朝鮮人の独立運動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 朝鮮人の独立運動の意味・解説 

朝鮮人の独立運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:40 UTC 版)

日本統治時代の朝鮮」の記事における「朝鮮人の独立運動」の解説

朝鮮独立運動」も参照 義兵闘争などに見られるように、併合以前から日本朝鮮支配計画反抗する朝鮮人運動存在していたが、第一次世界大戦終結後にはアメリカ系キリスト教会宣教師によりアメリカ大統領ウィルソンの提唱する民族自決理念伝わり、更に高宗死によって独立求め朝鮮人による運動高まった1919年には三・一独立運動起こって大規模な暴動にまで発展し朝鮮中を巻き込んだ。この独立運動は約一年間続き暴動総督府側による取締りによって多く死傷者がでた。暴徒化した民衆によって警察署村役場のみならず小学校病院なども襲撃され放火投石破壊暴行殺人などの犯罪行為多数行われている。こうした中で20余名朝鮮人軍隊によって殺害された「堤岩里事件」が発生した事件直後行われた調査結果記した資料によれば、8,437人が逮捕された。しかし逮捕者への刑罰主犯でも最高で懲役3年以下という軽いものであった死者数は553人(運動家殺されたものも含む)、負傷数は1,409人である。当時上海亡命中の朴殷植は『韓国独立運動之血史』に46,948人が逮捕され、7,509人が死亡し15,961人が負傷した記している。女学生柳寛順(ユ・ガンスン)は三・一独立運動扇動した罪で投獄拷問され16才殺されたとされ、しばしば日本蛮行についての象徴的物語として扱われることがある。なお「柳寛順物語には誇張多く史実の裏づけに乏しい」との批判が、現在の韓国国内からもある 三・一独立運動は、独立運動組織大韓民国臨時政府樹立きっかけとなり、また満州沿海州拠点とし、中朝国境では抗日ゲリラ組織活性化にもつながり1920年尼港事件のように、規模に劣る日本軍部隊全滅させることもあった。一方総督府も、過酷な統治だけでは植民地体制持続させることはできないとして、「文治政治」と呼ばれる一連の懐柔策打ち出した内地でもなかったこととし朝鮮における憲兵警察制度廃止され限定的ながら言論結社の自由与えられた。 三・一独立運動後に活発となった満州沿海州における朝鮮独立掲げた抗日ゲリラ国境地帯で、良民官公吏への襲撃殺害といったゲリラ行為繰り返すようになり、ついには1920年10月満州琿春で、馬賊襲撃により、領事館警察署長を含む日本人13人が殺害される事件間島事件)が発生した。これにより総督府中華民国側折衝して吉林省都督から作戦許可取り付けゲリラ掃討開始した青山里戦闘)。彼らが潜んでいるとされた対す焼き討ち村民処刑なども含む態度臨みキリスト教宣教師などからの抗議受けたこともあるが、徹底的な討伐戦結果抗日ゲリラのほとんどはソ連領内へと逃げ込み中朝国境からは一時姿を消した朝鮮人武装勢力1921年6月28日にはスヴォボードヌイにいたが、ロシア赤軍衝突しほとんどが壊滅した自由市惨変)。その後1937年普天堡が襲撃される事件起きている。 大韓民国政府建国から現在に至るまで第二次世界大戦において大韓民国臨時政府1941年12月9日連合国側に立ちドイツ日本に対して宣戦布告行い軍事部門ある朝解放軍東南アジア一部中国等で中国国民党中国共産党軍隊加わり日本軍との戦闘参加した」と主張している[要出典]。 しかしこの主張には根拠がなく、実際に具体的にどのようにして宣戦布告行ったかも不明であり、宣戦布告戦争相手国の日本とドイツには伝わっていないばかりか中華民国イギリスアメリカオランダなどの連合国側確認しておらず、さらに1945年8月に至る大戦間中に、大韓民国臨時政府組織的に日本軍戦闘した記録日本連合国どちらからも全く見つかっていない。そのため戦後韓国連合国により「戦勝国」として国際的に認められることはなかった。

※この「朝鮮人の独立運動」の解説は、「日本統治時代の朝鮮」の解説の一部です。
「朝鮮人の独立運動」を含む「日本統治時代の朝鮮」の記事については、「日本統治時代の朝鮮」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「朝鮮人の独立運動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「朝鮮人の独立運動」の関連用語

朝鮮人の独立運動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



朝鮮人の独立運動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本統治時代の朝鮮 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS