ペリメーデースとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ペリメーデースの意味・解説 

ペリメーデース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/24 06:42 UTC 版)

ペリメーデース古希: Περιμήδης, Perimēdēs)は、ギリシア神話の人物である。長音を省略してペリメデスとも表記される。主に、

などが知られている。以下に説明する。

ケンタウロスの1人

このペリメーデースは、ケンタウロスの1人である。ペウケウスの息子で、ドリュアロスと兄弟。彼ら兄弟はペイリトオスヒッポダメイアの結婚式に出席し、ラピテース族と戦った[1]

エウリュステウスの子

このペリメーデースは、ミュケーナイの王エウリュステウスとアンティマケーの子で[2]アレクサンドロス、イーピメドーン、エウリュビオス、メントール[3]アドメーテーと兄弟[4]ヘーラクレースの死後に起きたエウリュステウスとヘーラクレイダイとの戦いで、エウリュステウスや他の兄弟とともに戦死した[3]

トロイア人

このペリメーデースは、トローアス地方の都市クリューサのアポローン・スミンテウスの聖域の近隣に住んでいたトロイア人である。トロイア戦争でギリシア人と戦ったが、ケストロス、パレーロス、ペリラーオス、メドーンの子メナルケースとともにネオプトレモスに討たれた[5]

その他の人物

脚注

  1. ^ ヘーシオドス『ヘーラクレースの楯』186行。
  2. ^ アポロドーロス、3巻9・2。
  3. ^ a b アポロドーロス、2巻8・1。
  4. ^ アポロドーロス、2巻5・9。
  5. ^ スミュルナのクイントゥス、8巻291行。
  6. ^ 『イーリアス』15巻515行。
  7. ^ 『オデュッセイアー』11巻23行。
  8. ^ 『オデュッセイアー』12巻195行。
  9. ^ パウサニアース、10巻29・1。
  10. ^ アポロドーロス、E(摘要)7・28。

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ペリメーデースのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ペリメーデース」の関連用語

ペリメーデースのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ペリメーデースのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのペリメーデース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS