フツア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 11:17 UTC 版)
「GODZILLA (アニメ映画)」の記事における「フツア」の解説
マイナ 声 - 上田麗奈 フツアの神モスラの卵を守る巫女の一人。身長150センチメートル。年齢は不明。ミアナの双子の姉。 冷静な性格で、初遭遇時に銃撃を受けたこともあって他種族に対する警戒心が強く、そのために妹のミアナと比べてやや釣り目で、ハルオら「ワタリガラス」に対して常に厳しい視線を送っている。一方で、第1章でゴジラ・アースの攻撃で機材の下敷きになり重傷を負っていたハルオを助けて治療した恩人であり、危険に恐れず立ち向かうハルオに対して恋心のような執着心を抱いている。 フツアの村に連行されたハルオ達と卵を介したテレパシーで交信し、森を焼き払ったことや自分に武器を向けたことなどを問い質し、ハルオの返答から「ワタリガラス」を敵ではなくフツアの輩と認める。その後はミアナと共に地球降下部隊の活動に協力し、揚陸艇の捜索やメカゴジラシティまでの案内などを行ない、メカゴジラシティを形作るナノメタルを「毒」と呼びハルオに警告した。ゴジラ・アース戦ではムナクの反対を押し切ってミアナと共にメカゴジラシティに向かい、テレパシーでハルオを援護した。 メカゴジラシティでの戦闘後はハルオが死んで消えてしまいそうだという怖れを抱き、治療したのがミアナではなく自分だと明かした上で、ハルオに想いを告げて命を繋ぐ。ほどなくしてメトフィエスに捕らえられたミアナの声を感じ取ってハルオやマーティンらと共にギドラと対峙し、メトフィエスの下に向かったハルオの危機を察知すると、モスラの卵の力を借り、マーティンの声を伝達してギドラの弱点を伝えた。ギドラとの戦いを終えた後はハルオの子を妊娠し、他のフツア族に祝福されながら髪を結い上げた姿になったが、ゴジラに特攻する意志を固めたハルオを止めようとはしなかった。 ノベライズ版『星を喰う者』ではメトフィエスがテレパス能力を持つことを見抜き、真意を問い質そうとして単身彼の元へ向かい捕らえられるという、映画版におけるミアナの立ち回りをしている。映画版と異なりハルオに想いを寄せていないが、ミアナがハルオの命を繋ごうとしていることを思考の共有で知っていたこともあり、ハルオがゴジラに特攻する際には彼の決意を察知して止めに向かう。しかし、ハルオが語る憎しみという感情が分からず、同時にハルオを翻意させることができないことも悟り、最後の最後で突き放された寂しさを表情に出しながらハルオにすすんで道を開けた。おいかりさまの鎮守の祭りではミアナと共に老いた姿で参加し、神楽に耳を傾けていた。 ミアナ 声 - 小澤亜李 フツアの神の卵を守る巫女の一人。身長150センチメートル。年齢は不明。マイナの双子の妹。 ゴジラ・アースに敗れたハルオと陥没孔内のシェルターで遭遇し、当初は驚いてハルオから逃げるも交友を結ぶ。好奇心旺盛な性格で、興味を持ったハルオ達に積極的に関わろうとし、テレパシーではなく言語を用いたコミュニケーションを取ろうとする。生き残り命を繋ぐことを勝ちとするフツア族の価値観や、稀人を受け止め知り尽くす巫女の役目には忠実で、ハルオに対しても好意はあるがあくまで義務として命を繋ぎ勝たせようとする。 フツアの村に連行されたハルオ達と卵を介したテレパシーで交信し、森を焼き払ったことや姉のマイナに武器を向けたことなどを問い質し、ハルオの返答から「ワタリガラス」を敵ではなくフツアの輩と認める。その後はミアナと共に地球降下部隊の活動に協力し、揚陸艇脱出ユニットの捜索やメカゴジラシティまでの案内などを行ない、メカゴジラシティを形作るナノメタルを「毒」と呼びハルオに警告した。ゴジラ・アース戦ではムナクの反対を押し切ってマイナと共にメカゴジラシティに向かい、テレパシーでハルオを援護した。 メカゴジラシティでの戦闘後はマーティンの頼みでビルサルドに糾弾されるハルオを匿い、フツアにとっての勝ち負けがどういうものかを教えてハルオと命を繋ごうとするが制止される。メトフィエスがテレパス能力を持つことを見抜いており、その夜に真意を問い質そうとして単身彼の元へ向かうが、ギドラへの捧げ物として捕らえられてしまい、祭壇に張り付けにされてしまう。ギドラとの戦いに巻き込まれることなく無事に生還し、ハルオを春の花畑に案内するが、ゴジラに特攻する意志を固めたハルオを止めようとして憎しみという感情が分からずに戸惑い、悲しげに彼を送り出した。 ノベライズ版『星を喰う者』では映画版と同じくハルオと命を繋ごうとして制止されるが、ギドラ戦においては映画版におけるマイナの立ち回りをしており、マーティンと共にハルオの精神世界に介入する。映画版に比べてハルオへの好意が明確になっており、ギドラ撃退後もハルオと命を繋ごうとしていたが、ゴジラに特攻する意思を固めたハルオの決意には気付くことができなかった。おいかりさまの鎮守の祭りではマイナと共に老いた姿で参加し、神楽に耳を傾けていた。 ムナク 声 - 山路和弘(兼役) フツア族の族長。ゴジラ・アースに敗北した地球降下部隊の生存者のうち18名を集落の墓所で拘束し、双子を介して聖地を爆弾で焼き払ったことの真意を問う。揚陸艇の捜索を希望する部隊を解放して武器を返却したものの、メカゴジラシティに案内することには反対していたが、双子に説得されて場所を公表する 。マイナとミアナの「ワタリガラスに助力を」という声に否定的な考えを述べるが、ゴジラ・アース戦の最中に彼女ら2人がメカゴジラシティに居る事を感じ取り、他のフツアの民に卵が告げる試練の時だと語った。マイナがハルオの子を妊娠した際は、彼女の頭に手をかざし祝福の儀式を行った。
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