ナナシマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 16:54 UTC 版)
『ファイアレッド・リーフグリーン』で追加マップとして登場。カントー地方の南に所在する島々。カントー地方本土とは専用船「シーギャロップ号」で接続する。 カントー地方に比べると田舎という認識が多く、温暖な地方だと言われている。 道路や水道は番号ではなく固有の名称となっている。 ポケモンジムはない。4の島以降に行くにはある条件を満たす必要がある。 「島が7つあるからナナシマと呼ばれると言う人がいるが、7日でできた島だからこの名前で呼ばれる」との伝説がゲーム内で語られる。 各マップのBGMは、1 - 3の島ではカントー地方と同じ物が、4 - 7の島では『金・銀』系のジョウト地方のもののアレンジバージョンが使用されている。 4 - 7の島では野生のポケモンの一部には『金・銀』系のポケモンが登場する。 続編である『ハートゴールド・ソウルシルバー』およびピカチュウ版リメイクの『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』には登場せず、作中では一切触れられていない。 1の島(1のしま) 最初に訪れる島で、火山の地熱を利用した温泉がある島。ポケモンネットワークセンター ポケモンセンター兼通信施設。ニシキはここで、カントー・ナナシマ間のネットワークを管理している。 ある条件を満たせば『ルビー・サファイア・エメラルド』との通信ができるようになる。 火照りの道(ほてりのみち) 1の島と灯し火山を繋ぐ道。途中の洞窟に、灯し火温泉がある。灯火温泉 火照りの道の途中にある温泉。野生のポケモンは出現しない。BGMはハナダシティと同一。 灯し火山(ともしびやま) 1の島北部に位置する火山。ギャロップやブーバーなどほのおタイプの野生ポケモンの生息地。頂上にファイヤーが生息している。 アニメ版ではサイドストーリー18話で登場。ゲーム版同様ファイヤーが生息しているが、常に居続けているわけではなく、周期的に現れることになっている。 宝の浜(たからのはま) 1の島の南部に位置する浜。流されてきた隠れアイテムが多数見つかる。 2の島(2のしま) ナナシマの中では人口が少なく、小さい島。ゲームコーナーがあり、ワイヤレスアダプタを使ったミニゲームが楽しめる。 島の周囲は水の流れが非常に早く、釣りや「なみのり」による移動はできない。きわの岬(きわのみさき) 2の島の北部に位置する岬。中央に滝が流れている。 民家が1軒あり、そこである条件を満たすことで最強の技を伝授してくれる。 ゲームコーナー 「ドードリオの木の実取り」等のミニゲームで通信対戦ができる。 3の島(3のしま) ナナシマの中では最も栄えている島。大小の島が2つあるのが特徴。近頃は暴走族がよくうろついている。マヨの家(マヨのいえ) 暴走族に襲われていた女の子の家。3の島の町中にある。 絆橋(きずなばし) 3の島(親)と木の実の森(子)を繋ぐ橋。特にイベントはない。 木の実の森(きのみのもり) 3の島西部に位置する、木の実が多く落ちている森。木の色は黄葉したイチョウをイメージした黄色になっている。 4の島(4のしま) 暖かい気候でありながら、氷で覆われた「凍て滝の洞窟」がある島。四天王カンナの故郷でもある。2の島同様、周囲は早い水の流れに覆われている。 BGMはジョウト地方のヒワダタウン・フスベシティのアレンジバージョン。カンナの家(カンナのいえ) 室内にぬいぐるみが飾られている。殿堂入りの回数によってぬいぐるみの数が増える。 育て屋(そだてや) 4の島にある。ポケモンを2匹まで預けることができる。カントー本土の育て屋はポケモンを1匹しか預けることができないため、タマゴを見つけるにはこちらを利用する。 凍て滝の洞窟(いてだきのどうくつ) 4の島北東部に位置する。内部は氷に覆われており、中央を滝が流れる洞窟。地面が不安定で、歩くと床が抜けることもある。四天王カンナは手持ちポケモンであるラプラスとここで出会った。 5の島(5のしま) いくつもの島々がある島で、ゴージャスリゾートというリゾート地で知られている。 BGMはジョウト地方のヒワダタウン・フスベシティのアレンジバージョン。5の島 空き地(5のしま あきち) 5の島南東部に位置する。ロケット団倉庫がある。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。思い出の塔(おもいでのとう) 5の島 空き地西部に位置する。石が積まれているイワークのお墓がある。飲み物を供えることができる。 ロケット団倉庫(ロケットだんそうこ) 6の島の点の穴でサファイアを奪った研究員が逃げ込んだ倉庫。バトルに勝つと取り返すことができる。タマムシのアジトやトキワジムのような移動する床がある。 入るにはある条件が必要。 水の迷路(みずのめいろ) 海面に岩が突き出ており、複雑な地形を作っている。稀に珍しい水ポケモンが出現する。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。ゴージャスリゾート おじょうさまが住んでいる。おじょうさまが見たがっているポケモンを手持ちに入れて話しかけるとゴージャスボールがもらえる。帰らずの穴(かえらずのあな) 穴と岩がたくさんある迷路のような洞窟。謎を解かないと先に進めず、謎解きに失敗すると入口付近に戻されてしまう。 6の島(6のしま) 北部に海が広がっている。遺跡のある島として有名。「点の穴」という古代遺跡がある。解くには点字の知識が必要(このため、説明書等の他に点字とその読みを書いた紙が入っている)。また、この島の北には謎が多いダンジョンが2つ(「印の林」と「変化の洞窟(へんげのどうくつ)」)ある。 BGMはジョウト地方のキキョウシティ・アサギシティのアレンジバージョン。水の散歩道(みずのさんぽみち) 6の島と遺跡の谷を繋ぐ道路。海沿いに延びている。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。緑の散歩道(みどりのさんぽみち) 6の島と印の林を繋ぐ道路。印の林(しるしのはやし) 草むらが一面に広がる林。草むらが規則正しく人為的に敷かれており、何かの印のようになっている。珍しい野生のヘラクロスが登場するため、虫取り少年たちのスポットになっている。 外れの島(はずれのしま) 緑の散歩道の先にある小さな島。中央部に変化の洞窟がある。近海ではまれに珍しいみずポケモンが現れる。変化の洞窟(へんげのどうくつ) 北西部に位置するただの洞窟。ズバットしか出ない。 遺跡の谷(いせきのたに) 円形をした谷で、起伏が激しく草むらが多いため歩きづらい。中央には点の穴がある。点の穴(てんのあな) 遺跡の谷の最深部にある遺跡。奥の石版には点字で文章が記されている。他のバージョンと通信交換をするために重要なアイテムが隠されている。 7の島(7のしま) 「アスカナ遺跡」という遺跡群があり、そのいずれにもアンノーンが出現する。トレーナーの腕試しの場である「トレーナータワー」もある。 BGMはジョウト地方のキキョウシティ・アサギシティのアレンジバージョン。トレーナータワー トレーナーたちと戦いながら最上階を目指し、そのクリアタイムを競う為の施設。『エメラルド』にも登場する。 渓谷入口 7の島南部に位置する。アスカナ遺跡方面へ接続する。七宝渓谷(しっぽうけいこく) 7の島の町とアスカナ遺跡を繋ぐ道路。起伏が激しい地形の谷。いわやはがねタイプのポケモンが出現する。途中には回復できるポイントとアスカナの鍵がある。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。アスカナの鍵(アスカナのかぎ) 中にあるかいりきで押すことができる岩を所定の位置に動かすことによって、アスカナ遺跡にアンノーンが出現するようになる。野生のポケモンは出現しない。 アスカナ遺跡(アスカナいせき) 海の上に7つの島が突き出しており、その上に7つの石室がある。それぞれの石室ではアンノーンが出現する。周辺の海ではマンタインが『リーフグリーン』で稀に出現する。GBAシリーズではここでしか出現しない。 へその岩(へそのいわ) 「しんぴのチケット」を受け取ることにより行くことができる。ナナシマの中心に位置するのでこの名前がついている。道が2つに分かれており、最上層には伝説のポケモン・ホウオウが、最下層には同じく伝説のポケモン・ルギアが待ち構えている。『エメラルド』でも「しんぴのチケット」が配信されここに来ることができた。 誕生の島(たんじょうのしま) 「オーロラチケット」を受け取ることで行くことができる。島には三角状の石があり、それを星型を描くように動かすとデオキシスが出現する。
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