン) 日本の参議院議員を務めていた韓国系日本人。ハングルと日本語の両方を扱うことができ、統一朝鮮軍の九州占領後は九州にて軍人達と在日の通訳をしていた。銃口を向けられても一歩も引き下がらない強い精神力の持ち主。戦場に赴いた桜坂満太郎の降伏の呼び掛けを受けても尚降伏に応じようとしない伊中佐を説得し、降伏を決断させた。自害した伊中佐の委任により、停戦交渉の朝鮮側代表の役割を引き受けた。 モデルは白眞勲。
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