提岩里教会事件とは? わかりやすく解説

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提岩里教会事件

(堤岩里事件 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 08:22 UTC 版)

提岩里教会事件(ていがんりきょうかいじけん)[1]は、1919年4月15日日本統治下朝鮮京畿道水原郡郷南面提岩里(現在の華城市郷南邑提岩里)で、三・一独立運動の最中に生じた事件。暴動を指揮した29名の朝鮮人が殺害された。


  1. ^ このタイトルについては(李徳周、常石希望「翻訳 李徳周「初期韓国教会の民族教会的性格」(2)(2/3)」『言語と文化 : 愛知大学語学教育研究室紀要』第44巻第17号、愛知大学語学教育研究室、2007年7月、121-144頁、CRID 1050564287671954048ISSN 13451642 )をもとに選定した。
  2. ^ a b 国立公文書館 レファレンスコード:A04017275800 「単行書・八年陸乙七一・朝鮮騒擾経過概要」其三 四月中ニ於ケル騒擾ノ概要
  3. ^ a b 防衛省防衛研究所 有田中尉に係る裁判宣告の件 レファレンスコード:C03022465000 1143ページ
  4. ^ 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 政治(16-125) 大阪朝日新聞 1919.8.10 (大正8)[1] 「同里警察官駐在所附近に於て合して二千余の暴民一団となり勢猛に駐在所を殺倒し独立万歳を高叫しつつ投石し若くは棒を振って狂暴を逞しうし遂に火を放ちて同所建物を全焼ぜしめ且つ同所在勤巡査川端豊太郎が防止の術尽き逃走せるを追跡し駐在所を距る東北方約八十間の地点に包囲して棍棒及び石を以て乱打惨殺したるものなり」
  5. ^ 第096回国会 外務委員会 第24号 東中光雄議員の照会「京城発 大正八年四月廿二日後一、五〇 本局着 同後六、三一 長谷川総督から原総理大臣(拓殖局長官)宛の文書」を参照 [2] 「堤岩里ノ殺生及ビ放火ハ嚮ニ発安場ニ於テ同地小学校ヲ焼キ暴行ヲ為シタルモノハ堤岩里基督天道両教徒ナル旨同村内地民ヨリ訴ニ接シ且彼等ヲ掃滅セラレタシト部落民ノ懇請ヲ受ケ前述ノ処置ニ出デタルニ却テ反抗シタルタメ斯ノ如キ行為ニ出デタルモノノ如シ」
  6. ^ 第096回国会 外務委員会 第24号 東中光雄議員の照会「京城発 大正八年四月廿二日後一、五〇 本局着 同後六、三一 長谷川総督から原総理大臣(拓殖局長官)宛の文書」を参照 [3] 「前述検挙班コウナコウ地方ニ於テ火災ヲ生セシハ取調ノ結果一部ハ夜間混雑ノ結果失火シタルモノナルモ他ノ一部ハ暴民ノ獰悪ナル行為殊ニ巡査二名ノ惨殺ニ報復心ヲ起シ居タル検挙班員ノ放火ナル事ヲ確メタ」
  7. ^ 宇都宮太郎日記 3巻 岩波書店 (四月十八日)
  8. ^ 宇都宮太郎日記 3巻 岩波書店 (四月十九日)「然るに午后に至り、総督より再び会ひ度しとのことに往訪せしに、今周知の事を全部否認するは却で不利なる無らん乎、其幾分は過失を認めて行政処分にても為し置くこと得策にはあらざる乎とのことに、此夜大野をして前決心を遂行し度内意にて明日往訪せんとするの意あることを内談せしめしに、総督は矢張行政処分丈は為し置を可とする旨復命せし故、来合せたる児島中将、大野、山本等と相談中、浄法寺、内野も来会し、虐殺放火は否認し、其鎮圧の方法手段に適当ならざる所ありとして三十日間の重謹慎を命ずることに略決心、散会せしは午前一時近かりし。」
  9. ^ 第096回国会 外務委員会 第24号 東中光雄議員の照会「京城発 大正八年四月廿二日後一、五〇 本局着 同後六、三一 長谷川総督から原総理大臣(拓殖局長官)宛の文書」を参照 [4]
  10. ^ 長田彰文『日本の朝鮮統治と国際関係―朝鮮独立運動とアメリカ 1910-1922』平凡社、2005年2月。
  11. ^ 2013年12月27日14時56分中央日報/中央日報日本語版
  12. ^ 中央日報 2016年02月27日 三・一独立運動を伝えたAP特派員の邸宅「ディルクシャ」復元へ[5]
  13. ^ 立命館法学 1999年3号(265号) 140頁 英米からみた日本の朝鮮支配(1)- 戦間期領事報告を中心に -梶居 佳広 [6]
  14. ^ <三・一運動記念式の文大統領演説全文>”. 聯合ニュース (2019年3月1日). 2019年4月19日閲覧。


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