型式 B14/N15型とは? わかりやすく解説

型式 B14/N15型(1994年-2000年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 23:15 UTC 版)

日産・ルキノ」の記事における「型式 B14/N15型(1994年-2000年)」の解説

1994年5月NXクーペ事実上の後継車種として、 8代目B14型サニーベース2ドアノッチバッククーペ開発し発売した(B14ルキノクーペ)。発売当初グレード構成は、1,497cc105馬力のGA15DE型エンジン搭載したMMGGGG TYPE S(FB14型)と、1,838cc140馬力プレミアムガソリン仕様のSR18DEエンジン搭載した1.8SS(HB14型)の4グレードだった。廉価版であるMM車両本体価格エアコン付き5速MT車で104.8万円だった。デビュー当時運転席SRSエアバッグ及び助手席SRSエアバッグオプション設定だった。キャッチコピーは「ルキノって、いいかも。」。CM出演者江口洋介大塚寧々・わたる哲平橋爪浩一柏原崇ドラマ仕立てになっていたCM監督岩井俊二1995年1月5代目N15型パルサーセリエの姉妹車として3ドアハッチバックを発売N15ルキノハッチ)。発売当初グレード構成は、1,497cc105馬力のGA15DE型エンジン搭載したBBプライマリーBBJJJJセレクト(FN15型)と、同エンジン搭載した4WDJJJJセレクト(FNN15型)、1597cc120馬力エンジンGA16DE型エンジン搭載したRR(EN15型)、1,838cc140馬力プレミアムガソリン仕様のSR18DEエンジン搭載したZZ(HN15型)の8グレードだった。 1995年1月クーペ改良全車運転席SRSエアバッグハイマウントストップランプ標準装備化。 1995年5月クーペGGバージョンブラック、GG TYPE Sバージョンブラック追加1996年5月、「ルキノS-RV」を追加当時RVブーム呼応し欧州向け5ドアRV風の装飾施したモデルキャッチコピーは「オレの彼女は超アムロオレクルマS-RV。」。CMには安室奈美恵起用。イメージイラストに永井豪起用1996年6月、SR18DE搭載クーペ1.8SSの5速MT車をベースに、オーテックジャパン開発行ったAUTECH VERSION発売型式はHB14改(前期型)。先行して発売していたHP10改プリメーラ準ずるチューン(但しエキゾーストマニホールドのみFF車SR20DE標準車のもの)を施したプレミアムガソリン仕様175馬力SR20DE改良型(1,998cc)を搭載し一部クロス化した専用ビスカスLSD付き5速MTとの組み合わせでスポーティな走りを可能とした。専用エアロパーツ、RNN14パルサーGTI-Rと共通の専用フロント・リアブレーキ、藤壷技研マフラー専用センターパイプ、スポーツサスペンション、205/50R15 85VのブリヂストンGグリッドタイヤを装備していた。フロントグリル当時ディーラーオプションだったスポーツタイプを標準装備していた。内装ブラック基調オーテックジャパンロゴ入ったホワイトメーターを装着専用シート地とドアトリムクロスを採用していた。ボディカラーブラック(#KH3)のみ。同時発売でパルサーセリエにも同様のAUTECH VERSION(HN15改)が存在したが、ルキノハッチには設定されなかった。 1996年9月クーペハッチ共にマイナーチェンジ中期型)。全車運転席及び助手席SRSエアバッグ標準化した。また、クーペ1.8SSとハッチZZABS標準装備化したクーペフロントグリルがハニカムメッシュ意匠のものとなり、車名ロゴ変更日産エンブレムサイズ位置変更、それに伴うリアガーニッシュ変更が行われた。ハッチ同様にハニカムメッシュタイプのフロントグリル変更車名ロゴ変更日産エンブレムサイズ取り付け位置変更が行われた。また、中期型からは搭載されエアコン変更され、エアコンフィルターの装着可能になった。キャッチコピーは「あいつって、ルキノ。」。CM出演者浅野忠信水野美紀1996年9月、SR18DE搭載車クーペ1.8SS/ハッチZZ)をベースに、オーテックジャパン開発行ったAUTECH VERSIONクーペ(HB14改・後期型)、ハッチ(HN15改)でそれぞれ発売搭載エンジンは共にプレミアムガソリン仕様175馬力SR20DE改良型(1,998cc)で、トランスミッション一部クロス化した専用ビスカスLSD付き5速MTとの組み合わせのみだった。専用エアロパーツ、RNN14パルサーGTI-Rと共通の専用フロント・リアブレーキ、藤壷技研マフラー専用センターパイプ、スポーツサスペンション、205/50R15 85VのブリヂストンGグリッドタイヤを装備していた。ボディカラークーペブラック(#KH3)のみ、ハッチブラック(同)とブルーイッシュシルバー(#KG1)の2色。なお、ここでのクーペフロントグリルはハニカムメッシュ意匠のものであり、ベース車の1.8SSに準じてABS助手席エアバッグ標準装備していた。また、クーペには同じエアロパーツ装着したエアロセレクションというGG TYPE SベースのGA15DEエンジン搭載車存在したSR20DE改良型搭載車との差異は、外観マフラー出口サイズ小型)、タイヤサイズ変更(195/55R15 84Vラジアル指定銘柄無し)、5速MTのほかOD付き4速ATが選べたことである。ハッチAUTECH VERSION販売期間の短さもあり、販売台数極端に少なレア車両のひとつである。これは過去数年ほとんど中古車市場出てこないことからも明らかである。 1997年9月クーペハッチ共にマイナーチェンジ後期型)。SR18DEエンジン搭載車AT車のみに。MT車は1,596cc175馬力プレミアムガソリン仕様NEO VVL可変バルブタイミング&リフト機構)を採用したSR16VE(通称ヘッド)を搭載したVZ-Rを追加発売型式クーペがJB14、ハッチがJN15。組み合わされトランスミッション5速MTのみ。VZ-RにはRNN14パルサーGTI-Rと共通のフロント・リアブレーキが採用された。「ルキノS-RV」からRV装飾取り除いた5ドアモデル「F」追加シリーズ全体としてはS-RVを含むハッチ変更点大部分占めており、ヘッドランプのマルチリフレクター化(ただしクーペは元となったサニー同様、全車未実施)、およびリアコンビネーションランプ、前後バンパー意匠変更されたほか、クーペハッチ共にハンドル形状変更が行われた。クーペVZ-R(JB14)は生産台数が非常に少なく、総生産台数100台弱と言われている。これは希少とされるKPGC110スカイラインGT-R台数である197台の約半分程度後発のJB15サニー1.6VZ-Rの約1/3程度生産台数であり、日産車の中でも非常にレア車両のひとつである。CM出演者金城武1997年 S-RVにSR16VE搭載のVZ-RベースFF・5MTのみ)のエアロセレクションSR20DE搭載のエアロスポーツ(4WD5速MTOD付き4速AT)が追加。共にオーテックジャパン開発担当したエアロセレクション大型フォグランプ内蔵のフロントエアロバンパーと、専用大型ルーフスポイラー、藤壷技研専用マフラー、205/50VR15のブリヂストンポテンザRE710Kaiタイヤ組み合わせたゴールド専用アルミホイール外観上の特徴。赤ステッチ入った専用MOMO社本革巻シフトノブ&専用パーキングブレーキレバー、ホワイトメーター、専用シート地とドアトリムクロスを内装採用していた。 エアロスポーツはIPF製の大型フォグランプ大型フェンダー外観上の特徴で、大型フェンダー採用によりシリーズ唯一の3ナンバー車となっている。背面スペアタイヤキャリア付車と無車が選べた。内装には専用シート地とドアトリムクロス、ホワイトメーター、本革ステアリング採用していた。 1997年 ハッチ3ドア当時参戦していたスーパー耐久レース通称S耐)向けとしてVZ-R・N1及び同レース仕様車追加発売専用のSR16VEエンジン通称ヘッド)は専用シリンダーヘッドや吸排気採用しクランクシャフトフライホイールバランス取りポート燃焼室、吸排気マニフォールド研磨などのチューン施し当時1,600ccクラス最強200馬力発生した組み合わされトランスミッションベース車のVZ-Rと同仕様5速MTのみ。パルサーセリエの同グレード合わせて200台の限定台数生産車だった。サスペンションは、VZ-R標準車同様のものが使われていた。 1998年 ハッチ3ドアにVZ-R・N1 Version2及び同レース仕様車追加発売専用のSR16VEエンジン通称ヘッド)は前年型と同様、200馬力発生組み合わされトランスミッションは、ベース車のVZ-Rと同仕様5速MTのみ。パルサーセリエの同グレード合わせて1999年3月末までの限定受注300台の限定台数生産車だった。細かい改良が行われており、サスペンション専用のものに変更され、それに合わせてタイヤサイズ変更(195/55VR15から205/50VR15へ。銘柄ダンロップFORMULA W-10を採用)している。藤壷技研専用メインマフラーを標準装備また、内装大幅にグレードアップされており、MOMO製本革巻スポーツステアリング、R32スカイラインGT-Rタイプフレームが共通)の専用モノフォルムバケットシート、専用シート地(座面のみオレンジ)とドアトリムクロス(オレンジ)を採用していた。このほか、オーテックジャパン扱いオプションとして、ENKEI製の専用15インチアルミホイールと専用大型ルーフスポイラーが用意されていた。 スーパー耐久レース参加していた車両前年型も含めてほぼ全てがパルサーセリエベースであり、出場記録もパルサーセリエとしてののであるこのため、ルキノハッチベースの耐久レーサー仕様スーパー耐久レース出場した記録は無いと思われるここから察するに、ルキノハッチのVZ-R・N1 Version2の生産台数極少数と思われシリーズ中でも日産車の中でも非常にレア車両のひとつとなっている。 1998年10月サニー4ドアセダンB15型にフルモデルチェンジされた後もルキノシリーズは継続1999年4月販売チャンネル見直しクーペ生産・販売終了1999年9月ハッチ生産終了在庫応分のみの販売となる。 2000年5月S-RV生産終了在庫のみの対応となる。 2000年8月S-RVハッチ販売終了

※この「型式 B14/N15型(1994年-2000年)」の解説は、「日産・ルキノ」の解説の一部です。
「型式 B14/N15型(1994年-2000年)」を含む「日産・ルキノ」の記事については、「日産・ルキノ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「型式 B14/N15型」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「型式 B14/N15型」の関連用語

型式 B14/N15型のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



型式 B14/N15型のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日産・ルキノ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS