初代小牧市立図書館(1969年 - 1978年)
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1955年(昭和30年)1月1日に東春日井郡小牧町・味岡村・篠岡村が合併して小牧市が発足した。1967年(昭和42年)に舟橋久男が小牧市長に初当選すると、市民からの図書館建設の要望を受けて建設を計画。1969年(昭和44年)3月の小牧市議会で図書館の設置が議決され、同年4月15日には小牧市立北里中学校校長などを務めた木村俊逸が初代図書館長に任命された。大字小牧1763-2にある元・小牧市役所分所(旧・愛日蚕業指導所)の建物を用いて、同年11月3日(文化の日)に小牧市立図書館の開館式を挙行、11月6日に開館(図書館業務を開始)した。開館時の蔵書数は約7,000冊だった。開館時間は「11時-17時」であり、休館日は毎週水曜日・祝祭日・毎月20日だった。館外貸出対象は中学生以上であり、1人1冊までだった。 1971年(昭和46年)4月1日には館外貸出対象を小学3年生以上とし、貸出数を1人2冊までに拡大、開館時間も「10時-17時」に拡大した。1973年()9月1日には40冊まで2か月間の貸出が可能な団体貸出文庫を開始した。開館からしばらくは1冊あたり1日20円の遅延料を取っていたが、1975年(昭和50年)4月1日に撤廃した。1976年(昭和51年)4月1日には貸出方式をニューアーク方式から逆ブラウン方式に変更した。 開館初年度の貸出数は3,549冊だったが、1975年度(昭和50年)には56,672冊まで増加した。1975年度(昭和50年度)の蔵書数は約41,100冊となっている。1973年(昭和48年)には藤島団地に、1974年(昭和49年)には久保山団地に配本所が設置され、配本所の蔵書は2か月ごとに入れ替えられた。初代小牧市立図書館は大正期に建設された建物であり、老朽化と狭隘化が進んでいた。
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