武芸諸譜の六つの技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 08:46 UTC 版)
長槍 槍術は朝鮮では武術の中心とされた。イチイの木で作った4m程の槍。 棍棒 基本の武芸の一つとされ、「武芸の母」と呼ばれたり、四書六経の四書に例えられたりした。 籐牌 籐で作った盾の術。同じ字を書く琉球のティンベーはローチン(小刀)とセットで遣うが、朝鮮では単独か、剣術の補助として使うようである。日本の陣笠術に近い。陣を組むとき、最前列に出る。 狼筅 種のついたナズナのような形の武器。長い竹に棘を付けた後、毒に漬けて作る。籐牌と共に最前列に出て敵を威嚇するのに用いる。文禄・慶長の役では朝鮮側が使い、効果を挙げたといわれる。 鐺鈀 先が釵のように三つに分かれた槍のような武器。槍のように突くほか、十手のように相手の武器を落としたりも出来る。 双手刀 「双手」とは二刀ではなく「諸手」という意味である。日本的な剣術で、倭寇の剣術を明の兵隊が導入したのが始まりであるとされる。「用剣」、「平剣」ともいった。
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