朝鮮人の犠牲者数に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 06:49 UTC 版)
「関東大震災犠牲同胞慰霊碑」の記事における「朝鮮人の犠牲者数に関して」の解説
朝鮮人の犠牲者数は碑文では6300余名とあるが、調査した者によって幅がある(詳細については、以下の表を参照)。 大韓民国臨時政府の機関紙「独立新聞」の金承学らによって震災後に組織された「罹災同胞慰問団」が秋から冬にかけて調査した結果によれば6661人(ただし、「東京山の手方面郡部の調査は官憲の妨害で十分に果たせなかった」という記述があったり、「屍体を発見できなかった同胞」数を2889人として「虐殺数」に加えている)。 山田昭次は、「金承学による調査がどのようにしてなされたのか、その他の調査に比較してどの程度信憑性があるのか不明であり、『虐殺6000人説』はここから始まり、その後、韓国で刊行された愛国同志援護会編『韓国独立運動史』に収録され、その日本語訳が姜徳相・琴秉洞編『現代史資料6 関東大震災と朝鮮人』(みすず書房)に紹介されて、日本でも知られるようになった。」と述べている。 当時の日本政府(司法省)の調査では233人。 吉野作造の調査では2613人余。
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