二値画像とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 二値画像の意味・解説 

にち‐がぞう〔‐グワザウ〕【二値画像】

読み方:にちがぞう

binary format image》⇒バイナリー画像


二値画像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 05:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
白黒二値画像の例

二値画像(にちがぞう)またはバイナリイメージ英語: binary image、バイナリ画像)とは、各ピクセルの取り得る値が2種類のみのデジタル画像である。

一般的に、二値画像に使用される2つの色はであるが、これら以外の任意の色の組み合わせも使用することができる。 画像内のオブジェクトに使用される色は前景色(foreground color)であり、残りの画像は背景色(background color)である[1]。文書スキャニングの分野では、バイトーナル(bi-tonal)と呼ばれる。

二値画像は、各ピクセルが単一のビット、すなわち0または1として記録される。二値画像のことを「白黒」(black-and-white)や「モノクローム」(monochrome)などと呼ぶこともあるが、これらの名称は、各ピクセルについて単一の周波数の光のみをサンプリングした画像(グレースケールなど)についても用いられる。Photoshopでは、バイナリイメージはビットマップモードのイメージと同じ意味である[2]

二値画像は、デジタル画像処理において、マスクとして、また、セグメンテーション英語版二値化英語版ディザリングなどの操作の結果として、しばしば発生する。レーザープリンターファクシミリ、モノクロディスプレイなどの一部の入出力デバイスは、二値画像しか扱えない。

二値画像は、ビットの配列であるビットマップとしてメモリに格納される。640×480の画像には、37.5キビビットの記憶容量が必要である。画像ファイルのサイズが小さくなるため、ファックスや文書管理で通常はこの形式が使用される。ほとんどの二値画像は、単純な連長圧縮であっても適切に圧縮される。

二値画像は、2次元整数格子Z2部分集合として解釈することができる。形態学的画像処理の分野は、この解釈に大きく影響された。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Conversion of a Color Image to a Binary Image”. CoderSource.net. (2005年4月18日). オリジナルの2008年6月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080610170124/http://www.codersource.net/csharp_color_image_to_binary.aspx 2008年6月11日閲覧。 
  2. ^ Photoshop Fundamentals: Working With Different Color Modes”. 2017年6月29日閲覧。

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「二値画像」の関連用語

二値画像のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



二値画像のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの二値画像 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS