ビルサルド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 11:17 UTC 版)
「GODZILLA (アニメ映画)」の記事における「ビルサルド」の解説
ムルエル・ガルグ 声 - 諏訪部順一 異星人「ビルサルド」出身の技術士官。60歳(地球人換算で35歳)。身長185センチメートル。階級は中佐。ビルサルドの面々でも特に屈強な肉体の持ち主。かつては地球連合軍戦略技術研究所で、メカゴジラの設計に携わっていた過去を持つ。 ハルオへの期待と信頼は厚いが、ビルサルドとして自然は科学を持って制し、怪獣を殲滅するということは自身らがそれ以上の種になるということであり、ゴジラを倒すには“ヒト”を超えた存在に至らなければならないという信念を抱く。そのため、ゴジラを地球文明の偉業、ゴジラを制御できなかったことが地球人の咎だと捉え、「環境の支配者をゴジラと呼ぶならば、人型種族こそがゴジラと呼ばれるに足らなくてはならない」と主張する。地球人の末裔と思しきフツア族に対しては、極めて原始的な文化しか持たないことから差別意識を隠さず「虫」呼ばわりしている。 ハルオの対ゴジラ戦術の有用性を認め、科学的裏付けを行う。その後ハルオらと共に地球へ降下し、ゴジラ・フィリウスとの戦闘では特殊仕様の戦車でゴジラの電磁パルス増幅器官への攻撃を担当した。ゴジラ・アースによって部隊が壊滅した後、大きさの違いだけならまだ可能性はあるとゴジラ討伐続行の考えを示し、さらにマイナが使用する矢じりがメカゴジラの構成素材であるナノメタルであることに気付く。直ちにベルべと共にフツア族の工房にあったナノメタルの塊を調査して、破壊されたメカゴジラの残骸がまだ活動している可能性からゴジラへの勝機を見出し、フツア族にナノメタルの採取場所を聞き出すことをハルオに進言する。メカゴジラシティ到着後は増殖したナノメタルを動員した圧倒的な物量作戦を提案、シティのコントロールを掌握して全面的な改造に着手、シティの武装化とヴァルチャーの開発を進め、シティにおけるゴジラ・アースとの戦闘ではそのトラップおよび火器の制御を担った。EMPプローブが効かず、高熱波によってシティ全体を焼き尽くそうとするゴジラ・アースに対し、肉体をナノメタルに侵食させてシティと融合することで熱に耐え、ヴァルチャーを予備のプローブ代わりにしてゴジラ・アースに特攻させるという作戦を断行、ビルサルドだけでなくヴァルチャーのパイロットを含んだ地球人もナノメタルで強制的に改造しようとした。それに動揺して攻撃の手を止めたハルオに必死にゴジラ打倒の重要性と意義を訴えるも、苦しむユウコの命を優先したハルオのヴァルチャーの砲撃でコントロールセンターもろとも撃ち抜かれて死亡した。 リルエル・ベルベ 声 - 三宅健太 ビルサルド出身の軍事教官。55歳(地球人換算で35歳)。階級は少佐。ハルオたちの軍事教官を務めた過去を持つ。ガルグと違ってフツアへの偏見はそれほど強くはないが、やはりビルサルドの思想には忠実で、メカゴジラシティとの同化を生命の進化と同義だと考えており、感情を捨て完全なる論理の世界で生きることを理想として語る。 地球ではホバーバイク部隊の右翼2班を率いてゴジラ・フィリウスの陽動や誘導を行った。ハルオと共にヴァルチャー2番機でのゴジラ・アース誘導作戦に臨んだ際に、ガルグの提案をすんなりと受け入れてナノメタルによる改造を施され、ハルオやユウコにも自爆攻撃に協力を求めるも、最終的にそれを拒否したハルオが、シティ中枢を破壊したことで体内のナノメタルが停止、ヴァルチャーごと燃え盛るコントロールセンターに落下し死亡した。 ハルエル・ドルド 声 - 中井和哉 ビルサルドの族長。70歳(地球人換算で40歳)。階級は中将。常に論理的な思考を取る科学至上主義者にして冷静沈着な懐疑論者で、何事に対しても違う視点からの可能性を指摘する。 ゴジラ・アースの出現により、地球降下部隊を置いて太陽系からの脱出を提案するが、その後メカゴジラシティ発見の報を聞くとほかのビルサルドと共に地球への降下を希望するようになり、ゴジラの振動波のデータをメカゴジラシティに送信し支援した。しかし、メカゴジラシティの敗北と、非志願者への強制的なナノメタルとの同化の件によってハマモトと対立、ビルサルドの正当性を実力行使で示すべくアラトラム号の動力室に立てこもる。船内のライフライン維持を盾に取り、シティを破壊しガルグを殺害した戦犯であるハルオの処刑を要求するが、ギドラの影響で重力コイルを制御できなくなり、動力室の爆発に巻き込まれて死亡した。
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2036年にロンドンに現れた異星人。母星は惑星軌道上にブラックホールが存在するはくちょう座V1357系第3惑星「ビルサルディア」。過酷な環境を生き残るために母星をナノマシンで管理・維持しようとしたが失敗し、ブラックホールの脅威によって故郷を追われ地球へ飛来する。
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