グレー‐スケール【gray scale】
グレースケール
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 07:39 UTC 版)
グレースケール(英: gray scale または grayscale)とは、コンピュータ上の画像および写真での色の表現方法の一種。デジタル画像の中でも、ピクセルの標本値に光度以外の情報が含まれていない画像のことである。グレースケールでは、二値画像と異なり、画像を光が最も強い白から最も弱い黒まで間の灰色の明暗も含めて表現する[1]。
注釈
- ^ 写真でよく使われるJPEGは非可逆圧縮かつYCbCr形式であるが、一般的に色差信号CbとCrは間引かれ、縦横2×2の4ピクセルごとに保存される4:2:0形式が使われる。クロマ・サブサンプリングの記事も参照のこと。YCbCrやYUVは通例ピクセルあたり24ビットのRGBに変換して表示されるが、ソフトウェア(CPU)で変換処理を実行すると負荷が高いため、Direct2Dのように入力データはネイティブYCbCrとして扱い、変換処理をハードウェア(GPU)にオフロードするAPIもある[2]。
- ^ カラーバンディング(または単にバンディング)はデジタル画像や動画におけるノイズ(アーティファクト)の一種であり、階調数が不足している場合にグラデーションがなめらかにならずピクセル境界が見えてしまう現象のことである。多くの画像処理ソフトウェアで利用可能なアート効果のポスタリゼーション(英語の正しい発音に近いカナ表記は「ポスタライゼーション」だが、日本語では「ポスタリゼーション」と表記されることが多い[3])と似ているが、カラーバンディングは画像処理の繰り返しや非可逆圧縮の過程で発生する圧縮アーティファクトであり、画像や動画の劣化・品質低下としてみなされる、望ましくない現象である。カラーバンディングは錯視現象の一種であるマッハバンドと混同されることが多い[4]。
出典
- ^ Stephen Johnson (2006). Stephen Johnson on Digital Photography. オライリーメディア. ISBN 0-596-52370-X
- ^ JPEG YCbCr Support - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ posterizationの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB
- ^ 「バンディング」って何?「マッハバンド」は誤用?調べてみました! - コンポジゴク
- ^ Poynton, Charles A. "Rehabilitation of gamma." Photonics West'98 Electronic Imaging. International Society for Optics and Photonics, 1998. online
- ^ Charles Poynton, Constant Luminance
- ^ Bruce Lindbloom, RGB Working Space Information (retrieved 2013-10-02)
- ^ Michael Stokes, Matthew Anderson, Srinivasan Chandrasekar, and Ricardo Motta, "A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB", onlinePart 2.の終わりの行列を参照
- ^ Charles Poynton、 The magnitude of nonconstant luminance errors in Charles Poynton,、A Technical Introduction to Digital Video、ニューヨーク: ジョン・ワイリー・アンド・サンズ、 1996年
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