上田電鉄設立後とは? わかりやすく解説

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上田電鉄設立後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 19:38 UTC 版)

上田電鉄別所線」の記事における「上田電鉄設立後」の解説

上田電鉄設立後も予断を許さない経営状況続いているが、2007年10月の「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」及び2013年12月の「交通政策基本法」の施行を受け、上田市がさらに支援進めているほか、各支団体広範な存続運動展開している。別所線存続支援キャラクター北条まどか」を設定して広報活動や、別所温泉共同浴場外湯入浴付き往復乗車券地元自治会向け回数券「マイレールチケット」の販売地域住民以外でも購入できる)、アリオ上田イトーヨーカドー上田店買い物客上田駅前の居酒屋利用客への「別所線帰りきっぷ」進呈サービス、駅の清掃ボランティア花壇整備一部の駅に近接する土地所有者駐車場用に無償貸与してのパークアンドライド導入、またその土地賦課される固定資産税減免レンタサイクル整備など、行政民間が一体となって利用客増、増収路線存続のための支援事業行っている。 こうした別所線再生支援協議会」を中心とする存続支援及び利用促進運動が「鉄道等の利用促進努め利用者の増加繋げるなど、公共交通機関利用促進通じた環境保全に関する活動積極的に取り組んだ事例として評価され2008年12月、同協議会は「平成20年交通関係環境保全優良事業者国土交通大臣表彰」を受賞した。 上田電鉄設立後もしばらく乗客減が続いたが、行政の支援地域住民団体による存続運動などを通じた沿線地域との連携奏功し、2012年には乗客増に転じ以降微増傾向となっている。 上田電鉄経営努力沿線団体支援運動継続し一定の効果があったこと、また支援活動自体公共交通政策の展開の面から評価されたことを受け、2013年3月国・長野県・上田市2013年度以降公的支援を行うことを決定した2015年度まで上田市から約3億円、また国・長野県から計約1億5400万円補助金支給された。上田電鉄はこの資金元手引き続き別所線設備更新基盤整備安全対策進める。 2013年4月5日24日中野駅 - 舞田駅間の遮断機警報機のない踏切において電車トラック接触事故が2件発生したことを受け、2013年4月時点19箇所存在する遮断機警報機のない踏切改修統廃合車両通行止め等を行った2014年9月には一部車両の更新行った2016年3月上田市上田電鉄の間で「別所線運行に関する協定」が更新され2018年度までに上田市から2億80324000円の公的支援が行われる見通しとなった。国や長野県からの補助継続して受けており、これら公的支援による補助金引き続き安全対策費用設備維持管理費、運行経費当てられ千曲川橋梁鉄橋)の改修行われる予定となっている。 少子高齢化影響から、上田電鉄移行後も通勤・通学利用定期旅客については減少しているものの、近年観光客中心とした普通乗車券フリー切符一日乗車券)・回数券などの定期利用増えており、地域連携し沿線魅力発信広報活動続け観光需要掘り起こし行った効果表れつつある。2015年には北陸新幹線金沢駅延伸善光寺御開帳による別所温泉北向観音への参拝増加2016年にはNHK大河ドラマ真田丸放送など好材料が相次ぎ2016年度輸送人員1313333人に達した2012年度から5年連続増加となり、上田電鉄移行前の2001年度以来15年ぶりに130万人台の輸送人員回復となった2017年度輸送人員は対前年度比33226人減の128107となったものの120万人台の輸送人員維持2018年度輸送人員は再び増加転じ、対前年度1万8999人増の1299106人となった2019年度輸送人員は、2019年10月13日令和元年東日本台風による千曲川橋梁崩落被害に伴う上田駅 - 城下駅間の長期運休(「歴史」節を参照)や、2020年初頭からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対前年度182958人減の1116148人となった。この輸送人員実績統計取り始めて以来最低の数字であり、対前年度比14.1%の大幅減2021年3月28日全線運行再開期に更なる利用促進努めるという。 2021年3月28日千曲川橋梁復旧及び全線運行再開合わせてダイヤ改正実施した平日朝夕通勤・通学時間帯において、しなの鉄道線北陸新幹線との接続改善したほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響による利用状況変化合わせて運行間隔変更昼間時のパターンダイヤ化、土休日ダイヤ設定など行い全体運行本数台風被害前より減便となった同年6月17日開業100周年迎えた

※この「上田電鉄設立後」の解説は、「上田電鉄別所線」の解説の一部です。
「上田電鉄設立後」を含む「上田電鉄別所線」の記事については、「上田電鉄別所線」の概要を参照ください。

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