一帯一路構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 09:37 UTC 版)
「アフロ・ユーラシア大陸」の記事における「一帯一路構想」の解説
中華人民共和国が近年唱えている「一帯一路」は、中国からヨーロッパやアフリカまで陸海路で結び、かつてのシルクロード沿いに中国を中心とした新しい経済圏を生み出そうとする構想であり、アフロ・ユーラシア大陸を一体的なものとしてとらえる発想にもとづいている。具体的には、中国からロシアや中央アジア、モンゴルを経由(例:トランス・ユーラシア・ロジスティクス)してイギリスのロンドンやスペインのマドリードまでを鉄道で結び(例:義烏・マドリード路線、義烏・ロンドン路線)、一方ではアフリカのジブチやパキスタンのグワダルなどインド洋各地に中国主導で港をつくり、海路でギリシャのピレウスなどヨーロッパに連結させるというものである。これについては、一部に中国資本による地域開発を歓迎する声があるものの、明確に中国の覇権主義と結びついた構想であることから、これを警戒する声も大きい。
※この「一帯一路構想」の解説は、「アフロ・ユーラシア大陸」の解説の一部です。
「一帯一路構想」を含む「アフロ・ユーラシア大陸」の記事については、「アフロ・ユーラシア大陸」の概要を参照ください。
- 一帯一路構想のページへのリンク