卍牡丹高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 22:06 UTC 版)
※通称「ボタ高」。ヤクザへの就職率が30%を超える学校。生徒のほとんどが不良である。 ピンコ ボタ高の3年生で生徒会長(2年間留年している)。 ギャング界のNo.1チーム、「ジャスティス」のボスであり同時にボタ高No.1だったが、9巻にて卒業した。とある理由により2年間留年しており、卒業時の年齢は20歳である。喧嘩の強さはジミーやマッスルをはじめ、ボタ高のマッチョやハスキーなど数々の猛者達に勝利しているほど。ダンスを駆使した喧嘩スタイルを使用する。最も強敵になりうる存在のジミーに懸賞金をかける。 ストリートダンスが好きな少年であったが、ベティとの「とある事件」をきっかけに真の力について模索しており、ジャスティスを結成。ギャングキング(ギャングの頂点)になることでその答えを見つけようとしている。 虐待をする父親に制裁を下し、サリーとその弟を「お前は俺と一緒なんだよ」と言い引き取る。顔と胸から腹にかけて大きな斬り傷がある。 ジャスティスの溜まり場へ乗り込んできたジミーとの2度目の対決の際はかなりの苦戦を強いられる。かつてジミーを一撃で倒したダンスと組み合わせた蹴り技を繰り出すがトドメはさせず、モンタナにより仲裁され引き分けに終わった。 バラ学VSジャスティスの抗争の火蓋を切ろうとし、ジミーと因縁の決着をつけようとした矢先に幹部であるファーブルとミストに何らかの手を使われ半殺しの状態で監禁されてしまう。 同じ柳内大樹の作品である「ドリームキング」と「ドリームキングR」に登場し「とある事件」の詳細も描かれている。 マッチョ ボタ高の2年生(11巻より3年生)。柔道部では影の主将と呼ばれタッチを柔道で圧倒する実力を持つ。 ピンコの右腕でボタ高No.2であったが、ピンコが卒業したためNo.1となった。その後入学してきたサリーに敗れる(マッチョが病院に連れて行こうとしたらサリーが凶器を使う)。その時の傷が重症であったため入院する。負けが許されないボタ高で敗北したことによりピンコから捨てられるだろうと思っていた。病院を抜け出しジミーを倒すことで再びピンコから認めてもらおうとする。 ジミーとのタイマンの際、サリーにやられた時の怪我の痛みを感じながらも優勢で圧倒していた(ジミー曰く「サリーってガキよりもよっぽど強い」)。しかし最終的には敗北し、ピンコを尊敬していた理由をタッチに教えて町から去った。 ガラナ ボタ高の2年生で幹部の1人。最初サイコをケンカは弱いが根性があると認め、ピンコの命令で戦った際はサイコのケンカや精神面での成長に圧倒され勝負を譲る。また、ジミーとのタイマンでボロボロになっても諦めないハスキーを心配したり病院を抜け出してきたマッチョを一番に出迎えたりしている。中学の頃はジミーほどではないがそれなりに有名だった。 サリー 11巻からボタ高に入学した1年生。通称「死神のサリー」。 マッチョをタイマンで片腕の関節をはずされながらも勝利し、1年生でボタ高No.1となる。さらにその後ジミーの弟、タッチとタイマンで勝負し追い詰められるも勝利。幼い頃から父親による児童虐待を受けた影響で無痛症になるが、ジミーとのタイマンの末それを克服する。弟には虐待しないと誓っていた筈の父親が弟を灰皿にしたこと、及びジミーに敗北した事でピンコに捨てられる恐怖が重なった事で狂乱し父親を刺殺しようとした際ピンコに止められる。自信を捨てずに弟とともにその後の居住地まで提供してくれたため今まで以上にピンコを妄信するようになる。身長が短期間で異様に伸び、29巻時点では当時チビと呼ばれたほど身長差があったジミーを軽々と超えていた。 バラ学VSジャスティスの抗争では「ピンコさんの命令は絶対」という信条からボタ高を率いて容赦なくバラ学を潰しに襲い掛かる。バラ学潰しの邪魔をするタッチに対しては「お前を潰せとは言われていない」と引き、昔に比べ融通が利く性格になっている。ピンコのGPSがジャスティスの溜まり場にある筈が全く連絡が取れないことを不審に思い、行動を開始しようとした直後に嘘の情報を流されたクロマイの襲撃に合い、世代最強を賭けタイマンを張るが途中アネを攫われた事でジャスティスを探していたアバレに乱入されクロマイ諸共瞬殺された。 タッチ ジミーの弟。11巻からボタ高に入学した1年生。身長186cm。柔道の中学81kg級のチャンピオン。本名は「大西竜也」。 柔道の特待生として入学してくるがジミーの弟ということもあり早々に目をつけられる。しかし本人は全く気にしておらず、生徒がからんできた場合はその場で制裁する。マッチョの後輩で彼を尊敬している。マッチョがサリーに負けたとは思えず、自らサリーに喧嘩を売る。あと一歩というとこまで追い詰めるがサリーの執念により敗北。その後、マッチョが町を去る際にピンコを尊敬していた理由を教えてもらった。 タイソン 12巻から登場するボタ高の1年生。通称「耳かじりのタイソン」。 ジョーとは中学の時につるんでいた。サリーがジミーの挑発の返事をするためにボタ高伝統の「伝言番長」にアミダくじで選ばれ1人でバラ学に向かわせられたり、サリーとジミーのタイマンの立会人にさせられたり運の悪い人物である。 表に「伝言番長」(白ラン)、ひっくり返せば「立会人」と書かれたリバーシブルの学ランを着ている。 喧嘩をせず、争いごとは面倒くさそうに態度に出してしまうがジョーの「(ブルートの強さは)お前と同じくらいかもな」という発言から少なくともサワ高のブルートと同等以上の実力を持っている(コミカルなキャラを演じているが、身のこなしからバンコもタイソンの実力を見抜いている)。比較対象のブルート自身がジョーより圧倒的に強く大麻が抜けた状態のハスキーとほぼ同格な事からジョーより強いのは明らかだが中学時代はジョーに頭を譲っていた様子。ややギャグ寄りかつ小さなコマで終わっているもののジミーVSサリーの後の、ジミー&タイソンVSタッキー&ツバサの水中騎馬戦ではタッキーとツバサを倒している。ジミーの言葉に感動しており、ボタ校の生徒だがジミーのことが好きである。 バラ学VSジャスティスの抗争ではジャスティスへ協力する形で嫌々参戦。気を失ったキャンディをなお痛めつけるベイダーを止めに入った際、頭突きを食らったことで激怒し離反する。この時ベイダーへ放ったタイソンの蹴りはベイダーのガードした腕を痺れさせるほどの威力であり、ベイダーの頭突きを真正面から受けた割に鼻血のみで済んだりと強さの末端を見せたがハスキーやジョー達が割って入った為ベイダーとの決着は付かなかった。
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