三蔵一行〈メインキャラクター〉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:42 UTC 版)
「西遊記ヒーローGo空伝!」の記事における「三蔵一行〈メインキャラクター〉」の解説
孫悟空 本作の主人公。お調子者でやや短気。如意棒を操り、妖怪を倒していく。金斗雲も操るが、この金斗雲は4つある(詳細は後述)。頭には金の輪っか「緊箍児(きんこじ)」をはめられている(詳細後述)。 妖怪との戦いでは不意打ちが大好きで、正々堂々と戦うことを嫌う。本人は恥ずかしいとは全く思っておらず、寧ろスッキリするらしい。妖術で敵を欺かせて倒すこともあり、敵の攻撃を妖術で逃れ反撃したり、敵の特徴や能力を利用して倒すなど、まともな戦法も取る。とどめの刺し方は袋叩きやタコ殴りなど結構暴力的。また、非常にずるがしこく、悟浄や八戒を敵の攻撃を防ぐ盾の役目などに利用することも多いが、正義感もある。また、敵が放ったミサイルを掴んだり、光線をはじき返すなど超人的な能力を持つ。 昔は天界の神々相手に「汚い妖術、卑怯な戦法、悪魔のような兵器」を使って大暴れしていたという。その功績からか悟空を倒して天下一を企てる妖怪も少なくない。 仲間である悟浄とはすこぶる仲が悪く、彼だけをわざと助けなかったり、無意味に攻撃することもあり、本人も「アイツ嫌いだから」と認めている。ただし、利害が一致すれば協力することもある。西遊記ヒーロー Go空伝! 悟浄と八戒のおまけとして旅に同行させた。当初は自分が三蔵の一番弟子であることを自称しており、同じく一番弟子を自称する悟浄と八戒とは一番弟子をかけて大喧嘩をしでかすなど、非常に折り合いが悪かった模様。 ボケ役だが、本人も酷い目に遭ったり、ツッコミ役をすることも多い。 ゴゴゴ西遊記 新悟空伝 服装が変わり、炎をイメージとした服装となった。不意打ち大好きなところは相変わらずである。また、卑怯であることを誇りに思っている。女性には暴力は振るわない主義だと主張後に、あっさりと暴力を解禁したこともあった。相手が敵であれば事情無しで攻撃するため、三蔵に「少しは事情を聞いたっていいじゃないか」と諌められることがある(しかし悟浄からは「(相手の妖怪が)悪である事は明確」と解釈されている)。 三蔵法師が五行山に訪れた時は500年も待ちつづけたためミイラになっていた。 人間の心(特に純粋な心を持つ人間)の声を聞く事ができる。 沙悟浄 自称三蔵の一番弟子。基本的にクールだが、自信がないといいながらもノリノリでボケに回ることもある。体術に長けており、妖怪との戦闘では殴る蹴るといった肉弾戦を行っている。美形。 悟空に目の敵にされており、彼とは日常的に喧嘩をするほど仲が悪く、その喧嘩でボロ負けすることもしばしばだが、その後に悟空に仕返しするのはお約束。最近では悟空にやられたり、妖怪にひどい目に合わされることが多くなり、八戒以上のやられ役となりつつある。 どちらかと言うと常識人で、よく書物を読んでいる。また、その本にGo空伝関連の宣伝が書いてあったりする。 髪型は連載初期はおかっぱだったが、2007年5月号からさらさらヘアーに変わった。サラサラヘアーに変わった理由として作者曰く「間違って描いたら、描きやすかったので…」とのこと。西遊記ヒーロー Go空伝! 結婚詐欺をした罰として旅に同行した。また、八戒に50円まけて肉まんを売ってくれた肉まん屋に感涙したり、敵妖怪の熱心に同情したりと感動するポイントがズレている節がある。 カッパの妖怪なだけあって泳ぎが得意だが、激流は泳げない。持っている釵は愛着があるが、使用回数はかなり少ない。 ゴゴゴ西遊記 新悟空伝 緑を強調した服装となった。相変わらず悟空に酷い目に合わされたり、喧嘩したりするところは変わっていない。武器は釵から月牙に変わり、前作の体術の他に、気の刃を飛ばす能力を身に付けた。悪事を働いていた過去を持ち、三蔵の弟子になった理由も悪事を働いた自分を戒めるため。 また、河童に退化したこともあり、興奮時に顔の部分が退化してしまうという後遺症にもなってしまった。 猪八戒 性格は基本的にのんびり屋で弱虫だが、芯の強いところも見せる。悟空によく「人間ミサイル」の弾にされたり、悟空に非常食とよく言われ、たまに焼かれたりと、主に一行の道具として使われる。それでも悟浄ほど酷い扱いを受けてはいない。極端に背が低く、身長とポッチャリ体型を気にしている。 冒頭ではおにぎりを食べている事が多い。西遊記ヒーロー Go空伝! 悟浄と共に、リンゴを盗んだ罰として旅に同行した(彼の回想では仲間の妖怪から仲間外れにされた描写がある)。武器は釘□(ていは)だが、使用する回数は少ない。当初は悟空と悟浄同様三蔵の一番弟子を自称していた。 ゴゴゴ西遊記 新悟空伝 黒と白を強調した服装となった。武器の釘□も九歯馬鍬に変わった。一人ぼっちだった所を三蔵に勧誘され、弟子になった。本作でも体型を気にしており、彼の妄想では自分を美化している。 悟空ほどではないが、妖怪を少なくとも3匹倒すなど、やられ役が多かった前作に比べて実力がある。 三蔵法師(コウリュウ) 後述の理由で実質本作のメインヒロイン格、悟空達のまとめ役の法師。いつも冷静だが、妖怪を見ると気絶する癖(体質とも)がある(理由は後述)。しかし、自分目当てではない妖怪や自分に害のない妖怪は全く平気らしい(悟空達を見ても平気なのはそのため)。西遊記ヒーロー Go空伝! 唐の領主に天竺にある経典を取ってくるように頼まれ、お供に悟空と悟浄、八戒を同行させた。 最近は舌打ちしたり逆切れしたり、時としては怒鳴り散らすなど、短気かつ乱暴な性格になってきており、ボケることが多くなってきた。勘違いで悟空を攻撃したりと盲目的なところもある。また、悟空と悟浄が喧嘩しているときは、止めずにどちらが死ぬか放って置くという、僧としての役目を忘れているような部分が見える。 ゴゴゴ西遊記 新悟空伝 帽子に角が付いた。気絶癖は健在。悟空に対するお仕置きは、金箍児による締め付けの他、帽子の角による「ドリルアタック」や鉄拳制裁の「高僧ナックル」、「背骨クラッシュ」、「宙返膝蹴<ムーンサルトニースタンプ>」など暴力的制裁が多くなった。後述のベイゴマ、ヨーヨーといったパクリネタを流出させた悟空達を制裁した際には、イナズマイレブンのような技を出した。ダジャレにハマっていた事もあり、低レベルなダジャレも受ける上に自分のダジャレにも受ける。強運の持ち主でもあり、死なない自信があるらしい。祭り好き。 敵を疑うことを知らず、敵と味方の見分けをつけることができない。罠にまんまと引っ掛かる、胡散臭そうな天竺への近道が書かれた看板を怪しまずに進むなどのシーンも見え、高僧にしてはやや未熟なところがある。 終盤では男ではなく女であることが判明し、実は元々本当の三蔵法師の妹コウリュウだったが、森でコンロン一味に襲われた際に兄が身代りとなって犠牲になり、それを機に死んだのは兄ではなく自分だと周囲には誤認させた上で三蔵の後を継いで自らが「三蔵法師」となった。
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