凛
「凛」とは、厳しい寒さやりりしいことを意味する表現である。
「凛」とは・「凛」の意味
「凛」とは、身が引き締まるような厳しい寒さや、きりっとしてりりしい様子のことを表す漢字である。「凛」は人名用漢字のため、戸籍上の人名に用いることができ、その意味や音の響きから男女問わず人気である。名前の「凛」には、芯のある人になってほしいという願いや、心身ともに美しくなってほしいという願いが込められている。また、漢字の意味から冬生まれの赤ちゃんにつけられることが多いが、漢字の持つイメージから産まれた季節に関係なく用いられることもある。「凛」という漢字は、特に女の子の名前として用いられることが多く、2019年の名前ランキングでは、「凛」という名前が女の子の名づけで1位となった。名前には「凛」の一文字でも、「凛」の前後に他の漢字を続け、漢字二文字や三文字でもつけられる。例えば、女の子の名前では、「凛(りん)」や「凛音(りおん)」、「凛花(りんか・りか)」、「杏凛(あんり)」、「凛々花(りりか)」などが挙げられる。また、「凛」という名前は、2022年の名前ランキングでも、女の子の名前の2位にランキングしていることから、根強い人気があると考えられる。
男の子の名前で「凛」を用いる場合は、貫禄がある様や、落ち着き、気高さを表すことができる。例えば、「凛久(りく)」や「凛來音(りくと)」、「凛久也(りくや)」などが男の子の名前として考えられる。名前の漢字として人気がある一方で、「凛」の漢字が人名に相応しくないという意見もある。「凛」の部首が「冫」で氷という意味があることから、冷血や冷淡な人になるのではないかという懸念や、漢字に「厳しい」という意味があることが理由だ。そのため、「凛 名前 良くない」とインターネット上で検索されることもある。
「凛」の読み方
「凛」の読み方は、音読みでは「リン」、訓読みでは、「さむ(い)・すさま(じい)」、名のりでは「り」となる。「凛」の語源・由来
「凛」の語源は、「凜」である。「凛」は「凜」の異体字で、意味も読み方も同じである。「凜」は1990年に人名の漢字として使えるようになり、「凛」は2004年に使えるようになった。以前は人名に「凜」を使うことが多かったが、現在では「凛」の方が使われやすい。「凛」の熟語・言い回し
凜凛とは
「凜凛」とは、寒さが厳しく身にしみる様子を意味する表現である。また、勇ましさやりりしさを表現するときも用いられる。
凛和とは
「凛和」とは、兵庫県姫路市にある振袖のレンタル店である。凛和の振袖は、「本染めの振袖」のみで、インクジェット振袖では表現できない色の深みや、繊細さ、上品さがある。
凛ととは
「凛と」とは、香川県高松市にある日本料理店である。カウンター席やテーブル席、掘りごたつ式の個室も利用することができる。店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくり食事を楽しむことができる。
凛としてとは
「凛として」とは、清らかで美しい様子を意味している。
「凛」の使い方・例文
・先日産まれた娘の名前に「凛」という漢字を使った。・息子には芯の通ったりりしい人に成長してほしいと思ったため、名前の漢字に「凛」を用いた。
・営業をしに行った先の会社の人がとても凛々しく近寄りがたかったが、話してみたらとても面白い人だった。
・重要な書類で「凛」と書くべき箇所に、誤って「凜」と書いてしまい、後日上司に怒られた。
・私の母は見た目に気を遣っているため、周囲から凛々しいと評判である。
・いつも駅で凛とした姿で立っている人に一目ぼれしてしまった。
・彼女は凛としてそこに立っていた。
・私が通う中学校には、「凛」という名前の人が5人もいる。
・今日産まれたばかりの従妹の赤ちゃんは、とても凛々しい顔立ちをしていた。
・あの俳優はとても凛々しい顔立ちをしていて、女性ファンが多い。
凛
凛!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 11:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動凛! | |
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ジャンル | 少女漫画、スポーツ漫画、学園漫画 |
漫画 | |
作者 | 竹内文香 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | マーガレット |
レーベル | マーガレットコミックス |
発表号 | 2011年17号[1] - 2012年12号[2] |
発表期間 | 2011年8月5日 - 2012年5月19日 |
巻数 | 全3巻 |
話数 | 全18話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『凛!』(りん、Rin!)は、竹内文香による日本の漫画作品。『マーガレット』(集英社)2011年17号から[1]2012年12号まで連載された[2]。単行本全3巻。
概要
高等学校の弓道部に所属する女子生徒達の人間関係を中心とし、悪しき伝統として残っているいじめや様々な嫌がらせに対して主人公が向き合う様をコメディタッチも含む形で描かれている。
弓道描写については初心者の練習が中心となっており、成長速度も現実的である。試合は部内の練習試合のみで的場の競技描写は20ページ未満である。立ち順表記は3人立で大前、二的、落。
単行本の巻末や余白ページには描き下ろし漫画や弓道の基礎知識がわかる「弓道入門」、作者が弓道をはじめたエピソードなどが掲載されている。また、1話ごとに作者がコメントを記載している。
あらすじ
仲の良い友達と遊びまくっていたギャル系女子高生の的場凛花は楽しいと感じながらも物足りなさを感じていた。とあるきっかけで弓道部の水野剛英と出会う。弓道部であることをバカにして笑った凛花だが、剛英は弓道は「おもしろい」と真顔で即答する。凛花は興味本位で弓道場へ向かい、色々あって弓道部へ入部する。
登場人物
主要人物
- 的場 凛花(まとば りんか)
- 本作の主人公。15歳のギャル系女子高生。髪をオレンジ色に染めていて、化粧も濃く、両耳には複数のピアスを付けている。性格は明るく強引で行動力があり、頭が悪くあまり考えずに話す。意外と素直な面もある。左利きで普通の女子より腕力が高く、弓力は14〜15キログラム重である。弓道には真面目に取り組むようになるが、理不尽な事に対してはすぐに反抗的な態度をとる。部内試合では落として出場し、最終的には剛英の助言などもあり、射に集中して的に当てることができた。
- 水野 剛英(みずの たかひで) / ミンノ
- 弓道部部長。2年生。いわゆる「弓道バカ」である。突然弓道部に来た凛花を面白がっていたが、数日でサボった凛花に対し退部をすすめる。凛花が基礎トレーニングを真面目にこなすようになると基礎的な事を教えるようになる。初期は杏と付き合っていたが、無意識に凛花を見ているのを指摘されフラれた。
- 依香(よりか)
- 2年生の弓道部員。途中から弓道部へ入った凛花に対しても優しく指導してくれる。たれ目で眉毛が太く、弓を引く時は髪を後ろで束ねている。凛花は「まゆ毛ちゃんセンパイ」と呼んでいる。部内試合では凛花と同じチームの二的(中)を務めた。
弓道部
ミンノ以外も男子部員はいるが全くといっていいほど登場しない。
2年生女子部員
依香以外の2年生は日頃から1年生に対していじめを行っており、基本的に意地の悪い性格をしている。凛花が3年生に意見した後に和解した。
- 杏(あん)
- 現在の部長。プライドが高く、気に入らない凛花を追い払う為に初心者には難しく危険なことをやらせる。凛花がつけていた4万円のウィッグを1年生に切り裂かせたり、歓迎の条件として2年生いいなりになって顔色を伺いながら部活を続けるよう提案するなど常軌を逸した行動が多い。交際していた剛英の言うことは多少聞いていた。後に剛英が凛花にちょっかいを出す事が耐えられなくなり、凛花を呼び出して仲良くしないように頼み込み、凛花はそれを受け入れた。その後、剛英がすでに自分を見ていないことに気づき、自分から振った。髪型はショートボブ。自らが1年生の頃は誰よりも現・3年生達に抵抗していた。部内試合では凛花と同じチームの大前を務めた。
- 亜未(あみ) / あみあみセンパイ
- 前髪を編みこんでいる。素手で叩く、蹴るなど腕力を使った嫌がらせをする。1年生には威圧的に話しかける。
- 眞子(まこ) / ブラぱつセンパイ
- 黒髪ショートボブ。足で転ばせたり道具を使って殴るなど嫌がらせの幅が広い。挑発に乗りやすい。的中率が高い。
- 瞳美(ひとみ) / ぷっちょりーにセンパイ
- 腹周りの脂肪が厚いデブ。羽交い絞め担当。
- 早苗(さなえ) / ホクロンセンパイ
- ウェーブがかった髪を左に流している。右目の下にほくろがある。影が薄い。髪を引っ張る。
1年生女子部員
先輩の行動に対し不満を持ちながらも従っている。部活をやめたいと言った部員が転校するほど酷いいじめを受けたため、残った4人は怖くて言い出せない。
- 春菜(はるな)
- 二重瞼、後ろで髪を結んで左に流している。
- 夏葉(なつは)
- 吊り目で二重瞼、ショートヘアで前髪を上げて額を出している。1年生の中では出番が多い。
- 秋実(あきみ)
- 垂れ目で二重瞼、長めのボブヘア。
- 冬果(とうか)
- 垂れ目で黒い髪をお団子ヘアにしている。弓道経験者。
3年生部員
引退後もたまに2年生をいじめるために弓道部に現れる悪しき伝統を受け継いでいた先輩達。また来ると捨て台詞を残したがその後は登場しなかった。
凛花の友人
凛花とつるんでよくカラオケ、映画、ショッピングなどに行き遊んでいる凛花の同級生。うるさいことで学内の生徒に有名であり、全員学業の成績は悪い。
- すーちゃん
- 黒髪で後頭部を団子状にまとめている。凛花が弓道部に入ってもどうせ続かないと思っていた。しかし凛花が部活にのめりこみメールやブログへの反応をしなくなると無視するなど冷たい態度を取る。年上好き。
- アリス
- ふわっとした長いウェーブヘアに大きなリボンをつけている。背が高くたれ目。ブログを書いている。年上好き。
- ヒロ
- 背が高く、前髪を上げて両耳にピアスをしている。
- かっちゃん
- サラサラヘア。作中で16歳の誕生日を迎える。
その他の人物
- 滝川(たきがわ)
- 教士九段の老人男性。禿げ頭で目が隠れるほどの白い眉毛が特徴。弓を持って電車に乗っていただけで凛花に後をつけられた。「タッキー」というあだ名をつけられる。夏休みに特別講師として県内の高校を訪れており、凛花に的の狙い方を教えた。
新入部員編の登場人物
- 丸山 藍(まるやま あい) / マルちゃん
- 新入部員編の主人公。凛花の1つ年下。二重瞼で髪型はショートボブ。引っ込み思案で人の意見に流されやすい性格。最初は弓道に全く興味がなかったが、凛花と関わり徐々に惹かれて最終的には入部した。
- よっちゃん
- 藍の友人。藍を部活見学に誘い、弓道部の練習を見て気に入り、藍も強引に仮入部させた。基礎トレーニングや覚えることの多さ、遊びたいという理由から本入部はせず、藍にも一緒にやめようと提案した。明るい性格で行動力がある。髪型は短めのアップ。
書誌情報
- 竹内文香 『凛!』 集英社 〈マーガレットコミックス〉、全3巻
- 2011年12月22日発売[3]、『マーガレット』2011年17号[1] - 23号、ISBN 978-4-08-846729-0
- ごあいさつ(描きおろし)
- 2012年4月25日発売[4]、『マーガレット』2011年24号 - 2012年7号、
ISBN 978-4-08-846764-1
- まゆ毛ちゃんの苦悩[5](『マーガレット』2012年5号)
- 弓道入門☆(『マーガレット』2011年24号別冊ふろく『マーガレットmini』)
- ごあいさつ(描きおろし)
- 質問に答えさせていただきます!!(描きおろし)
- 弓道をはじめたキッカケ。(描きおろし)
- ブタさんの4コマ(描きおろし)
- 2012年8月24日発売[6]、『マーガレット』2012年9号 - 12号[2]、 ISBN 978-4-08-846814-3
- 2011年12月22日発売[3]、『マーガレット』2011年17号[1] - 23号、ISBN 978-4-08-846729-0
関連項目
取材協力
脚注
- ^ a b c “マーガレットでギャルの弓道描く新連載、こち亀出張第2弾も”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2011年8月5日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ a b c “全部描き下ろし!「メイちゃんの執事」タロットカード付録”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2012年5月19日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ “【12月22日付】本日発売の単行本リスト”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2011年12月22日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ “【4月25日付】本日発売の単行本リスト”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2012年4月25日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ “マーガレット作家10名が「スイッチガール!!」トリビュート”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2012年2月3日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ “【8月24日付】本日発売の単行本リスト”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2012年8月24日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ 主人公が高校2年生に進級した後日談。
- ^ “「うそリリ」人気投票!マーガレット次号から新連載攻勢”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2011年5月2日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ 竹内 文香『凛!』1巻、集英社、2011年、213頁。 ISBN 978-4-08-846729-0。
外部リンク
- 連載まんが紹介『凛!』 - ウェイバックマシン(2013年6月4日アーカイブ分)
凛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 23:23 UTC 版)

凛(りん)は、厳しくひきしまっている様子を表す漢字。凜の俗字。
商品・サービス名
人名
日本人の名。1990年3月1日に戸籍法施行規則が改正され、「凜」が人名用漢字に追加されたが、「凜」の俗字である当字は使用することができなかった。しかし当字の需要が高かったことから、2004年9月27日に戸籍法施行規則が改正され、人名に使用することが可能となった[1]。それ以来毎年、女児の漢字一文字名としては葵と並んで最も多く命名されている名前の1つとなっている[2]。
- 凛 (歌手) - 日本の女性歌手、作詞家。
- 凛 (ケータイ小説家) - 日本の女性ケータイ小説家。
- 凛 (プロレスラー) - 日本の女子プロレスラー。「門倉凛」から改名。
- 凛-Lin- - 中国出身の日本のヴィジュアル系ロックミュージシャン。
- 飛鳥凛 (1991 - ) - 大阪府出身の女優
- 江益凛 (1995 - ) - 千葉県出身の女優
- 金戸凜 (2003 - ) - 埼玉県出身の飛込競技選手
- 兼行凜 (2003) - 神奈川県出身のアイドル
- 木村凛 (1998 - ) - 子役
- 鈴木凛 (1985 - ) - 東京都出身の歌手
- 隅田凜 (1996 - ) - 神奈川県出身のサッカー選手(MF)、日本代表
- 高橋凛 (1990 - ) - 新潟県出身のグラビアアイドル
- 橘凜 (1978 - ) - 神奈川県出身の声優
- 新田谷凜 (1997 - ) - 兵庫県出身のフィギュアスケート選手
団体名
- 凛 (バンド) - 日本のヴィジュアル系ロックバンド。
作品名
音楽作品
- 凛 (Kagrra,の曲) - 日本のロックバンドKagrra,の楽曲。
- 凛 (遊助の曲) - 遊助の楽曲。
- 凛 (関ジャニ∞の曲)
- 凛 - Superflyの曲。シングル「マニフェスト」に収録。
- 凛 (工藤静香のアルバム) - 工藤静香のアルバム。
その他の作品
- 凛! - 竹内文香の漫画。
- 凛 -COCORO NAVI Another View- - Q-X原作、しんやそうきち作画による漫画。恋愛アドベンチャーゲーム『こころナビ』のコミカライズ作品。
- 凜-りん- - 2019年に公開された又吉直樹原作の映画。
脚註
- ^ 人名用漢字の新字旧字:「凛」と「凜」三省堂ワードワイズ・ウェブ
- ^ “明治安田生命 名前ランキング 生まれ年別名前ベスト10 - 女の子”. 明治安田生命. 2021年2月11日閲覧。
関連項目
凛(りん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/05/09 05:54 UTC 版)
本作の主人公。江都に住む少女。黒のロングヘアーをポニーテール風にまとめている。胸は「ふくらみかけ」程度。
※この「凛(りん)」の解説は、「電撃ネコミミ侍」の解説の一部です。
「凛(りん)」を含む「電撃ネコミミ侍」の記事については、「電撃ネコミミ侍」の概要を参照ください。
凛
凛
「凛」の例文・使い方・用例・文例
- 凛とした空気
- この話を読んで、一番感心したことは彼女の優しさと凛とした強さです。
- 凛とした風をしている
- 凛とした風がある
- 威風凛々として四辺を圧す
- 勇気凛々{りんりん}としている
- 勇気凛々たる少壮士官だ
- お声が勇気凛々としていらっしゃるからきっとあなただと思いましたわ
- 凛とした目
- 寒気凛冽
- 勇気凛々
- 勇気凛々たる少将士官だ
- 勇気凛々あたりを払う
- 勇気凛々とした声で控えおれと言った
- 勇気凛々としていらっしゃるからきっとあなただと思いました
- 威風凛々たり
- 彼女は凛とした目で男をにらんだ
- あの人は凛としたふうがある
- 凛とした声で読み上げた
凛!と同じ種類の言葉
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