フリージス財団 (Freezis Foundation)
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「七つの大罪シリーズ」の記事における「フリージス財団 (Freezis Foundation)」の解説
ハンネ=ローレ (Hanne Lorre) モチーフ:巡音ルカ(ルカーナ=オクト) フリージス財団の傘下にあるシュブルク新聞社に勤める記者で、公にはされていないがフリージス財団の総帥ショウ=フリージスの曾孫。組織に縛られない気質を持ち、見た目は若いが実年齢はかなり上の緑髪の美女。ユキナ=フリージスが残したとされる「プラトーの花」について取材を進めるうちに、トラゲイの街で起きた事件に徐々に巻き込まれていく。 その正体は、悠久の時を生き続ける魔道師エルルカ=クロックワーカー。「三英雄のエルルカ」として有名になりすぎてしまった為に一時的に歴史から姿を消すべく、「悪ノ娘」の時代からの付き合いであるショウ=フリージスに薦められて、病で亡くなったショウの曾孫「ハンネ=ローレ」に成りすまし、特徴的な桃色の髪も緑色に染めていた。長い間使用してきたルカーナ=オクトの身体に限界が近づき始めており、魔力が全盛期よりも劣ってしまっており、本人も「年を取ってしまった」とかなり気にしている。 やがて事件の真相に辿りつき、原罪者イブ=ムーンリットと対立し、彼女の魂を「転身の術」で自分の中に取り込み溶かそうと試みる。その決着がついた後、帰りを待っていたグーミリアとミカエラの前に何事もなかったように現れ、一瞬瞳の色が緑に変わったが2人はそれに気づくことはなく、グーミリアと共にルシフェニア共和国に向かった。 ハイデマリー=ローレ (Heidimary Lorre) モチーフ:GUMI(グミナ=グラスレッド) フリージス財団の総帥ショウ=フリージスの曾孫で、ハンネ=ローレの妹。フリージス財団を中心に組織された世界警察マーロン本部の国際実働部「ユステア」に所属している。無口で感情の起伏は少ないが、気性は非常に激しい。あちこちで家屋を破壊する上に、勝手に容疑者を拷問したり、業務中にサボってリン=チャンのコンサートを観に行くなど問題行動も非常に多いが、たまに強引な捜査のおかげで予想以上の功績も出すため、大老の曾孫だからという理由以外にも奇跡的に首を免れている。 その正体は、エルルカの弟子グーミリア。エルルカと同じ理由で、本物のハンネと共に病で亡くなった妹の「ハイデマリー=ローレ」に成りすましていた。以前よりも魔術を使いこなせるようになっており、彼女の活躍ぶりをみたエルルカが引退しようかとぼやいたほど。マルガリータと決着をつけに千年樹の森の小屋に向かっていったエルルカを見送り、戻ってきたエルルカと共にルシフェニア共和国へ向かう。 ショウ=フリージス (Shaw Freezis) モチーフ:月読ショウタ 年齢:116歳没(493-609) フリージス財団の総帥にして100歳を超える「大老」。ハンネとハイデマリーの曽祖父だが、跡継ぎ問題を避けるために二人の曾孫のことは公にはしていない。生真面目な性格でハンネたちのよき理解者でもあり、彼女たちに対して惜しみない援助をしている。 幼少の頃に両親や姉が関わった「大罪の器」に危機感を抱いており、情報収集や「曾孫」としての戸籍を与えてエルルカたちの活動を支援してきた。かつて老いと死に対する恐怖から不老を求めて千年樹ことミカエラに願った事があり、幼少時代からの彼を知るミカエラは同情してしまい、神の力を行使した結果不老にこそならなかったものの、人並み以上の寿命を手にした。しかしその寿命も限界が近づき始め、ハンネたちがトラゲイで起きた事件の捜査をしている最中に寿命を迎え、眠るように亡くなった。 アーイ=フリージス (Aai Freezis) フリージス財団の総帥代理の女性。ショウ=フリージスの妹であるアイル=フリージスの孫で、新大陸の開発事業などで財団に貢献してきた手腕を持つ。ショウの死後、正式にフリージス財団総帥の座を継いだ。 ブルーノ=マーロン (Bruno Marlon) フリージス財団の幹部にして、ショウの側近。「ブルーノ」は本名ではなく、かつてエヴィリオスの裏社会に存在した「組合」と呼ばれる組織の長が名乗ってきた名で、「組合」がフリージスの傘下に入った際にフリージス家が最も信頼する側近に与えられる名となった。ショウとは50年ほどの付き合いであり長年組織を支えてきたが、彼の曾孫であるハンネとハイデマリーを快く思っていない。本物のブルーノ=マーロンはカイドル=ブランケンハイムに殺害され、カイドルが七番目の手品師の協力で顔を変え、成りすましていた。実は「ペールノエル」と繋がりを持っており、「ペールノエル」が関わっていた裏市場に関する調査に圧力をかけていた。メイラナたちからハンネことエルルカの処分を条件に「二番目のディーラー」の座を与えると約束されており、ショウの死後本性を露わにしハンネとハイデマリーを無実の罪で拘束するも、二人には結局逃げられてしまった。その後アーイ=フリージスが総帥に就任した際に、ノブ=ニコールと共に副総帥に選ばれている。なお、「ペールノエル」側からは捨て駒程度にしか思われていない様子。 ノブ=ニコール (Nob Nicolle) ブルーノと同じくフリージス財団の副総帥。現在は新大陸に関する事業を中心に行っている。真面目な人物であり、先代の「五番目の道化師」に弟を殺されたことから、ペールノエルを何よりも憎んでいる。 エイン=アンカー (Ayn Anchor) 世界警察に所属するネツマ族の男性。階級は巡査。かつてハイデマリーと付き合っていたが、上手くいかず別れている。ハンネに苦手意識を抱いているが、ハンネの方は彼のことを基本的にお人好しと見ている。トラゲイで起きた殺人事件について調査し、その過程で裏市場に関する情報も入手した為、圧力をかけられながらも調査していた。その後はかつて自分が関わっていた「五番目の道化師」についての事件に関わるようになる。 祖父は世界警察の初代総監で、祖父を尊敬していた父から同じ名前を与えられた。捨て子だったネツマ族の祖父の名付け親は、同じくネツマ族でありクラリス修道会の創設者シスター・クラリス。当時フェリクス伯爵に使えていた勇敢な兵士にして、クラリスの幼馴染であったエルフェ人の「エイン」という男性の名前が由来。 ホブ=ホーマー (Hob Homer) 世界警察マーロン本部の国際実働部「ユステア」の部長。ハイデマリーの上司だが問題行動ばかり起こす彼女に常に頭を抱えており、何度も彼女の首を上層部に打診してもたまに出すハイデマリーの功績と、大老の曾孫という身分からなかなか通らずにストレスを溜めている。 ブルーノの命令には忠実だが「ユステア」のリーダーであることに誇りを持っており、彼がハンネとハイデマリーを無実の罪で拘束した際にはエインと共に彼女らを救出した。しかし2人を巻き込みたくなかったハンネことエルルカによって結局気絶させられてしまった。 その後もブルーノから捜査中止の圧力がかかるものの、ブルーノを見限りウィルスやエインの捜査を助力していた。ウィルス曰く「減給と左遷を何よりも恐れているが、それ以上に「正義」を歪められるのを嫌う人」。 ウィルス=ゾラック (Willus Zorach) 世界警察マーロン本部の国際実働部「ユステア」の一員。勤務中に二日酔いに悩まされる程いい加減な面もあるが、かつて先代の「五番目の道化師」を射殺したことからわかるように、高い実力と洞察力を持つ。「五番目の道化師」の事件を任されたエインのお目付け役。心音の時計塔の地下に眠る悪意の種を監視する一族の出身
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