現行館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 16:10 UTC 版)
豊田市は県道284号を挟んで向かい側の敷地に新館の建設を計画。2003年(平成15年)7月に建設準備委員会を発足させ、設計者選定プロポーザルには70者以上の応募があり、2006年(平成18年)10月には妹島和世建築設計事務所を最優秀に選定。2008年(平成20年)12月に着工して2010年(平成22年)1月に竣工し、2010年3月に開館した。2008年にはリーマンショックで日本の経済が混迷を極めており、2009年度の豊田市の法人税収入は96%減(442億円→16億円)となっている。西部まちづくり協議会は「100年に一度という経済の大激震の中で着工された。建設費は他の交流館並みであるが、運がよかった。もう一年遅かったら多分出来なかったろう」と回想している。 現行館の敷地の北側には水田が広がっており、この水田地帯の中央部を逢妻女川が流れている。妹島和世建築設計事務所による現行館の建物は、全面が曲面ガラスという壁面が特徴である。各階で不整形な平面を持つ床、床を支持するポスト注、水平力に抵抗する耐震壁という3要素からなる。
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