汐見橋駅 - 岸里玉出駅間
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「南海高野線」の記事における「汐見橋駅 - 岸里玉出駅間」の解説
汐見橋駅 - 岸里玉出駅間も後述するとおりあくまで正式には高野線の一部であるが、1985年の線路分断後は事実上孤立した支線(南海本線の粉浜側とは線路が接続している)となっており、ほとんどの時間帯で1時間に2本の各駅停車が往復するだけの、いわば下町のローカル線の様相を呈している。以下、汐見橋から岸里玉出に向かって記述する。 駅舎にかつてのターミナル駅であった頃の面影を残す、頭端式1面2線の汐見橋駅を出発すると、しばらくは車窓左側に高架の阪神高速15号堺線および新なにわ筋(府道大阪臨海線)が並走する。JR大阪環状線の高架をくぐる地点で同時に新なにわ筋が左前方に別れて芦原町駅に着く。同駅下りホームの裏にあるランプウェイは阪神高速の芦原出口である。緩やかに右カーブをすると阪神高速も一旦左に別れ、かつての貨物取扱駅の面影を偲ばせる木津川駅に達する。阪神高速17号西大阪線および国道43号の高架をくぐり、大きく左にカーブをして、右側に西成高校や西成公園が見えると津守駅に至る。津守を出てすぐ新なにわ筋と阪神高速15号堺線の高架をくぐるが、新なにわ筋の高架橋(鶴見橋跨線橋)は1968年に廃線となった大阪市電阪堺線の路盤をそのまま道路に転用したものであり、廃線から半世紀近くたった後も架線柱の切断痕などが見られる。線路は下町の住宅地を直線状に進んで西天下茶屋駅、そのまま高架を上がって国道26号をオーバークロスすると線路は単線となって、左後方から右前方に向かって南海本線が、前方の延長線上から高野線の帝塚山駅以南に通じる路線がそれぞれ近づき、汐見橋線は南海本線に沿う形で右にカーブをすると岸里玉出駅に到着する。 汐見橋駅に停車する2両編成の列車 木津川駅は貨物取扱駅であった名残で構内は広くなっている
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汐見橋線とも呼ばれるこの区間では、以前は日中15 - 20分間隔で運行されていたが、2021年現在は平日も土曜・休日も同ダイヤの30分間隔(夜間は35 - 40分間隔)で運行されており、これは大阪市内で最も本数が少ない。2000年12月23日からは終日ワンマン運転を行っている。初電は6時前後(岸里玉出発5時55分、汐見橋発6時10分)と遅く、終電は22時台と早い(岸里玉出発22時25分、汐見橋発22時45分)。 複線区間であるが、2008年11月時点のダイヤでは終日2両1編成のみで運用されており、汐見橋線内での上下列車の行き違いはない。南海本線の支線と同様に上下列車とも先発先着である。 岸里玉出駅における接続は、15分間隔で運転している南海本線普通との接続時分はほぼ一定しているものの、7 - 16分間隔の高野線各停とは接続時分にバラつきがある。 1985年以前は、高野線岸ノ里駅以南と線路がつながっており、出入庫のため住吉東駅や堺東駅発着の列車も存在(ただし、1970年改正以降は早朝・深夜の出入庫列車および臨時列車が時折運転される程度に激減)した。しかし線路が分断された後は、汐見橋線から高野線帝塚山方面へ直通は不可能となったため、岸里玉出駅 - 汐見橋駅間の運転のみとなり完全に支線運用扱いとなった(のちに設定された駅ナンバリングでも、岸里玉出駅からの枝番となっている)。汐見橋駅では阪神なんば線・Osaka Metro千日前線の桜川駅と徒歩接続しているが、両線との連絡運輸の設定はない。なお、阪神の桜川駅は南海汐見橋駅の真下に駅が設置されており、計画段階では汐見橋駅を名乗る予定であったが、乗降客数の多い千日前線に駅名を合わせた。 南海本線とは高野線分断前から線路がつながっており、車両は南海線住ノ江検車区所属の2200系・2230系が充当されている。ただしこの区間は高野線分断後も高野線の一部として扱われており、乗務員も高野線側が担当し、列車種別も「普通」ではなく「各停」としている。高野線本体と分断される1985年以前は、高野線所属の主に6000系ステンレスカー2両編成で運行されていた。1985年から1995年までは南海本線の他の支線と同様に1521系が使われた。1995年の2200系・2230系化により、南海本線所属ではあるものの、再び高野線出自の車両に戻ったことになる。
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通称「汐見橋線」。全駅大阪府大阪市内に所在。全列車各駅停車。 線路 … ||:複線区間、Y:終点(駅構内列車交換不可) 駅番号駅名駅間キロ営業キロ接続路線線路所在地NK06-5汐見橋駅 - 0.0 阪神電気鉄道: 阪神なんば線(桜川駅:HS 42)大阪市高速電気軌道: 千日前線(桜川駅:S15) || 浪速区 NK06-4芦原町駅 0.9 0.9 西日本旅客鉄道:O 大阪環状線(芦原橋駅:JR-O17) || NK06-3木津川駅 0.7 1.6 || 西成区 NK06-2津守駅 1.0 2.6 || NK06-1西天下茶屋駅 1.0 3.6 || NK06岸里玉出駅 1.0 4.6 南海電気鉄道: 南海本線・ 高野線 Y
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