妖異幻怪
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巨大な妖異(仮) 名称は不明。PROLOGUE1『カナタ』に登場した山のように巨大な身体を持つ妖異。トキワ達のいる街付近一帯に身体を分割して封じられており、その力を厄災から守る力として逆用(神道における荒魂のようなものと思われる)していたが、不良達が祠を破壊してしまった事により封印が破れ。腕の部分だけが復活してしまった。しかしカナタの活躍によって被害が出る前に討伐された。 天井嘗 「表面」という概念を喰らう妖異で、異界と通じるとされる天井を嘗め、新たな空間の裂け目を生み出す能力を持つ。舌の周りは空間がゆがんでおり、飛び道具を無効化できる。単一の素材でできたものは一嘗めで消滅してしまう。 トキワ達の学校に夜な夜な現れた個体は、一人で学校に残っていためぐるを襲ったが、カナタ達の手で討たれた。 天火 厄災の前兆と言われる妖異で、落ちた家に不幸が訪れたとされる。燃え盛る火の玉のような姿をしており、一般人にはきれいな夕焼けのように目に映る。 トキワ達が住む町に落下、不吉が暗示されたかのように妖異がらみの事件が爆発的に増加し始める。 小豆とぎ 「人が気になる音」を発しておびき寄せる性質を持つ下級妖異。人の気を喰らう能力を持ち、襲われた人間は魂が弱り死に至る。異界に存在を隠すことができるため物理攻撃は効果が薄い。人の体をしびれさせる轟音を発することができる。戦況の不利を悟って撤退を選択したり、全員が動けなくなった途端に嬉々として仕留めに戻ってくるなど厭らしい知性を有している。 トキワ達がの住む町の近くでストリートミュージシャンに扮して「魂抜き事件」を起こし5名の被害者(うち4名が死亡)を出すが、トキワの捨て身の作戦の結果討伐された。 狂骨 井戸に捨てられた死人の怨念が妖異になったもの。邪悪な雰囲気を放つ幽霊のような姿(トキワ曰く「生理的に無理なタイプ」)。物理的な攻撃は一切通用せず、足元の闇に人間を引きずり込もうとする。100年以上前に古井戸に捨てられた人骨が妖異となり、琴広家の人々を苦しめていたがカナタに討たれた。 傘一本足 長く使われたものに魂が宿った付喪神の一種。傘の柄の部分が足に変化している。人を空に舞い上げる呼風攻撃を使う。ゴミ捨て場に捨てられたビニール傘が邪悪な志念を帯びて生まれたものが複数体出現したが、トキワ団の依頼を受けたカナタに全て討伐された。 コナキ 泣いている子供の姿で人間を呼び寄せ、近づいてきた者の背に乗り重みで背骨を圧し折ってイブキを吸う妖異。マキナによるとのしかかられると、背中の部分だけではなく周囲全体の重力が急激に上昇する模様。 見上げ入道 見上げるとその気を吸って巨大化する性質を持つ妖異。一瞬見上げただけでも大柄な男性の2倍以上はある背丈に成長し、小一時間も見上げ続ければ人を片手で掴みあげられるほどに大きくなる。巨大化したものは人を丸呑みにして食う。 鬼(おに) 角を持つ巨漢の姿をした上級妖異。 胴面(どうのつら) 首がなく胴体に直接顔が浮かび上がっている妖異。下級の妖異だが体格がよく、コンクリートの壁を殴り壊せるほどに力が強い。カラオケ店の裂け目から出現し、負傷した夫婦を治療していたアリアを襲ったが、精神エネルギーを纏ったトキワのパンチで腹に大穴を開けられて消滅した。 河童(カッパ) 水脈の力を司るレアな妖異。中級に相当する。 焔武者(ほむらむしゃ) 血で血を洗う戦場に現れ、戦場の狂気を好む中級妖異。巨大な鎧武者の姿をしており、体からは高熱を発し無数の刃を生やすことができる。戦場の空気を求めてカラオケボックスに生じた隙間から出現、トキワ団との戦いでは圧倒的な力を見せつけ暴れ回る。床を崩されて階下に生じていた裂け目に下半身を飲まれても上半身だけを切り離して戦い続け、トキワが死にかけて放ったマキナスブラスターで首を切断されても立ち上がったが、消耗していたせいでかがりに捕縛された。 開門の時までには力を回復させており、DEM IIとの決戦ではかがりと共にトキワ団に助勢した。 毛羽毛現(けうけげん) 全身が毛で出来た珍しい妖異。別名「希有希現」。湿ったところを好み、人を病気にする性質があり毛を通じて毒のような物を人に撃ち込む。毛だらけなせいで打撃が通じにくい。時間軸によってはこの妖異との戦いで、トキワが事故的に死亡するらしい。 目管蟲(めくだむし) 細長い胴体に目と耳だけがついている妖異。幻魔衆が複数を同時に使役し、諜報に用いられる。 釣瓶落とし(つるべおとし) 人間を主食とする巨大な生首の妖異。空中から降ってくる。 衣蛸(ころもだこ) 巨大な蛸の姿をした妖異。皮膚に触れたところから人間のシンを吸収する。知能はあまり高くないようで、使忍であるはずのかがりにも襲いかかっていた。 ぬり壁(ぬりかべ) 壁に目と手足が付いたような外見の妖異。 一反木綿(いったんもめん) 目のついた包帯のような妖異。人間に巻きつき締め上げる。
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妖異幻怪
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彼の地からこちらの世界へとやって来る者達。これらが引き起こす様々な事象は「鬼魅の怪」と総称される。物体に取り付いて動き出すタイプでなければ基本的に物理攻撃は通用せず、「シン」の力を加えなければまともにダメージを与えられないため基本的には志念による攻撃と怨念の籠もった妖刀の類のみが有効とされているが、それ以外の「シン」に由来するエネルギー(全力で心の力を込めた源術の攻撃や精神エネルギーを纏ったマキナスボディーでの打撃など)でも倒すことができる。また、詳細は不明だが超能力も人類が妖異に対抗するための能力として研究されていた。忍びの技とは別物であるため、科学技術は有効打とはならない。討伐されても死ぬ訳ではなく、繋がりが断たれてもう一つの世界に帰るだけらしい。種類によって強弱があり、甲(上級)・乙(中級)・丙(下級)の3段階に分類される。人を襲って生気(イブキ)を吸う悪質なものが多いが、中には無害で礼儀正しい者もいる。りいんによれば天啓の勇傑どころかあらゆる物に含まれない存在らしいが、忍には妖異の生態や討伐方法が伝えられている。科学(物理法則)を無効化する代わりに志念には弱いなど、属性の立ち位置としては源術師に近い。
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