武芸科以外の学科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:20 UTC 版)
上記以外で武芸科以外の学科に所属する生徒たち。 カリアン・ロス 声 - 子安武人 / 平川大輔(ドラマCD版) ツェルニの13代目生徒会長。司法研究科の6年生。フェリの兄で、銀色の長髪と銀眼、白い肌をしているが、フェリとは対照的に常に愛想笑いを浮かべている美青年。ツェルニに対する愛情が強く、生徒会長に立候補したのも自分の力でツェルニを守るため。ツェルニに来る途中にグレンダンに立ち寄ったためレイフォンの素性を知っており、次の武芸大会で後が無いツェルニの現状を打破するためにフェリやレイフォンを武芸科に転科させ小隊へ入隊させた。そのためフェリに恨まれているが、彼なりにフェリに対する愛情は持っている(アニメ11話でそれは見られる)。また、都市の最高責任者として都市の存続を第一に考える冷徹さと狡猾さを持つ一方、教育機関の最高責任者として生徒を守ること、自立を促すことも忘れない。完璧に見えるが実は超絶的な音痴であり、生徒会の有志で結成されたバンドでボーカルを務めた際には聞いていた観客や演奏メンバーが気絶してしまった。 15巻では生徒会長の任期を終了し、「ツェルニを護る」という責任感から解放されたためか演技でなく素の表情をフェリの前で見せるようになる。ツェルニで生徒会長を務めた事で為政者としての手腕が磨かれ人心掌握術なども学んだらしいが人の心情については苦手らしい。本来は妹思いで迷う他者を気に掛けるなどの温厚な性格を持つ好青年だが、必要とあらば葛藤を見せずに冷徹な一手も打ち、自身が悪役になることも厭わない。妹に対して自身が感じ取ったレイフォンの人間性と危うさを説き色々なアドバイスを行い、残された平穏な時間を過ごしつつツェルニを無事に卒業。グレンダンでの戦いの中で起きたある出来事と向き合うため、卒業後は故郷に戻らずハイアとミュンファに護衛を依頼し自前の放浪バスで「世界平和」の為に新たな旅路に付く。第三部では世界が未曾有の危機に陥っていることへの自覚を促すために、ツェルニとグレンダンでの出来事を記録した映像データを上映しながら様々な都市を廻っている。その危機の目前にハイアと共にグレンダンへ行き、策を弄して短期間でハイアを天剣授受者に仕立て上げた。その際にリーリンと再会し言葉を交わした。その後は荒野を開拓するロス開拓団を結成し、新土暦以降の大地の開拓をおおいに進めた。 フォーメッド・ガレン 養殖科の4年生で、都市警察強行警備課課長。背は低いががっちりした体格。都市警察におけるナルキの上司であり、都市内の密輸や情報の窃盗などを取り締まっている。養殖科の研究室と都市警察を行き来する生活を送る仕事人間。使えるものは遠慮なく使い利益に対するこだわりは隠さないなど、ある意味開けっ広げで都合の良い性格だが、節操が無いわけでも金に意地汚いわけでもない。私情を挟まず、冷静に物事を見極める思慮深い性格。お金へのこだわりを隠さないところや犯人から没収した物資やお金が元の所有者に返せないならば販売して都市警察の予算にあてることを当然とする遠慮のない発言はナルキにとって悪印象であったが、レイフォンにとっては確固たる信念をもった人物であると好印象であった。ナルキが17小隊に入隊したのは彼が告げたレイフォンの人間性が気になったことが含まれている。 キリク・セロン ハーレイと同じ研究室で錬金鋼の開発を行う、錬金科の研究者。車椅子に乗った美貌の青年。複合錬金鋼の基本理論の構築者で、ニーナの鉄鞭もキリクが製作したもの。技師として高い技術と観察眼を持つが、人嫌いで口が悪い。以前は武芸者であったが事故により剄脈に異常をきたして戦えなくなり、その事に悔しさを感じている。そのため高い実力を持ちながら、自身の本領である刀を握ろうとしないレイフォンに苛立ちを募らせる。第三部ではハーレイと共に新しい剄の運用方法を模索するレイフォンの希望に応じて新しい錬金鋼の開発を行なっている。 サラミヤ・ミルケ 『ネクスト・ブルーム』から登場。次期生徒会長選挙の立候補者の一人。小柄な身長と二十歳に見えない童顔で、長い髪をツインテールにしているため余計に子どもに見える。真面目かつ素直な性格で、その言葉には説得力がある。しかし、ひとつの物事にのめり込むと後さき考えずに突っ走る猪突猛進な一面を持っている。選挙期間中にグレンダンでの出来事を引きずり続けているレイフォンと遭遇。落ち込む彼に年上として的確な助言を贈る。第三部では卒業したカリアンの後を継いで生徒会長に当選。グレンダン決戦では自分の学園都市への想いを演説して戦場の武芸者を鼓舞。生徒会長としての器を示した。
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