真世界(ネビロス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 16:55 UTC 版)
「はじめてのあく」の記事における「真世界(ネビロス)」の解説
世界征服を企む謎の組織。正義と悪のどちらにも属さない第3勢力。正義と悪のシステムは古いという思想をもつ。 正義と悪の両方を嫌っており、潰し合いをさせたり直接手を下したりしている。民間人を巻き込むことも厭わない過激派。メンバーは特殊な能力を持っている。 来栖 曜(くるす よう) 真世界(ネビロス)の一員で日本支部隊隊長。銀髪で細目の青年。通称「黒霧(ブラックミスト)」 三葉ヶ岡高校に在籍する正義と悪の関係者を排除する任務を受け大神とともに転入してきた。 糸目で常に笑っているような顔をしており、性格も軽め。右眉に傷痕がある。任務外の行動など脱線をしがちな事で大神から自重を促されている。 転校早々生徒会選挙に立候補し、裏では他の候補者を襲っていた。ジローや黒澤達の妨害が無ければ襲われた者は重症を負いかねなかったため、来栖の残忍さが伺える。 能力は殺気を自由な形にして操ることができ、飛ばすこともできる。それに加えて殺気に包むことで物質(自分含め人や殺意の塊)の空間転移も可能。 特殊な能力を持つゆえに周囲に疎まれた過去があり、報復しようとして正義や悪の組織に邪魔されたため、世界とそのシステムを壊そうと企んでいた。 ジローとの一騎打ちでは、世界に対する「殺意」を吐露して全力の攻撃を仕掛けるが、ジローに世界に対する「愛」を説かれ完敗した。 その後はジローの言葉の影響か、「世界を見る」と言って世界を旅している。旅の過程で己の小ささを痛感し、すっかり改心している様子。 最終話のおまけまんがにて直接の登場はなかったが、新世界(ネビロス)の残党が自由の女神を操って都市を破壊しているため、止めるのを手伝って欲しいと大神に救援のメールを送った。また、ジローがそれを聞いて「友のピンチ」と発言していることから、友好な関係を築いていることが伺える。 大神 姫乃(おおがみ ひめの) 真世界(ネビロス)の一員。おかっぱ頭の巨乳少女。感情の起伏があまりなくクール。右頬には常に絆創膏を貼っている。 来栖と同時に別のクラスに転入した。来栖よりも任務に忠実である。 空間のどこにでも足場を作る能力を持ち、加えて山野大神流という拳法を使う。繰り出す重い拳は黒澤を二回戦闘不能(一回目は不意打ち、二回目は手負いの状態で)にするなど、戦闘能力は高い。ただし三回目の対決では、黒澤に一撃でKOされた。 真世界とのバトル編が終わった後も、クラスメートとして登場し、最初こそ壁を作っていたが徐々にジロー達と馴染んでいく。 勉強の成績は全国模試で1位を取るほど高い(本人曰く一度見れば大体覚える)のだが、連載初期のジロー並みに世間の一般常識に疎いところがある。 一度本気の殴り合いをした黒澤とは対立を繰り返しながらも腐れ縁のような関係になっていく。 好きなことは戦う事と食べることで特に甘いものが好き。黒澤が大神のプリンを勝手に食べてしまったときは「万死に値する」として部室を破壊するほど怒った。 ジローのことは憎からず思っているようで、アイテムで性格が乙女チックになった際には真っ先にジローに抱きついていた。 最終巻のおまけまんがでは、黒澤と同じ正義の組織に入り、「ギガホワイト」としてコンビを結成している。 七緒 ありさ(ななお ありさ) 真世界(ネビロス)の一員。金髪の少女だが貧乳。黄村は「ロリのくせにケバい」と評している。通称「ポルターガイスト」 口調と性格はかなり荒っぽく手が早い。ネビロスの切込隊長を務め、正義と悪の組織撃退数No.1。 バイオリンケースに入れたナイフを自分の髪の毛で(他人が見ると)まるで勝手に飛んでいるように操ることが出来る。飛ばしたナイフは木を抉って貫通するほど強力。髪の毛自体も伸縮自在で木を複数本同時に根元から引っこ抜いて投げるほどの力がある。 キョーコ、ユキ、黄村のチームと対決。優勢に立っていたがユキの策に嵌って敗北した。苦し紛れに隙をついてユキを攻撃しようとしたが、最後はキョーコに蹴り飛ばされて失神した。 真世界とのバトル編ではまだ中学生で、単行本11巻のおまけ漫画ではブレザーを着ている。 最終巻のおまけまんがでは、三葉ヶ岡高校に入学し、キルゼム部を乗っ取って新世界(ネビロス)復活の礎にしようと画策していた。 木下 重蔵(きのした じゅうぞう) 真世界(ネビロス)の一員。白髪にヒゲでメガネの紳士。ありさの執事と護衛をしている。 「筋力増強(ブースター)」という筋力を10倍に強化する能力をもち、鋼のような防御力と目にも留まらぬ速さの攻撃を繰り出しサブロー達を大いに苦しめた。 「筋肉は美しく完成された男の武器」という思考を持っており、青木に「悔しいがナイスマッチョと呼ばざるを得ない」と言わしめた。 サブロー、赤城、青木と対決。圧倒的な強さを見せつけたが、パワーアップしたジローには叶わず一撃でKOされた。 基本的にありさの行くところにはどこにでもついていくようで、最終巻のおまけまんがで、ありさが三葉ヶ岡高校に入学した際にも同行していた。 マスクの男(仮称) 真世界(ネビロス)の一員。スーツ姿にマントを羽織っている。通称「ドッペルゲンガー」 20世紀少年に登場する「ともだち」のようなマスクをしており、素顔も名前も不明。 本人にそっくりな戦う分身を大量に作り出す能力を持ち、作中では砂浜の砂から分身を出現させていた。本体がやられない限り分身は何体でも作ることが出来る上に、本人以上に大きなサイズの分身も作り出せる。攻撃自体は体術と手を爪状に変化させるものと単純だが、シズカを圧倒し、乙型の足を切断出来るほど鋭い。 能力で翻弄して終始戦いを有利に進めていたが、到着したジローによって、本体と分身を全て一瞬で撃破されて敗北した。 その後の消息は不明。
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