第11回(1997年)『疾風怒涛!FNSの日スーパースペシャルXI真夏の27時間ぶっ通しカーニバル 〜REBORN〜』
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「FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)」の記事における「第11回(1997年)『疾風怒涛!FNSの日スーパースペシャルXI真夏の27時間ぶっ通しカーニバル 〜REBORN〜』」の解説
総合司会 : ダウンタウン(浜田雅功・松本人志) 番組のテーマは「REBORN」。 フジテレビが新宿区河田町から港区台場に移転してから初めての『FNS27時間テレビ』。また4月1日に開局したさくらんぼテレビと高知さんさんテレビもこの回から参加している。山形県では1992年以来5年ぶりの放送で、高知県での放送は初めて。この年からステレオ放送になった。 「テレビ夢列島」や「平成教育テレビ」などのビートたけしを中心とした内容から一新し、総合司会にダウンタウンを起用した。ダウンタウンが司会を務める『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』を主体としたコーナーを含め、歌手・アーティストが出演し例年より音楽要素の多い番組となった。 放送当日に台風9号が直撃したため、全国各地から船で27時間内に食材を運ぶメイン企画を始めとして番組の企画内容が大幅な変更を余儀なくされた。 オープニングは、フジテレビが河田町からお台場に引っ越したということから、スタジオではなく社屋前の海に浮かぶ船上の生中継からスタート。松本は、乗り物酔い持ちのため「吐きそう」「なんでこんな船の上からするの。」と何度も嘆いていた。 台風関連 19時台と21時台に台風情報を放送した。オープニングの後に放送する予定だったナゴヤドームでの中日-巨人戦が台風のため中止(ナゴヤドームでプロ野球の試合が中止されたのは初めて)になり、急遽ヤクルトの野村克也監督、古田敦也、ドゥエイン・ホージー両選手(いずれも当時)が招かれ、オールスター戦のダイジェストとヤクルト選手などの名珍場面を放送した(神宮球場のヤクルト戦も中止だった為、フジテレビ側はヤクルト選手と野村監督を出演交渉し承諾を得た)。また、ゲーム企画「お台場GAME BATTLE」のみ出演の予定だった「ビーチボーイズ」の俳優陣(反町隆史・竹野内豊・広末涼子・稲森いずみ・マイク眞木)が中継に登場した。後の「お台場GAME BATTLE」も当初は屋外の特設会場に1万人の観客を招いて行う予定だったが、公開放送を中止。さらに、特設会場で使われる機械が故障。急遽、出演者が仮設のテントの中で「ぷよぷよ」対決を行うことになった。なお、20時台は仮設会場でダウンタウンが西川貴教とトークしたり、「~GAME BATTLE」の後の「LOVE LOVE あいしてる」のスタジオでのクロストークを行った。プロ野球は福岡ドーム(当時)の試合の1試合しかできなかったため、「プロ野球ニュース」も内容を変更、前年に引き続き「居酒屋あぶさん」からの中継を継いで「緊急討論・巨人は優勝できるか?」を放送した。 深夜帯 「LOVE LOVE あいしてる」スペシャル内で翌年の総合司会の中居正広がKinKi Kidsに電話をかけた。 深夜企画ではお色気企画も復活。ブレイクする前のココリコ、雨上がり決死隊、ネプチューン、オセロやチュパチャップスなども出演していた。ココリコはこの年以降「27時間テレビ」に連続出演している。途中松本は船上からのスタートだったのとごっつでの不手際等の事件のストレスを理不尽に女性タレントとナイナイに八つ当たった放送事故寸前のミニハプニングもあった。 浜田が志村けんと、大箱根カントリークラブにて早朝ゴルフ対決。 お台場特設会場(観衆1万人) 夜が明けると、前日のオープニングとは打って変わって晴天に恵まれた。 前年に引き続いて「全国フリースロー選手権大会」を開催。決勝はお台場の特設会場。優勝は福島テレビで、最終戦のドリームマッチでもデニス・ロッドマンに勝利。 番組の随所では、『HEY!HEY!HEY!』に縁があるアーティストがフジテレビの特設野外ステージでスペシャルライブを行った。日曜朝にMAX、T.M.Revolution、SPEED、日曜昼にEvery Little Thing、GLAY、日曜昼にPUFFY、日曜夕方に華原朋美、日曜夜にトリとして西城秀樹が出演した。 「大決戦!日本列島エエヒト怪獣ツルベVSワガママ怪獣ヒトシ」では、互いに同姓同名の素人(中継で登場)と組んで対決。コーナー中には松本が鶴瓶の尻に火をつける場面もあった。 「さんまのスポーツするぞ!」ではさんま・今田・東野・ナイナイのさんまチームがロッドマンとフリースロー対決をし、岡村と東野が決め2対1でさんまチームが勝利。松本vsロッドマンのビリヤード対決終了後、ダウンタウンとさんまの共演もあった。 「お台場朝から大変だ!!めざましテレビ 達人SP」では、1994年の開始から3年半の間に登場した達人たちがお台場に集結した。その中で武道家の玉城厚志が「1分間の瓦早割り」に挑戦、それまでの世界記録の191枚を89枚更新する280枚の世界新記録を樹立した。静岡、大阪、愛知、岩手、福島の5ヶ所からも達人が登場した。 夕方は川端健嗣アナウンサー・篠原ともえ司会の『ザ・ヒューマンスペシャル』を放送。 ちびまる子ちゃんには、司会のダウンタウンがゲスト出演。ナイナイも5秒ではあったが出演していた。 FNS局対抗戦(第2回全国フリースロー選手権大会) 今回は1回戦の試合数が前回の9試合から2試合増えて11試合に。また、大会的に有利とされるシード枠(2回戦から登場)は前回の7チームから2枠減って5チームにとトーナメントに若干変更点があった。フジテレビが1回戦で前回優勝の鹿児島テレビを、続く2回戦で前回準優勝の長野放送を立て続けで破った(前回のファイナリストが連続して敗れる波乱があった)。決勝戦はテレビ長崎と福島テレビの対戦。1万人の観客が見守る目の前で行なわれて福島テレビが初めての優勝(入賞は1989年のさんま賞獲得以来2度目)。ドリームマッチのデニス・ロッドマンとの対決にも勝利し、完全優勝を果たした。なお、この大会の開会宣言としてこの年に開局した山形さくらんぼテレビの丹舞子アナウンサーが開会宣言を担当した。 グランドフィナーレ 漁船が続々と到着。放送エリアで唯一海のない(他の内陸県は広域局エリアに属するか、フジテレビ系列局がない県だった。)長野県からは笹船が乗ったトラックに乗って登場した。 PUFFYが「渚にまつわるエトセトラ」、西城秀樹が「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」を披露した。 提供クレジットを読み上げた新人アナウンサーは宇田麻衣子、春日由実、桜井堅一朗、深澤里奈の4人。 今回の27時間テレビの瞬間最高視聴率は東野幸治と篠原ともえが担当したコーナー「プリプリプリティ」で22.1%だった。この事が翌年の27時間テレビでも東野が登場した際にも、壁に「ウェルカム最高視聴率男」と書かれた張り紙が貼ってあった。
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