目と耳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 06:12 UTC 版)
両目が頭部の前面に位置しており、上下にも僅かにずれている。 フクロウは遠目が利くが、逆に数十センチ以内の近い範囲ははっきりと見ることができない。瞳孔が大きく、弱い光に敏感な桿体細胞が網膜に多いため、夜目がきく(ただしその代償として昼間は眩しすぎるため、目を細めていることが多い)。フクロウの目の感度は人間の100倍。他の多くの鳥類と異なり、両目が正面にあるため立体視が可能で、静止していても対象までの正確な距離を把握できる。 両耳は、耳穴が左右でずれた位置に存在し、奥行きも違っている。左右非対称であることにより、音源の方向を立体的に認識することが可能になっている。また、パラボラ型の顔面の羽毛が対象の発するわずかな音を集め、聴覚を助ける役目をする。 暗所に強い目と、驚異的な聴力がフクロウ目の夜間ハンティングを可能にしている。
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