既望の会とは? わかりやすく解説

既望の会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:44 UTC 版)

太陽の黙示録の登場人物」の記事における「既望の会」の解説

夏木恵理(なつき えり宗方のかつての恋人1985年生まれ震災当時健常者だったが、現在は全盲宗方と同じ高校在学していた。因みに宗方とは性行為描写もある。 宗方と共に東京大地震遭い、兄・惇史の止め聞かず南日本に向かう。福岡NPO宗方と共に貧困者たちの生活支援のボランティアをするも、ボランティア限界感じて国費留学生となる道を選んだ宗方被災者一人一人の心の救済が必要と考え自分との間の溝に悩み結果彼からの渡米誘い恵理国費留学生ではないが、宗方曰くカップルで行くのは賛成」との理由誘われた)を断って北日本北海道旭川に渡る(因みに恵理宗方一緒に旭川行こうと誘うが断られている)。その後より現地人々救いたいという想いから、北海道比べてより苛酷な環境本州渡り、とある難民キャンプにて火事遭遇火事の中から子供救い出すも、自らは熱と光両目浴び医師医薬品不足していたため満足な治療受けられずに盲目になるその後宗教的な救済目覚め剃髪して難民キャンプ回って説法行いついには難民キャンプさえも飛び出して行方不明になっていたが、北政府が影で支援する新興宗教団体「既望の会」の教祖十六夜となり海峡区宗方再会その後、董操られている教団実態気づき脱会して舷一郎らと出会い共に行動する。周による「既望の会」摘発際し雲井から身を隠すよう言われるが、信者見捨てることは出来ない警察局出頭その後孫市により、舷一郎への切り札(およびサウスエリア=宗方との外交カード)として奥尻沖の島にある和風家屋監禁されていたが、その後宗方自身が体を張り南海軍をも動員した救出作戦により南側身柄保護される。しかし上陸直前孫市差し向けた追っ手凶弾から宗方を守る為にその身を挺する女性としての面と宗教家としての面の間で苦しむ様をなぞらえるように、志を同じくする舷一郎に「既望の会」を託し最後に視力回復したことで一人女性として宗方の側にいられた事を喜びながら、倒れた宗方については愛している反面彼の作る国が「人々が悲しむ」という思いからそこを自分のいる場所ではないと考えている。一方一郎については「他人苦しみ自分事として考える」という点で共感し惹かれるものを感じているが、その反面彼の作る国を「人々戸惑う」と評し認めていない。そして孫市については「黄金の衣をまとった哀れな子供」と評し、「荒野に立つ2人の王」である宗方・舷一郎より格下見ている。 死後宗方情報戦略によって一部生存説流れたが、当の宗方確認しているので死亡は確実である。また、公式上は混乱を防ぐ為、南日本への亡命中に船から転落事故死した南日本当局によって発表された。ただし、星川ら「既望の会」信者恵理信者置いて亡命するずがないとその発表信じていない。 名前の由来夏侯恵(字は稚)。 星川宿海ほしかわ すくみ) 新興宗教団体「既望の会」教祖理事教祖十六夜こと恵理と共に北日本支援受けて布教活動行っている。恵理脱会後も偽の十六夜立てて布教活動行い、董支持方針打ち出す彼の死後行方をくらますその後留萌閉店したコンビニ独自に布教活動を行う中、その情報入手した竹内コンタクト取り結果として一郎達と接触するその際、舷一郎から恵理宗教家十六夜祭り上げたことを見抜かれる震災前は兄とともに架空投資詐欺行っていた。震災負傷し死んだ兄を看取った恵理を「聖女」と確信し自身再起利用しようとした。しかし恵理からその逮捕直前接触してきた時、そうした行動無二の存在であった兄を喪った事への内罰行為であった事を指摘され自分を許すようさとされる事で、真に己を改め事となる。舷一郎への伝言恵理から託された事により、その意を汲んで教団人間集め、志を同じくする決意彼に告げる。そして南日本脱出する一郎達を見送った竹内たけうち) 「既望の会」幹部星川違い純粋に恵理定めた救済旨とする教義殉じる人間。そのため、星川による教団掌握後は密かに教団離れ恵理、張と行動共にすることに。その後留萌にて星川再会し和解に至る。 児島(こじま) 竹内同じく恵理支持する人間、というのは表の顔正体宗方恵理護衛監視役として送り込んだ工作員恵理出頭後は消息捕捉のため公文拘束するよう宗方から命令を受けるが成り行き上、張や竹内と共に一郎奪回協力する

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既望の会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 09:49 UTC 版)

太陽の黙示録」の記事における「既望の会」の解説

新興宗教団体十六夜いざよい)と呼ばれる教祖宗方の元恋人夏木恵理教祖理事星川宿海札幌本部を置き、集会場札幌ドーム用いるほど巨大な教団。ノースエリア政府支援を受けながら布教活動行っている。治安の悪化した南北海峡沿岸でもかなり普及し、その影で星川の下武器麻薬密輸やサウスエリア側海峡開発妨害行っていた。ただし、こうした非合法行為については信者大半知らず宗方いわく「二重構造」。星川教祖である恵理脱会後偽者使って活動継続、董支持まで企てたが、次第恵理同様に脱会した教団幹部竹内元に脱会者が集まり教団自体二重存在することとなった

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