初代家元・田中鶴翁
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天明2年(1782年)、大坂の造酒屋の子として生まれる。幼名「亀之助」。16歳で家督相続し、字「新右衛門」と改める。家業の傍ら趣味を広げ、萬福寺との縁もあったことから煎茶に興味を持つようになる。 やがて、屋敷内に茶亭「花月菴」を作り、庭に陸羽、廬同、売茶翁の石像を祀るなど文人趣味に沈溺、その傾倒ぶりが公家や武家にも知られるほどとなり、天保9年(1838年)9月、時の一条家当主から「煎茶家元」の揮毫を賜る。 その後も諸芸の鍛錬に務め、晩年「花月菴鶴翁」と号し、門人の育成に務め、稽古場及び弟子達を「清風社中」と称した。
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