ハボタン(葉牡丹)の花言葉とは? わかりやすく解説

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ハボタン(葉牡丹)の花言葉

ハボタン全般花言葉は「祝福」「利益」「慈愛」「愛を包む」「物事動じない」。どれも縁起良い意味を持つ花言葉ばかりである。ハボタンは、お祝い事にふさわしい植物として、お正月寄せ植え門松生花などに昔から利用されている、日本人には馴染みの深い植物である。「花」言葉とは言うが、ハボタン場合は「」を楽しむ植物である。ハボタン花のように見え部分は実はであり、花ではない。春に伸びてその先に咲く菜の花のような黄色い花ハボタンの花であるが、基本的には花はほとんど重宝されず、鮮やかな色のを楽しむ観葉植物である。美し見た目だけでなく縁起良い花言葉を持つハボタンは、正月お祝いなどの飾りとして使われるほか、贈り物として、そしてお祝い場面で寄せ植えなどに広く使われる植物である。

(1)「祝福」は、お正月誕生日などのお祝い向いている花言葉である。おめでたい時や、友人恋人などの親しい人へのお祝いの時などに、一緒に祝福している気持ちを、ハボタンを贈ることで花言葉伝えることができる。

(2)「利益」は、商売で儲かることなどを祈って取引先などの相手向けてハボタンと共に伝えたい縁起良い花言葉である。積極的に取引先などの相手正月ハボタンを贈ることで、相手好印象与え良好な関係を築くきっかけとなるほか、大変に縁起良く好印象贈り物となる。

(3)慈愛」「愛を包む」は、愛する人親しい人に贈りたい花言葉である。好きな人へのアピール親しい人に贈って自分気持ち伝えることで、相手との親愛度高まり良好な関係を保つきっかけになると考えられる

(4)「物事動じない」は、「頼りになる」という意味である。いつも自分頼りにしている人や、尊敬している人に気持ち伝えたいときに、ハボタン一緒に贈りたい花言葉である。

ハボタン(葉牡丹)の花言葉の由来

#色が関係していると言われる祝福」という花言葉由来
花言葉の「祝福」は、ハボタン紅白色合いおめでた縁起良いとされ、日本正月飾りとして親しまれていることに由来すると言われている。ハボタンは、原産地では本来食用植物ケール)だった。4世紀ごろに中国渡り食用とされていたケールは、18世紀江戸時代初期ごろに日本渡来したのち、園芸用として品種改良されて現在のハボタンとなった当時、冬に咲く色鮮やかな花が少なかったことや、おめでたい花として使われるボタン牡丹)が寒い時期にはあまり咲かないうえに、高価であることから、ボタンよりも安価で丈夫で育てやすいハボタン人気高まりボタン代わりに鑑賞するようになったと言われている。

ハボタンは、まるでボタン大輪の花のように見え幾重にも重なった特徴であり、ちょうどお正月迎え時期美しく色づくため、古くから新年お祝いする飾りとして重宝されてきた。当時から、ハボタン紅白の2色をセット植えるのが一般的であった紅白は、おめでたい時に用いられる色の組み合わせであり、その2色がセット植えられていることが定番ハボタンまた、その色から縁起が良い植物だと考えられるようになった。そのため、「祝福」が花言葉として定着した別の説としては、「祝福」は真っ赤な花びら特徴ポインセチアの花言葉でもあり、ハボタン鮮やかな色をしていることから「祝福」という花言葉付けられたとも言われている。

花言葉利益」の由来
(1)中国故事からつけられた説
三国志有名な諸葛孔明181年-234年)の故事由来している。中国三国時代政治家、軍人、そして戦略家でもあった諸葛孔明は、行く先々戦場ハボタン栽培して兵士民衆たちの食料にした。ハボタンは、本来は食用であったのだ。兵士らがハボタン植え育てた結果ハボタン戦時中大切な食料となり、兵士活力という「利益」を与えた。このことがハボタン花言葉言われだとされている。

(2)見た目からつけられたという説
ハボタン幾重にも重なるようにしてがついており、見た目キャベツによく似ていることから、キャベツと同じ花言葉利益」が付けられたという説である。さらには丸く形作られる中心部に「良いもの」が入っているように見えるため、「富の象徴のようだとして「利益」が花言葉となったという説もあるようだ

花言葉の「慈愛」「愛を包む」の由来
ハボタン中心部周り包んでいる形状を、赤ちゃん大切に包み混んでいる姿に重ねたことに由来しているとされている。

花言葉の「物事動じない」の由来
明確な由来存在しないが、冬の寒さにも動じず綺麗に咲くことからこの花言葉がついたと言われている。また、地面大きく広がり安定感よく並び咲くことに由来しているとも、ハボタンどっしりとしていて貫禄ある様子に由来しているとも言われている。

ハボタン(葉牡丹)の英語の花言葉

ハボタンは英語で「Flowring Kale(フラワーリング・ケール、『花のようなケール』)」「Ornamental Kale(オーナメンタル・ケール、『観賞用ケール』)」「Ornamental Cabbage(オーナメンタル・キャベッジ『観賞用キャベツ』)」「Decorative Kale(デコレイティブ・ケール)『装飾用のケール』」などと呼ばれている。しかし、ハボタンには英語の花言葉存在しない花言葉Language of Flower)の発祥17世紀ごろのオスマン帝国現在のトルコ)の首都イスタンブールと言われており、花に思い託して相手に贈るという風習から生まれたと言われいる。その文化各国伝わりそれぞれの国で花々にあった言葉付けられていった思われる

英語圏花言葉多くヴィクトリア期(1837年-1903年)頃までに定着したと言われているが、英語圏では最近までハボタンブーケ観賞用などとして使われていなかったため、花言葉与えられていないハボタン原産地海外西ヨーロッパ)だが、野菜ケール)として栽培され植物であった青汁でもお馴染みケールは、ブロッコリーカリフラワー芽キャベツ黒キャベツ、そしてハボタン原種である。ケールは約4500年前誕生し18世紀江戸時代初頭オランダから日本食用として海を越えて渡ってきたとみられている。野菜としてケールはさほど広まらず、観賞用として品種改良などが頻繁に行われ日本で独自の発展遂げて現在の姿ハボタンとなった。現在では海外でも栽培されているハボタンだが、観賞用として日本発祥のである

ハボタンと同じ品種キャベツには英語の花言葉付けられているが、そのひとつは「Profit利益)」である。日本語でのキャベツ花言葉と同じであるほか、ハボタン花言葉一つ利益」とも同じである。

ハボタン(葉牡丹)の色別の花言葉

ハボタンの色には白、ピンク、赤、黄、紫、緑など様々なものがある。白のハボタンには「祝福」、ピンク色ハボタンには「愛を包む」という花言葉があるという説もあるが、ハボタンには色別花言葉は特にないという説が主流のようである。

ハボタン(葉牡丹)の本数別の花言葉

バラの花やプロポーズの時などに花の本数に意味を込めることもあるが、ハボタンには、本数別の花言葉は特には付けられていないハボタンそもそもではなくであるため、数にことさら意味を持たないのだと考えられる。したがって贈り物とするときは本数を気にする必要はない。

ハボタン(葉牡丹)の怖い花言葉

ハボタン花言葉は、「祝福」「利益」「慈愛」「愛を包む」「物事動じない」と、どれも縁起良く良い意味こめられたものばかりである。怖い意味の花言葉や、裏の意味隠されているということはない。従って、親しい人や大切な人などに安心して贈ることができる、美しく縁起良い植物と言えるだろう。



花言葉内容諸説あります



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