改修工事とスタジアムの発展とは? わかりやすく解説

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改修工事とスタジアムの発展

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 10:12 UTC 版)

エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」の記事における「改修工事とスタジアムの発展」の解説

建設当初27,645分のシート47,500人が立ち見可能なスタジアムであったその後1952年から始まった拡張工事により、一時120,000人を収容していたが、UEFA主催大会での立見禁止などの規定により、収容人数減少した1982年スペインワールドカップの開催に伴い観客席屋根設置され新しスコアボード導入された。 1992年から約2年をかけてエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ拡張工事行い、この改修費用50ペセタ超えた2000年フロレンティーノ・ペレス会長就任後デジタル応化等のインフラ整備着手し、これによりスタジアム世界で初め総合コントロール室で全て制御するシステムとなる。また、年間365日営業」が可能となり、「ベルナベウ・ツアー」も開始した2012年エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ全面改装計画発表され2014年1月31日会長フロレンティーノ・ペレスより最終案発表され収容人数変更はないが、アリーナ型スタジアムへの転換全天候型開閉式屋根設置360度巨大スクリーン設置外壁プロジェクションマッピング投影、さらにスタジアム内および併設ホテル周辺地区再編となっていた。しかし2015年2月10日保有していた土地マドリード市への売却巡って係争となり、マドリード高等裁判所レアル・マドリード側に計画の中止命じたマドリード市との交渉の末、2016年10月11日ペレスCEO務めACS社が関与しないことなどを条件に、スタジアム改装および周辺地区再編計画規模縮小)に改め合意改装計画再始動した。しかし今度出資予定していたUAE石油投資会社IPIC英語版)が撤退したことで、レアル・マドリード改装費5億7500ユーロ2018年当時で約764億円)の債務抱え決定をし、2018年9月総会にて承認された(クラブ規約では予算1520%上の債務抱える際には総会3分の2上の賛成が必要)。シーズン終了後2019年6月着工改装中も引き続き試合使用していたが、2020年新型コロナウイルス世界的拡大によって3月工事一時中断した。4月より工事再開したが、リーガ・エスパニョーラ3月から3ヵ月中断期間を経て無観客試合となったため、レアル・マドリード改装工事専念するため、カスティージャのホームスタジアムであるエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノ使用することになった2022年時点で、竣工時期2022年末から2023年初頭頃を予定しており、最終的な総工費は約9億ユーロ2022年時点で約1150億円)と報じられている。 主な改修工事 1952年改修工事 観客席増設照明設備導入スタジアム内へクラブ事務所移転1982年改修工事 屋根設置スコアボード変更 1992年改修工事 屋根嵩上げ観客席拡張新設螺旋状のスロープを4箇所建設屋根追加設置全ての観客席屋根覆われる2000年改修工事 場内標示一新、パドレ・ダミアン通り側の4階席に9380のシート設置4つレストラン世界最大級のスポーツショップ併設スコアボード音響装置ドレッシングルーム新装世界先駆けてスポンサー表示可能な横長カラーディスプレイ導入2019年の改修工事予定屋根全撤去開閉式屋根設置螺旋状スロープを2箇所解体及び屋根支柱兼ねた新し螺旋状スロープを2箇所新設グラウンド改良芝生変更及びスプリンクラー設置1階席の傾斜角改善360度巨大スクリーン設置外壁新設プロジェクションマッピング投影対応)、スタジアム内および併設ホテル周辺地区再編スタジアム周辺ビジネス街であるため、ヘルレドームフェルティンス・アレーナ札幌ドームのような可動式グラウンド採用されず、ヨハン・クライフ・アレナのような固定式グラウンドではサッカー以外のイベント開催時に芝生撤去張り替え必要になるアリーナ型スタジアムへの改修にあたっては、ピッチスタジアム地下格納するピッチ格納システム」を導入している。これにより、サッカー以外のイベント開催時においても柔軟な対応が可能となり、スタジアム稼働率上げることが可能となる。

※この「改修工事とスタジアムの発展」の解説は、「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」の解説の一部です。
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