メンバーの列聖手続き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:26 UTC 版)
「オプス・デイ」の記事における「メンバーの列聖手続き」の解説
現在、列聖手続きが既に始まっているオプス・デイの信者が数名いる(2021年現在、計18名)。司教と司祭、聖職者と男女信徒であり、エンジニア、医者、主婦、学生、大学教授、弁護士、エンジニアなど様々な職業の人がいる。出身国はスペイン、スイス、アルゼンチン、グアテマラ、ブラジル、メキシコである。 【司教 3名】 福者アルバロ・デル・ポルティーリョ (Álvaro del Portillo、1914年 - 1994年):スペイン出身のエンジニア。オプス・デイの初期メンバーであり、ホセマリア・エスクリバーの後継者。2014年、マドリードで列福された。 アドルフォ・ロドリゲス・ビダル(Adolfo Rodríguez Vidal、1920年 - 2003年):スペイン出身のエンジニア。チリでオプス・デイの活動を始め、のちにロス・アンヘレス教区(チリ)の司教を務めた(1988年 - 1994年)。 ファン・ラレア・オルギン(Juan Larrea Holguín、1927年 - 2006年):エクアドル出身の法律学者、エクアドル生まれの最初のオプス・デイの信者であり、 のちにエクアドルのグアヤキル教区の大司教を務めた(1989年 - 2003年)。 【司祭 2名】 ホセ・マリア・エルナンデス・ガルニカ (José María Hernández Garnica、1913年 - 1972年):スペイン出身のエンジニア・司祭。鉱山工学、自然科学、神学の博士号を持っており、1944年に司祭に叙階された。欧州諸国での司牧に従事することになり、イギリス、アイルランド、フランス、オーストリア、ドイツ、スイス、ベルギー、オランダの各国で働き、多くの病気を患ったが、犠牲の精神で耐え忍び、とりわけ、1年間に渡った最後の闘病生活を英雄的に捧げた。 ホセ・ルイス・ムスキス(José Luis Múzquiz、1912年 - 1983年):スペイン出身のエンジニア・司祭。アメリカ合衆国でオプス・デイの活動を始めた。 【男女の信徒 13名(2組の夫婦を含む)】 福者グアダルーペ・オルティス・デ・ランダスリ(Guadalupe Ortiz de Landázuri、1912年 - 1975年):スペイン出身の化学研究者。オプス・デイの初期女性メンバーであり、スペイン、メキシコ、イタリアで活躍した。同じく列聖調査中のエドゥアルド・オルティス・デ・ランダスリの妹である。2019年に列福されることによって、「福者」となった。 尊者モンツェ・グラセス(Montse Grases、1941年 - 1959年):スペイン・バルセロナ出身の学生。英雄的とも言える剛毅をもって、非常な痛みを伴う病気(癌)の苦しみを受け入れ、17歳時に死去。 尊者イシドロ・ソルサノ(Isidoro Zorzano、1902年 - 1943年):ブエノスアイレス(アルゼンチン)出身のエンジニア。マドリード(スペイン)にて死去。長期に渡った病気を剛毅と喜びをもって耐え、聖性のほまれのうちに帰天した。 トニ-・ツヴァイフェル(Toni Zweifel、1938年 - 1989年):イタリア・ヴェローナにおいて、スイスの事業家の子として生まれ、チューリッヒ工科大学を卒業した。短期間の工場勤めをした後、チューリッヒ工科大学の熱力学研究所に参加し、様々な特許取得に貢献した。1972年、発展途上国の惨状に心を動かされ、それまでの研究職を辞し、賛同者とともにリンマット財団を設立した。トニーの指導のもと、当財団は17年に渡って、4大陸、30カ国を越える国々で、数多くの開発プロジェクト(家族生活、女性の地位向上、医療援助、若者の職業訓練など)を推進した。 エルネスト・コフィニョ(Ernesto Cofiño、1899年 - 1991年):グアテマラ出身の医師、大学教授。グアテマラでの多くのNGOや社会福祉事業で活躍した。 エドゥアルド・オルティス・デ・ランダスリ(Eduardo Ortiz de Landázuri、1910年 - 1985年):スペイン人の大学教授・医師。妻ラウラと同様に列聖調査中。 ラウラ・ブスカ(Laura Busca、1913年 - 2000年):エドゥアルド・オルティス・デ・ランダスリ夫人、主婦。 ドラ・デル・オヨ (Dora del Hoyo、1914年 - 2004年):スペイン出身の家政婦。洗濯や掃除のような家事を通して平凡な生活の中で聖性を求めた。 エンカルニータ・オルテガ・パルド(Encarnita Ortega Pardo、1920年 - 1995年):オプス・デイの初期メンバーの女性 トマス・アルヴィラ(Tomás Alvira、1906年 - 1992年): 化学者 パキータ・ドミンゲス(Paquita Domínguez、1912年 - 1994年):トマス・アルヴィラ夫人。教師。 マルセロ・エンリケ・カーマラ(Marcelo Henrique Câmara、1979年 - 2008年):ブラジル出身の弁護士。 アルツーロ・アルバレス・ラミレス(Arturo Álvarez Ramírez、1935年 - 1992年):メキシコ人、グアダラハラ大学化学学部教授。
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