移民船搭載機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 11:17 UTC 版)
「GODZILLA (アニメ映画)」の記事における「移民船搭載機」の解説
アラトラム号の目的が惑星開拓であるため戦闘兵器は少なく、対ゴジラ戦術では非戦闘用の機材を改造したものが多く運用される。 揚陸艇 大気圏への突入機能およびホバーバイクなどの収納機構を備えた揚陸艇。非運用時は移民船の内部に格納される。コクピットブロックは緊急時には機体から分離して小型の脱出艇になる。エンジンは水素ロケットエンジン。着陸地点確保用に、下部ハッチから搭載されたサーモバリック爆弾を投下できる。 パワードスーツ 採掘機能を有した惑星開拓用汎用機。2030年代にビルサルドの技術提供を受けて富士教導団で開発され、「オペレーション・エターナルライト」にも投入された「38式機動戦闘服ジャガー日本式」の技術が受け継がれている。武装は両腕部の20ミリレールガンで、30ミリ機関砲なみの威力を持ち、12ミリ合金ペレット弾を発射する。本来は重機であり戦闘用ではないが、対ゴジラ戦術では歩兵隊の装備として運用され、最終段階となるEMPプローブの打ち込み行う。ヴァルチャー ビルサルドがナノメタルを用いてパワードスーツを戦闘用に再設計した高機動人型有人兵器。長い四肢と猛禽類に似た頭部を備え、背面のロケットエンジンを装備した飛翔用ウイングによって空中を高速で飛行することが可能。骨格や装甲、エンジンの内部機構まで操縦者の特性に合わせてカスタマイズ可能。防御力、攻撃力、機動性ともに圧倒的に向上しており、ホバーバイク300機分に相当する火力を有するが、搭乗者の身体に激しい負担を強いるため、真に性能を引き出せるのは身体の頑強なビルサルドや限られた人類に限られる。蓄電量は融合炉並みで、元富士山外輪山から5キロメートル圏内であれば、シティのナノメタルから無限にエネルギー供給を受けられる。シティからのコマンドによりパイロット自身をナノメタルで改造するというシステムが組み込まれ、負荷軽減のためにナノメタルで人体ごと完全機械化すれば、理論上は8000℃でも10秒は耐えられ、最大でパワードスーツの3倍以上に相当する運動量を発揮できる。 本格的な量産を前にゴジラ・アースが進行を開始したため、パワードスーツを改良する形で先行開発された3機のみが実戦投入される。パイロットは試験飛行を行ったユウコに加えて、自らパイロットを志願したハルオとベルベが務める。だが、攻撃はゴジラに通用せず、ベルベの2番機は燃え盛るメカゴジラシティに墜落して消失、ハルオの3番機は高熱の影響で破損、唯一残ったユウコの1番機もビルサルドが機能をロックしたせいで再起動が困難となる。マーティンがユウコの体内から生きたナノメタルを回収したことで、数ヶ月かけて再起動に成功するが、文明の復活に伴いギドラが再び来襲することを恐れたハルオがゴジラへの特攻に用い、熱線を浴びて撃墜された。 多脚砲台 2門の電磁加速砲を搭載した装甲戦闘車両。土木作業用機械だったものを改造した機体で、G-HEDなど整備性に優れたかつての欧米軍系統の兵器の系譜を受け継ぐ。各関節部には貴重なナノメタルが使用されている。クロウラー付きの4脚構造の脚部は可変式で、状況に合わせて歩行形態と走行形態を使い分けられる。また、機体には油圧シリンダーを用いたマニピュレーターも搭載されている。対ゴジラ戦術では砲兵隊の装備として運用され、一部の機体はゴジラの電磁パルス増幅器官を破壊するため、ガルグの手で電磁砲の威力が強化される。 ホバーバイク 「オペレーション・ロングマーチ」時に開発された、2人乗りの二輪車型ホバークラフト。正式名称は「43式航空偵察艇」。エンジンユニット、武装ユニット、操縦ユニットをフレームの中に収め、それを装甲で覆うというシンプルな構造が特徴で、単純な構造ゆえに大量生産が容易でかつ滅多に故障しないのが利点。コストの問題やゴジラの熱線を防ぎきる物質が製造不可能という事情から装甲は最小限しか施されておらず、武装も下部の機関砲1門のみに留められている。アラトラム号には不整地移動用の小型ホバーとして積み込まれていたが、対ゴジラ作戦では誘導役として遊撃隊が運用する。
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