初代図書館とは? わかりやすく解説

初代図書館 (1977-2018)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/19 08:25 UTC 版)

岡崎市立額田図書館」の記事における「初代図書館 (1977-2018)」の解説

1956年昭和31年)に4合併して額田郡額田町成立し50年後の2006年平成18年)に岡崎市編入され廃止されている。1977年昭和52年以前額田町には愛知県運営する移動図書館(年4回)や各学校学校図書館しかなく、町民文化施設充実訴えてきた。3期目迎えた荻野町長の下で、1976年昭和51年)には額田町役場東側町有地に社会教育施設集中配置する計画立てた通産省工業再配置促進補助事業助成金主な財源として図書館建設1976年昭和51年9月1日着工1977年1月31日竣工し3月1日竣工記念式典行って同日額田町立図書館開館した。 『額田町立図書館 利用案内』(1977年休館日 : 毎週月曜日 開館時間 : 9:00-17:00 館外貸出対象者 : 額田町在住在勤者 貸出冊数・期間 : 最大2冊・最大14日間 複写代金 : 1枚100円 土足不可ロビー喫煙可能 建設工事費は3300万円総工費は4500万円建物鉄筋コンクリート造2階建であり、延床面積は322m2。閲覧室(162m2)と視聴覚室有し建物中央部にはホールがあった。視聴覚室には16mm映写機8mm映写機スライド投影機テレビVTR・テレビカメラステレオなどがあり、16mm映画58本、8mm映画122本を備えていた。 愛知県では6番目の町立図書館であり、開館時には4,969冊を所蔵した。開館月の1977年3月には約1,700人が利用開館当初利用者の傾向把握するために年齢校区申告する必要があった。貴重図書辞典類以外に定価2,000円以上は館外貸出することができず、資料の複写1枚100円だった。 『額田町立図書館 利用案内』(1984年頃)休館日 : 毎週月曜日 開館時間 : 9:00-17:00 貸出冊数・期間 : 最大2冊・最大14日間 複写代金 : 1枚50円 所蔵冊数年間2,000程度増加1981年度昭和56年度)末の所蔵冊数24,112冊となり、貸出冊数1977年度の2.9倍となった1981年度1982年度昭和57年度)の2年間には、学習院大学教授鈴木一郎額田町出身)から計200万円寄付され、約500冊の図書からなる鈴木一郎文庫設置された。 1977年度の住民1人あたり蔵書数は0.57冊だったが、1979年度には1冊を超え(1.12冊)、1983年度には2冊を超えた2.00冊)。1984年昭和59年)の蔵書数24,112冊であり、1人あたり年貸出冊数2.31冊だった。1984年頃の『額田町立図書館 利用案内』によると、複写代金1枚50円だった。この時期購読していた主な新聞・雑誌として、中日新聞朝刊夕刊)、中日スポーツ朝日新聞毎日新聞日本経済新聞、『旅』、『農耕園芸』、『文藝春秋』、『暮らしの手帖』、『ミセス』、『時刻表』、『子供の科学』、『こどものとも』、『アサヒグラフ』、『ホリデーオート』などがあった。 1990年度平成2年度)には書庫閉架設けられ1991年度には児童室の隣に新聞庫が設けられた。1991年度平成3年度)の貸出冊数28,990冊であり、施設貸出状況は、額田町立図書館が、23,788冊、各支所が2,684冊、各小学校が2,518冊だった。1991年度1日あたり貸出利用者数は43.5人であり、1日あたり貸出冊数は85.6冊だった。 『額田町立図書館 利用案内』(1996年休館日 : 毎週月曜日 開館時間 : 9:00-17:00 館外貸出対象者 : 額田町在住在勤在学貸出冊数・期間 : 最大3冊・最大14日間 複写代金 : 1枚20円 図書の検索機は存在せず 1993年度平成5年度)時点蔵書数一般書28,025冊、児童書10,671冊、郷土資料が1,313冊で、計40,009冊だった。このほかに紙芝居914巻、テープ100本、雑誌30種類揃えていた。1993年時点購読していた雑誌には、『美し部屋』、『with』、『オレンジページ』、『家庭画報』、『きょうの健康』、『きょうの料理』、『暮らしの手帖』、『趣味の園芸』、『SCREEN』、『ディズニー』、『ニューハウス』、『フォト』、『婦人公論』、『文芸春秋』、『別冊太陽』、『MOE』、『よいこ』、『LEE』、『るるぶ』、『モーターマガジン』、『フィーメイル』、『プレジデント』、『時刻表』、『マネージャパン』、『Sports Graphic Number』、『フィシュオン』、『non-no』、『新・婦人百科』、『クロワッサン』、『ぴあ』、『たくさんのふしぎ』があった。1996年の『額田町立図書館 利用案内』によると、複写代金1枚20円だった。 開館時視聴覚室だった部屋は、1980年昭和55年5月額田町編集室に模様替えされ、1987年度昭和62年)に児童館模様替えされた。1994年度平成6年度)には産業再配置促進施設整備補助事業として増築工事が行われ、延床面積は322m2から562m2となった2005年平成17年)に額田町岡崎市合併すると、額田町立図書館岡崎市立額田図書館改称された。現行館での図書館業務2017年平成29年12月19日までで終了し12月20日からは移転向けた長期休館に入る予定である。閉館時には1階新聞雑誌コーナーブラウジングルーム飲食コーナー、子ども図書室閉架書庫事務室開架室、郷土参考室が、2階閲覧室会議室があった。

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