国際藻類・菌類・植物命名規約
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国際藻類・菌類・植物命名規約(こくさいそうるい・きんるい・しょくぶつめいめいきやく、英: International Code of Nomenclature for algae, fungi, and plants、ICN)は、国際植物学会議 (International Botanical Congress) の命名部会によって、6年ごとの会議で改正される、植物の学名を決める際の唯一の国際的な規範である。同様の任にある国際動物命名規約、国際原核生物命名規約とあわせて、生物の学名の基準となっている。通例、改正された規約はその基となった国際植物学会議の開催地の名を冠して「○○規約」と呼ばれる(以下、本項目ではこの表現を用いる)。現在の最新版は2017年深圳会議の結果を受けた深圳規約(2018年)である。本規約が定めるのはあくまで学名の適切な用法であり、分類学的判断には一切関与しない。
注釈
出典
- ^ Daniel Cressey (2011年7月20日). “Botanists shred paperwork in taxonomy reforms”. Nature News. doi:10.1038/news.2011.428 2011年7月22日閲覧。
- ^ May, T.W., et al. (2019). “Chapter F of the International Code of Nomenclature for algae, fungi, and plants as approved by the 11th International Mycological Congress, San Juan, Puerto Rico, July 2018”. IMA Fungus 10: 21. doi:10.1186/s43008-019-0019-1.
- 1 国際藻類・菌類・植物命名規約とは
- 2 国際藻類・菌類・植物命名規約の概要
- 3 規約改正の手順
- 4 先取権の原則の例外措置
- 5 関連項目
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