チーム・パイドパイパーのIFO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 20:57 UTC 版)
「エウレカセブンAO」の記事における「チーム・パイドパイパーのIFO」の解説
RA272 ニルヴァーシュ アオの搭乗機。ゲネラシオン・ブルや自衛隊などからMark1と呼ばれる人型兵器IFO。現存するIFO全ての原型にあたる。灰色とリーフグリーンを基調とした機体カラーを持ち、人間に近いシルエットの形状をしている。 13年前のスカブバースト時に発生した光柱からエウレカが搭乗した状態で出現。10年前に機能を停止しており、連合軍の管理下に置かれていた。その後、日本軍がある理由から非合法を含むあらゆる裏ルートで入手し、輸送中のどさくさに紛れてアオが持っていたブレスレット型の鍵と共鳴。10年の歳月を経て再起動に至る。沖縄スカブバースト後、アオの手に渡り、彼のゲネラシオン・ブルへの入社に伴い、同社の管理下に置かれる事となった。その後は、社長命令で正式に「ニルヴァーシュ」と命名され、第5話で破損箇所が修復され、頭部が深紅に塗装された (Generation Bleu Color)。 コックピットは全天周囲式で基本的に自分の体は見えず、損傷を確認する場合はウィンドウを開いて確認する。ボードは不使用の際は背中に折りたたんでのマウントが可能。現存するIFOの中で唯一2本足での直立が可能。また、現存するIFOの中で唯一サードエンジンを常時正常に作動させることができる。第13話ではエウレカによるエクストラロック解除によって新たな武装が使用可能となった。なお、劇中何らかの意思を持っているかのような描写がある。ナルとアオとの間では、「海巨人(うみきょんちゅ)」と呼ばれる事もある。 その実態は、約1万年後の未来でレントンによってかつて彼の搭乗していたニルヴァーシュ type ZERO spec2を元に設計・作成されたLFO。出現当時と現在とで若干の外装の違いが見られるのは、連合軍管理下で解析・研究される過程においてアメリカやフランスから買ったパーツなどによる改装も行われたためである。レントンはこの機体を「ニルヴァーシュ ネオ」と呼称していた。ニルヴァーシュ トゥルース 2度目の世界改変後のニルヴァーシュで、フォルム・塗装と武装に若干の変化が見られる。また、新型のボードを装備しており、ニルヴァーシュ specV3に匹敵する性能を誇る。その実態は世界の歴史改変によりアーキタイプとして存在しているトゥルースと融合した機体である。元々の設計・作成者であるレントンは未来から改変後の世界へ現れたため、アーキタイプが搭載されている事実に驚愕した。なお、RA272 ニルヴァーシュおよび、ニルヴァーシュ トゥルースの武装については下記の通り。 バルカン砲 - 頭部に2門を搭載する。 プラズマナックルパンチ - 腕部先端の近接武装。第6話、第21話などで使用された。 ナイフ - 前腕部に収納された投擲も可能な近接武装。途中で折れ曲がった形状をしている。 ライフル - 両脇に収納された二丁銃。ニルヴァーシュの主武装。劇中全般で実弾を発射する兵器として描写されているが、ビームを発射する描写もあった。 ビームライフル - それまでの実弾兵装に代わり、ニルヴァーシュ トゥルースが標準装備するビーム兵器。単射・速射の切り替えが可能。 ミサイルランチャー - 両肩部に存在するミサイル発射機構。第14話にて、エウレカの手でエクストラロックを解除されたことで一時的に使用可能となる。ニルヴァーシュ トゥルースでは、5種類のミサイルを搭載する。 クォーツ・ガン - ゲネラシオン・ブルが収集していたクォーツの結晶がポラリス作戦中の窮地にアオの求めに応じて融合し再組成した大型の銃状物体。前作のセブンスウェル現象のような光を発し、多数の巨人型シークレットを撃破した。ただし操縦者などの意思とは関係なくスカブコーラルからクォーツを飲み込むといった行動を起こす。撃たれた対象を破壊するのではなく、歴史上から消す。そのため、歴史改変のような現象が発生する。エウレカの話によると、レントンが探していた物だとされている。その正体はクォーツがアオの思いと共鳴したことで銃の姿をとったものであり、その本質はスカブコーラルが獲得したクォーツ機関そのもの。 RA164 アレルヤ フレアの搭乗機。機体色は青。武装は少ないが、索敵・電子戦に特化している。また、機動力も高い。武装は頭部横にバルカン砲、両腕部にライフルを持つ。両サイドには展開式のレーダーを装備する。なお、機体胸部には回収したクォーツを保管するボックスが備わっている。緊急時には、隊長機として作戦指示を行う。 サードエンジンの正常起動確率はかなり低く、連合軍に身を預けようとしたアオを取り戻そうと単独出撃を試みるエレナと衝突した際、一時的に安定領域に達した。また、最終回にてアオがポールライトによる時間移動を行った時は正常な起動を果たし、桃色の輝きを放っていた。RA164 アレルヤ spec2 (アレルヤ改 東富士スペシャル) スペックアップされたアレルヤの改修機。開発コードは東富士スペシャル。両サイドのレーダーが、上下に補助リフ板を装備した展開式の武装である大型ニードルガン(レールガン)へと換装されたほか、サイド部にはミサイルを搭載する。 RA301 キリエ エレナの搭乗機。機体色は赤紫。火力重視の機体で、その分機動力が低い。武装は機体中央部にバルカン砲、両サイドに二挺のガトリングガン「カートレスキャノン」、ミサイルポッド「ゴライアス」などを装備する。アレルヤが集めた情報を受け、砲撃するのが主な戦術。 サードエンジンの正常起動確率はかなり低い。連合軍に身を預けようとしたアオを取り戻そうと強行の救出を試みるが、出撃を阻止しようとするフレアと衝突し、互いの気持ちをぶつけ合った結果、一時的に安定領域に達した。第22話で日本国が回収したシークレットの頭部が移設されているが、トゥルースに破壊されている。RA301 キリエ spec2 (キリエ改 鈴鹿スペシャル) スペックアップされたキリエの改修機。開発コードは鈴鹿スペシャル。両サイドにアームが追加され、ガトリングガンが4つの銃口を持つ重武装に換装されたほか、アーム部のウェポンベイ内部にはミサイルを搭載する。
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