全日本プロレス時代 - 現在
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「武藤敬司」の記事における「全日本プロレス時代 - 現在」の解説
2000年になると、TEAM 2000総帥となった蝶野や北斗晶をマネージャーに従えたパワー・ウォリア―と再戦したが、いずれも敗北。思うような結果が出せなかった(このウォリアー戦でペイントレスラーとしてのムタは日本では見納めとなった)。その後、新日本とは距離を置き、海外を中心に活動するつもりでWCWに帰還。空港に着くなり、多数の報道関係者に取り囲まれ、「あのプロレス史上最凶のヒールが帰ってきました」の賛辞で迎えられる等、アメリカ国内での人気はいまだに衰えを知らなかった。復帰したWCWではスティングと抗争を行い、バンピーロやインセイン・クラウン・ポッシーが結成していたダーク・カーニバル(Dark Carnival)なる怪奇派ユニットに加わり、バンピーロとのコンビでクロニック(ブライアン・アダムス&ブライアン・クラーク)からWCW世界タッグ王座を奪取するなど活躍を見せたが試合の機会を満足に与えられず帰国(詳細は武藤の項目を参照)。WCWもWWFに買収され消滅した。 武藤が帰国し、スキンヘッドになるとムタを一時封印して、後述の黒使(師)無双が武藤の化身として登場していたが、2002年に全日本プロレスに移籍後、毒蜘蛛をモチーフとするSFX用ラバーマスクとペイントを組み合わせた新しいスタイルで復活を遂げた(マスク制作は特殊メイクアーティスト、JIROによる)。天龍源一郎から三冠ヘビー級王座を奪った他、自身の偽物である『GREAT MUTA』と対戦。さらに、ファンタジーファイトWRESTLE-1でボブ・サップと対戦。敗北したが、試合後に魔術を使ってリングごとサップを行方不明にさせた。2005年にはWRESTLE-1 GRAND PRIX 2005(上記のものとは無関係の興行)で佐々木健介、曙と対戦した。2006年には小島聡と三冠ヘビー級王座を賭け対戦するも、敗北を喫した。また、同じ毒霧の使い手であるTAJIRIとも対戦し、その後タッグも組んで、ゴールドダスティン、白使組らと激突している。 2007年6月17日にはハッスルに参戦し、タレントレスラー相手に巧みな試合コントロールを見せた。中でもインリンのM字固めを切り返した直後、股間に毒霧を噴射したシーンは当日の興行においても名場面として高く評価され、直後に発売された週刊プロレスの表紙も飾った。後にこの噴射によりインリンが失神をするが「ご懐卵」したというギミックが付加され、公式設定としては初のムタの実子が誕生することとなった。当初はニューリン様の例から考えると娘(=ムタスタイルのインリン・クローン)と思われていたが、実際に誕生したのは息子、それも文字通りの怪物と呼ぶに相応しいモンスター・ボノであった。12月31日のハッスルの試合では、天龍源一郎らがボノをキャメルクラッチで捕獲、レイザーラモンRGが生肛門攻撃しようとした瞬間、時計の音が鳴り響き入場ゲートの床が突き出始め、中からグレート・ムタが降臨するというパフォーマンスで登場。試合はTAJIRIに対し毒霧を出した後、親子3人でフォールし勝利を収めた。 2008年1月4日に新日本プロレスに7年8ヶ月ぶりに参戦。後藤洋央紀と対戦し、月面水爆で勝利を収めた。9月28日には、諏訪魔を破り第38代三冠ヘビー級選手権者となった。その後鈴木みのる相手に防衛戦を行い、これを打ち破るが、2009年に高山善廣に奪われた。その後はVOODOO-MURDERSと抗争を繰り広げた。 2013年にWRESTLE-1(前2つとは無関係の団体)に移籍。2014年1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会に降臨。矢野通と組み、鈴木みのる、シェルトン・X・ベンジャミン組と対戦し、勝利した。5月にはTAJIRIと組んでタッグマッチに臨んでいる他、6月に武藤の愛弟子真田聖也とシングルマッチを行い、勝利した。同時期に真田やTAJIRIと共にTNAにも参戦している。その後、武藤が人工股関節を入れる手術を受けたため、長期休養に入る。 そして2019年4月6日、米団体「HOG」の「CULTURE CRASH19」に参戦。メインイベントの6人タッグで昨年3月25日のDDT両国大会以来となる1年ぶりの復帰を果たした。さらにその夜、新日本プロレスのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会にサプライズ降臨。第0試合の30人参加1分時間差バトルロイヤルで、30番目に登場し、獣神サンダー・ライガーと対戦した。7月14日には九州プロレスにて国内復帰を果たした。11月2日にプロレスリング・ノアのリングに上がる。ムタとしてはこれが初になる。丸藤正道と対戦し、閃光妖術を決め勝利した。
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