1999年3月末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:00 UTC 版)
「アライド・フォース作戦」の記事における「1999年3月末」の解説
作戦は、3月24日の早朝、アメリカ空軍所属のB-52のJDAM・GPS誘導爆弾による空爆と、アメリカ海軍艦とイギリスの潜水艦スプレンディッドのCALCMとトマホーク巡航ミサイルによって開始した。作戦開始時の攻撃目標は、ユーゴスラビア連邦共和国の空軍基地や防空に関わる重要な領地、軍司令部などであった。その後攻撃に参加した11カ国の軍用機も参戦し、大規模な空爆を行った。全攻撃グループは、アメリカ空軍所属のF-15 イーグル、F-16 ファイティングファルコン、F/A-18 スーパーホーネット、フランス空軍所属のミラージュ2000による護衛を受けていた。 それらの航空戦力に対抗すべく、ユーゴスラビア軍第127航空連隊に所属する4機のMiG-29が迎撃のため緊急発進した。それに対しアメリカ空軍所属のF-15Cが、AIM-120、AIM-7を発射し、緊急発進した4機のうち2機のMiG-29を撃墜している。また、同日の夜には、オランダ空軍の第322飛行隊所属のF-16Aにより、MiG-29の一個編隊を迎撃、1機のMiG-29を、AIM-120による正面攻撃で撃墜している。 3月26日の昼間には、F-15がAIM-120を発射し、2機のMiG-29を撃墜している。 3月27日から28日にかけての夜には、アメリカ空軍所属のF-117がユーゴスラビア軍の地対空ミサイルS-125 (SA-3)によって撃墜されている。パイロットは射出座席で脱出、後に救助されている。
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