学者・教授
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「ゴルゴ13の登場人物」の記事における「学者・教授」の解説
サリンジャー 第15巻66話「アクシデンタル」 「教授」と呼ばれる暗殺の専門家。 長年に渡りゴルゴの情報を収集。精通しているが、はったりを見抜くことはできなかった。 ウェブナー 第26巻97話「破局点」 犯罪心理学の教授。 「十分な環境データがあれば犯罪者の行動予測が可能である」という自説理論を立証すべく、自身をゴルゴに狙わせる。探索行動の先読みにより次々と予測を的中。狙撃手のライリーを指揮し何度も追い詰める。だがゴルゴから依頼を受けた「騒動師リンドン」により、予測不能な騒動「破局点」を発生され、混乱の中でライリーは射殺。理論の綻びを遺言書につけ加えようとしたが、書き終えることは叶わなかった。 ベルナンド・シュルツ 第73巻253話「フィールド・テスト」 マサチューセッツ工科大学(MIT)教授。日々研究に没頭するほどに根っからの工科学者で、金銭や名誉などにはあまり興味がない。コロンビア大統領のバルトとは大学生時代からの親友。 M16に新素材などを加えて改良した高性能銃の実戦での性能を観たいと、交友関係のある武器商人のロゼリーに6丁渡す。ロゼリーは丁度取引をしていたコロンビアのゲリラに渡すと言い、最初はバルトに迷惑をかけると一瞬躊躇したが好奇心には勝てずに了承、6丁のうち5丁を渡されたゲリラはその性能でコロンビアを混乱に陥れた。 事態を重く見たバルトはゴルゴにゲリラの全滅と、高性能銃とその製作者の抹殺を依頼、所詮兵士としての能力的にゴルゴには及ばないゲリラはあえなく全滅、製作者がベルナントだと知ったバルトはベルナントにゴルゴによる死を宣告し、ベルナントは命乞いするも、親友より国民を守るバルトの決意を知り死を受け入れ、ゴルゴに狙撃された。 ゴルゴはゲリラから銃は5丁だと聞かされたため残り1丁の存在を知らず、「大学教授の私生活」で後日談として登場することとなる。 リチャード・ランスキー 第89巻291話「人工知能AIの誤算」 国防総省「ペンタゴン」のARPA(高等研究計画統括局)研究員。スーパーコンピューター「ディープ・ソート」の戦略プログラムの開発者。フセインに湾岸戦争勃発の契機を与えた。 「自分の創ったプログラムがどこまでいけるか」という好奇心から、フセインに「ディープ・ソート」と同性能のコンピューターを提供。自身も配下となり世界を混乱に陥れた。 アメリカ政府の依頼を受けたゴルゴに拠点のミサイル基地を攻撃され、コンピューターと共に処分された。 アイリーン・ジョセフソン 第101巻316話「カオスの帝国」 アメリカ・UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で社会カオス理論を専攻する教授。 ゴルゴに大統領暗殺未遂に見せ掛けた補佐官狙撃を依頼。予測した理論通り銃規制案「ブライトン法案」を確立させる。同じく理論を用いてロス暴動を勃発させるなど、実験と功名心のためにアメリカ社会を混乱に陥れる。 己のカオス理論を完成させるべく、敢てゴルゴに命を狙わせる。その上で理論に基づき、群衆により発生した「特異点」で包囲。狙撃を失敗に終わらせる計画を立てる。だがゴルゴの策略により自身が注目を浴びる「特異点」となってしまい、包囲状態の中で射殺される。 村井 泉 第122巻364話 「アム・シャラーの砲身」 日本の軍事評論家でチューリッヒ軍事研究機関・DAAの特派員。 高校の頃より弾道学に魅入られ、世界的権威であるミハイル・バルト博士に心酔。助手として弟子入りする。やがて探究心の暴走から兵器会社「スプリング社」を設立。スーパーガンの開発を巡り、戦争利用に反対するバルトと意見が対立し殺害。イラクに逃れスーパーガン開発に携わる。アメリカ政府からフセインの野望を阻止する依頼を受けたゴルゴにより、スーパーガンもろとも葬られた。 佐久シゲル 第129巻427話「最終暗号」 日本の数学者。一見浮浪者だが「伝説的な数学の巨人」と称される人物。「数学者に金などいらぬ」と語る純粋な探究者。 太平洋戦争時に九七式欧文印字機を開発。それを用いた暗号で日本軍の快進撃を影から支えた。戦後、その存在を危惧したフリーマンより戦犯の濡れ衣を着せられ十年間服役。出所後はどこの大学にも属さず、世界的論文を次々と発表した。 各国の機密情報や人々の私的情報が握られつつある現状を憂い、「解読不能な最終暗号を誰でも簡単に創り出せる公式」を証明し発表。日本政府の説得や身の危険を顧みず、二人の教授とゴルゴの協力のもと公式を完成させた。 モデルは小平邦彦。 丁 第389話「害虫戦争」 中国農業部長。農業弱小国の原因となった大躍進政策による蝗害の恐ろしさを、身を以て知る人物。 植物保護署長・馮(フォン)博士からハイクロップ社の陰謀を報告されるも、アメリカへの刺激による穀物輸入の影響を懸念。「他言無用」と却下する。だが教え子を殺されてまで情報を入手した馮の無念と、生態系と人間社会への危惧から、「この問題をこのままにしておかない」と約束。ゴルゴにハイクロップ社が開発中の害虫「アワノメイガ」の絶滅を依頼する。
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