ヘとは?

へ【ヘ】

洋楽音名の一で、日本音名の第4音。


へ【×舳】

船の先端部。船首。へさき。みよし。

「艫(とも)に—にましじ貫き漕ぎつつ」〈・四二五四


[感]

応答のとき、軽くへりくだった気持ち示し発する声。「へ、恐れ入ります

こばかにする気持ちを表すときに発する声。ふん。へん。「へ、つまらないことを言うね」


へ【家】

《「いへ」の音変化》いえ。人家

春の野鳴くうぐひすなつけむと我が—の園に花咲く」〈万・八三七


へ【×屁】

肛門(こうもん)から放出されるガス飲み込んだ空気や、腸の内容物発酵で生じる。おなら。「屁をひる

値打ちのないもの、つまらぬもののたとえ。「屁にもならない


へ【戸】

民の家。また、それを数える語。

「秦人(はたひと)の—の数、惣(す)べて七千五十三—」〈欽明紀〉


へ【×竈】

かまど。へっつい

「慎(ゆめ)、よもつ—ものを(な)食ひそ」〈霊異記・中〉


[格助]《現在では「え」と発音する》名詞に付く。

動作作用移動進行する目標地点方向を表す。…の方向に向かって。…の方へ。「西へ向かう」

今日(けふ)、車、京—とりにやる」〈土佐

動作作用行われる場所・帰着点を表す。…に。「庭へ物を捨てるな」「父も母も留守ところへ訪ねてきた」

十月十四日関東下着(げちゃく)」〈平家・八〉

動作作用の向けられる相手対象を表す。…に対して。…に。「父へ送った手紙」「お母さんへよろしくお伝えください

「われらが主の太政入道殿—、いかで参らであるべき」〈平家・二〉

[補説] 「あたり」の意を表す名詞「辺(へ)」から転じたもの。本来は「に」が場所や動作作用帰着点を静止的に指示するのに対し、「へ」は、動作作用の向かう目標移動的に指示す傾向が強い。しかし、平安時代末ごろから、23の用法が生まれ、「に」との境界がしだいにあいまいになる。


へ【上】

上。表面

「いかにあらむ日の時にかも声知らむ人の膝の—我がかむ」〈万・八一〇〉


へ【×瓮】

酒などを入れる容器。瓶(かめ)。

「—二十ばかり据ゑて」〈宇津保・吹上上〉


五十音図ハ行の第4音。咽頭無声摩擦子音[h]と母音[e]とから成る音節。[he]

平仮名「へ」、片仮名「ヘ」は、ともに「部」の旁(つくり)「阝」の草体から。

[補説] (1) 「へ」は、古く両唇無声摩擦子音[Φ]と母音[e]とから成る音節[Φe]であり、さらに奈良時代以前には[pe]であったかともいわれる室町時代末までは[Φe]であったが、江戸時代入り、[he]となった。(2) 「へ」は、平安時代半ば以後語中語尾では一般に[we][je]と混同し、室町時代末には[je]と発音されたが、のちさらに[e]と発音されるようになった。これらは歴史的仮名遣いでは「へ」と書くが、現代仮名遣いでは、助詞「へ」以外はすべて「え」と書く。


へ【辺/方】

【一】[名]

そのものにごく近い場所、また、それへの方向を示す。近く。ほとり。あたり。

大君の—にこそ死なめ」〈続紀聖武歌謡

多く「沖」と対句になって)海のほとり。うみべ。

「沖見ればとゐ波立ち—見れば白波さわく」〈・二二〇〉

【二】接尾名詞動詞連体形の下に付く。普通「え」と発音され、また濁音化して「べ」ともなる。

その辺り、その方向などの意を表す。「片(かた)—」「行(ゆ)く—」「海—(うみべ)」「—(みずべ)」

その頃の意を表す。「去(い)にし—」「春—(はるべ)」「夕—(ゆうべ)」


へ【ヘ】

〔名〕 日本音名第四番目の音の呼称ドイツ、英、ラテン音名のF、フランスイタリア音名ファにあたる。ヘ音


へ【へ・ヘ】

〔名〕 五十音図第六第四段(ハ行エ段)に置かれ、五十音順第二十九位のかな。いろは順では第六位で、「ほ」のあと「と」の前に位置する。現代標準語発音では、咽頭無声摩擦音 h (ほぼ母音 e の構え声帯振動を除いた際に呼気軟口蓋にあたって生ず摩擦音)と母音 e との結合した音節 he にあたり、これを清音の「へ」という。これに対して、「へ」に濁点をつけた「べ」は、両唇閉鎖による有声破裂音 b の結合した音節 be にあてられ、これを「へ」の濁音という。また、「へ」に半濁点をつけた「ぺ」は、両唇閉鎖による無声破裂音 p の結合した音節 pe にあてられ、それを「へ」の半濁音という。歴史的かなづかいでは、語中語末の「へ」を e と読むことが多い。現代かなづかいでは助詞の e を「へ」と書く。「へ」及び「ヘ」の字形は共に「部」の右部の阝の草体から出たもの。ローマ字では、清音に he、濁音be半濁音pe をあて、助詞の「へ」には e を用いる。


読み方:ヘ(he)

律令国家東北地方隼人の地の未開拓地域においた施設


名前 He; Hye

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 01:23 UTC 版)

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:03 UTC 版)

発音(?)

記号

  1. 音名。Fにあたる。ハ長調ファ



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