一巻から登場するハーフたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:20 UTC 版)
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事における「一巻から登場するハーフたち」の解説
パーシー・ジャクソン (Percy Jackson) 本シリーズの主人公兼語り手。 ポセイドンの息子。 フルネームは「ペルセウス・ジャクソン(Perseus Jackson)」。ただしアナベスなどからは「ワカメ君(Seaweed Brain)」といった愛称で呼ばれることもある。 目は海のような深い緑色。髪は癖のある黒色。顔立ちは良く、アナベスをはじめ様々な人物(レイチェル・エリザベス・デア、カリュプソ、続編ではレイナや、ニコなど)を惹きつける。 ぶっきらぼうだが、心優しく、勇敢な性格。頭の回転も早い。またユーモアのセンスは抜群。恋愛に関しては少々奥手である。 「大切な人への忠誠心(personal loyalty)」が強く、これが致命的な弱点であるとされている。 他の多くのハーフたちと同様に、ADHDと難読症をもつ。ただしそれゆえ、戦闘時の集中力が高く、また古代ギリシア文字の読解が得意。 剣の扱いに特に優れ、シリーズ中でも屈指の実力をもつ。だが一方、弓の扱いは苦手。 海の神ポセイドンの子であるため、水の扱いに関して特別な能力をもつ。また、馬やペガサスと会話をすることもできる。最終巻ではハリケーンを起こすこともできると判明。 最終巻にてステュクスの川に入ったため不死身を手に入れる。 キャップを取るとボールペンから剣に変わる魔法のアイテム、アナクルーズモスを使う。これは英語版では'Riptide'とも表記されており、「激流」という意味。もとはゾーイがヘラクレスに与えた武器だが、長い年月を経てケイロンからパーシーの手に渡る。 腕時計に仕組まれた盾を使うこともある。これは異母弟タイソンにプレゼントされたアイテム。 ニューヨーク生まれ。誕生日は1993年8月18日。 小学校ではADHDと難読症のため劣等生の問題児として扱われ、転校を繰り返してきた。時には事件の容疑者として指名手配されることもある。(毎回ケイロンがミストを使い誤魔化している) 名前の由来は英雄ペルセウス。 アテナの娘アナベス・チェイスとは最初こそ折り合いが悪かったものの年齢を追ううちに関係が深まり、最終巻では恋仲となる(3巻では愛と美の女神アフロディテにあった際、"アナベスに似てる"と言っている)。2人の関係は続編でも続いており、互いのことになると2人の致命的弱点がむき出しになっている。 アナベス・チェイス (Annabeth Chase) アテナの娘。 目は美しい灰色。髪はカールのかかった金髪。背が高く、容姿はパーシー曰く「元から可愛いらしかったが、最近は美人になった。」 勇敢で正義感が強く、優しい性格。やや気の強い面もある。 少々傲慢なところがあり(hubris)、これがアナベスの致命的な弱点であるとされている。 他の多くのハーフたちと同様に、ADHDと難読症をもつ。ただしそれゆえ、戦闘時の集中力が高く、また古代ギリシア文字の読解が得意。 知恵と戦争の女神アテナの子にふさわしく、博識で聡明。建築学に強い。また、運動神経が良く、短剣を戦闘でも使いこなすことができる。 愛用の武器はルークにもらった短剣。 被ると透明人間になれる魔法のアイテム、隠れ帽をもつ。これは母アテナにもらったもので、見た目はニューヨーク・ヤンキースの野球帽。 カリフォルニアのサンフランシスコ出身。 父フレデリックが再婚したことをきっかけに父と不和になり、7歳の時に家出した。母アテナの導きで、その頃同じく家出をしていたルークとタレイアに出会い、行動を共にするようになった。ルーク、タレイアと共にグローバーに連れられてハーフ訓練所にやってきたが、途中タレイアは自ら囮になって戦死した。その後はハーフ訓練所での生活が続いていた。 名前の由来は知恵の女神アテナ(Athena)。アナグラム様になっている。またキャラクターとしてのモデルは英雄アタランテー。 当初はヘルメスの息子ルーク・キャステランのことを想っていた描写があるが、続編では12歳の頃からパーシーが気になっていたと判明。ただ、彼とあった初めの頃は彼女の母アテナと彼の父ポセイドンの確執もあり嫌っていた。 ルーク・キャステラン (Luke Castellan) ヘルメスの息子。大学生ぐらい。 目は青色。髪は砂色。顔に大きな切り傷があるものの、容姿は非常にかっこいいため、女子にモテる。筋骨たくましい青年。 面倒見が良く、優しい性格。だが、しばしば冷酷さを見せる。 他の多くのハーフたちと同様に、ADHDと難読症をもつ。ただしそれゆえ、戦闘時の集中力が高く、また古代ギリシア文字の読解が得意。 剣の扱いに優れ、シリーズ中では最高クラスの実力をもつ。 盗みや旅人の神ヘルメスの子であるため、盗みや旅に関して特別な能力をもつ。 一巻の末に裏切りが発覚し、パーシー、特にアナベスは非常にショックを受ける(理由は父親への不満からと言っている)。対人間、対モンスター共に効果のある両刃の剣バックバイターを使う。 コネティカットのウェストポート出身。母メイが正気を失ったため、恐怖心から家出した。その後、同じく家出をしていたタレイアとアナベスに出会い、行動を共にするようになった。14歳の時、タレイア、アナベスと共にグローバーに連れられてハーフ訓練所にやってきたが、途中タレイアは自ら囮になって戦死した。その後はハーフ訓練所での生活が続いていた。アナベスを妹のように可愛がっている。最後にアナベスを好きになるが英雄として死んでしまう。死後は生まれ変わりを選んだ。 タレイア・グレイス (Thalia Grace) ゼウスの娘。 目は雷のような青色。肩ほどの長さの黒髪をつんつんに立てている。目の下にそばかすがあるが、顔立ちは良い。長距離ランナーのように筋骨たくましい容姿をしている。 勇敢で仲間想いな性格。また、天空の神ゼウスの子であるにもかかわらず高所恐怖症である。 「力への欲望」が強く、これがタレイアの致命的な弱点であるとみられる。 他の多くのハーフたちと同様に、ADHDと難読症をもつ。ただしそれゆえ、戦闘時の集中力が高く、また古代ギリシア文字の読解が得意。 槍の扱いに長け、シリーズ中では最高クラスの実力をもつ。 雷の神ゼウスの子であるため、雷を操るなど強力な特技をもつ。 愛用の武器は長槍。これは普段はスプレー缶の形をしている魔法のアイテム。 青銅製のアイギスを好んで使う。相手を石にすることこそできないが、大きく動揺させることができる。普段は腕輪の形をした魔法のアイテム。 母とは兼ねてより不仲であったが、9歳の時に起こったとある重大な事件(詳細は本シリーズでは語られていない)をきっかけに家出した。その後、同じく家出をしていたルークとアナベスに出会い、行動を共にするようになった。12歳の時、ルーク、アナベスと共にグローバーに連れられてハーフ訓練所にやってきたが、仲間たちを逃がすために自ら囮になって戦死した。しかし、その後パーシー達がとってきた金の羊毛によって復活し、後にアルテミスのハンター隊の隊長、アルテミスの副官になる。 クラリサ・ラ・ルー (Clarisse La Rue) アレスの娘。 髪は長い茶髪。筋骨隆々で背が高く、体格に恵まれている。他のアレスの子供たちとたがわず不器量。 強情で喧嘩っ早い性格だが、時折優しさも見せる。 他の多くのハーフたちと同様に、ADHDと難読症をもつ。ただしそれゆえ、戦闘時の集中力が高く、また古代ギリシア文字の読解が得意。 戦争の神アレスの子であるため、運動能力が極めて高い。 電気を帯びた槍を好んで使う。これは父アレスにもらったもの。 アリゾナ州のフェニックス出身。ハーフ訓練所にやってきて以来、訓練を続けている。訓練所ではガキ大将のような存在。クリスのガールフレンド。 名前の由来は戦の神アレス(Ares)。アナグラム様になっている。
※この「一巻から登場するハーフたち」の解説は、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の解説の一部です。
「一巻から登場するハーフたち」を含む「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事については、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の概要を参照ください。
- 一巻から登場するハーフたちのページへのリンク