外国文化との比較とは? わかりやすく解説

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外国文化との比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:33 UTC 版)

日本人論」の記事における「外国文化との比較」の解説

和辻哲郎風土1931年 マルティン・ハイデッガーの『有と時間』および外国滞在経験触発されて、モンスーン砂漠牧場気候風土に(時間軸に対して空間軸に)主眼置いた比較文化論ルース・ベネディクト菊と刀1946年 文化人類学者であるベネディクトは、人々行動一定のパターン行動の型)に落ち着いていくすじ道(the way)を注視しそのすじ道を支配する文化の型追究した。『菊と刀』の基礎となった研究第二次世界大戦中アメリカ日本占領政策検討するために試みられたもので、西欧文化自分善い信じたことは他者が何と言おう曲げない「罪の文化」であるのに対し日本文化自分善い思ったことでも他者こぞって否認すれば実行しないという「恥の文化」であることを明らかにした。しかしそれだけでは真に日本的なものを知ったことにならないので、さらに進んで禅の思想追及するとともに日本人嬰児幼児青少年対す育て方教育仕方調査して光り輝く錆びさせてはならない刀によって象徴される自己責任態度」と、輪台の上整列させられる花弁集合としてのによって象徴される偽装された意志の自由」が日本文化の型であるとの結論得た1948年日本でも刊行されベストセラーとなり、日本文化論日本人論古典となったイザヤ・ベンダサン山本七平訳)『日本人ユダヤ人文藝春秋 1970年(現在は、山本七平単独著書として角川書店から、2004年ユダヤ人眼から見るとこう見える、という設定で、日本人は安全とタダだと思っている、不思議だ、と論じた。 トレバー・レゲット『紳士道と武士道日英比較文化論サイマル出版会 1973年 駐日外交官BBC日本語部長歴任した著者が、島国気質やジェントルマン・シップなど、日本人イギリス人のものの見かた共通点差異比較した書。 ロバート・ホワイティングバットサイマル出版会 1977年 野球通して日米文化について比較考察する書名ルース・ベネディクトの『菊と刀』より。 ピーター・ミルワードイギリス人日本人講談社 1978年 イエズス会司祭上智大学東京純心女子大学で英語を教え著者が、イギリス人日本人について比較考察するグレゴリー・クラークユニークな日本人講談社現代新書 1979年 ISBN 4061455605 イギリス生まれ外交官としていくつかの国・文化と接した著者が、いくつかの国と日本との体感する違い把握しようとして感性主義知性主義個別主義普遍主義という概念での認識行き着き、これを提示提案するポール・ボネ藤島泰輔筆名)『不思議の国、ニッポン在日フランス人の眼』角川書店 1982年 フランス人の眼にはこう映る、という設定で、日本あれこれ不思議だ、と論じた金容雲韓国人日本人 双対文化プリズムサイマル出版会 1983年 シーラ・K・ジョンソン鈴木健次訳 『アメリカ人日本観サイマル出版会 1986年 ISBN 4-377-30708-8 池田雅之イギリス人日本観 来日知日家が語る"ニッポン"』河合出版 1990年 綾部恒雄編著 『外から見た日本人朝日新聞社(朝日選書) 1992年 ISBN 4-02-259543-4 篠田雄次郎日本人ドイツ人 猫背文化と胸張る文化光文社 1997年 クライン孝子お人好し日本人 したたかなドイツ人海竜2001年 リチャード・E・ニスベット『木を見る西洋人 を見る東洋人ダイヤモンド社 2004年 斉藤智之『日本幽囚記』の世界』――アイヌモシリ罪と罰戦争と平和私家版 2021年 ISBN 978-4-9904027-7-8

※この「外国文化との比較」の解説は、「日本人論」の解説の一部です。
「外国文化との比較」を含む「日本人論」の記事については、「日本人論」の概要を参照ください。

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