オーパーツをめぐる者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 01:07 UTC 版)
「流星のロックマン トライブ」の記事における「オーパーツをめぐる者たち」の解説
ドクター・オリヒメ 声 - 折笠愛 ムー文明とオーパーツを研究している女性科学者。ビジライザー同様に電波を見ることができる特殊なコンタクトレンズをつけており、スバルがロックマンであることやウォーロックの存在も知っていた。世界的に有名な科学者で、電波研究の第一人者であり、前作でキグナス・ウィングが使用した「レディオコンポーザー」など電波に関する様々な発見や発明をしており、著書も何冊も出している。個人の戦闘能力は皆無のようだが、自分の周りにバリアを張ることができる。 デンサン大学にスバル(ロックマン)を呼び出して「ムーの電波生命体による究極の電波生命体の復活を阻止する」と、オーパーツ探しを申し出る。異常なまでにオーパーツに固執しており、オーパーツが2つも敵に奪われたときの剣幕は凄まじいものだった。その後ロックマンを見限ったのか、エンプティに隙を見てオーパーツを強奪するよう命じていた。 ダイナソーとシノビを強奪した後、服装を変えて正体を現す。真の目的は究極の電波生命体ラ・ムーを復活させ、自分の手で新世界の扉を開き、地球の電波環境を飛躍的に向上させることであった。3つのオーパーツが揃ったことでムー大陸へのゲートが開き、ファントム・ブラック、イエティ・ブリザードと共にムー大陸に突入し、3つのオーパーツをセットしてラ・ムーを復活させようとする。しかし3つのオーパーツを吸収してトライブキングとなったロックマンにエンプティを倒され、崩壊するムー大陸の中に姿を消した。 エンプティのことは大事に思っていたようで、その死には涙を流していた。 エンプティ 声 - 千葉一伸 オリヒメのサポートをする忠実な存在。ロボットのような外見をしていて、スバルはエンプティを初めて見た時、その姿に驚いていた。高いパワーとスピード、強力な電気属性の攻撃、相手の体内にあるオーパーツを抜き出す力を持ち、その強さはロックマン・サンダーベルセルクやブライを圧倒するほど。必殺技は「マジックサンダー」、「サンダーバズーカ」。 エンプティの羽織っているマントは一種のウタガイエリアであり、外部から空中線電力でエネルギーを供給されることでマテリアライズ(実体化)し、無限のエネルギーを持つ電波変換体となっている。エネルギーはオリヒメの車から供給されており、それが原因で行動範囲が制限されていた。オーパーツを吸収することによって通常の電波人間と同様に活動可能となり、ムー大陸は特殊な空間のため、無限に活動できる。 イエティ・ブリザード、ファントム・ブラックの両者を圧倒してオーパーツを強奪し、圧倒的な力でロックマンのオーパーツも奪おうとするも天地らに弱点を見抜かれ一度はロックマンに敗北。しかしオリヒメの手によってオーパーツのシノビとダイナソーを吸収することによって復活。そしてロックマンとの戦闘の最中にムー大陸に突入、スバルを危険から遠ざけるために彼と分離したウォーロックからベルセルクの剣を抜き取り、3つのオーパーツを得た。その後、ラ・ムー復活を阻止しようとするブライを敗北に追い込むも、トライブキングとなったロックマンとの戦闘では全く歯が立たず、オーバースラッシャーで真っ二つに斬り裂かれて倒された。 なお、ゲームでの名前の表記は「エンプティー」であるが、アニメでは「エンプティ」となっている。 ソロ 声 - 泰勇気 単独でブライに電波変換する、オーパーツを狙うムーの生き残りの少年。口数が非常に少なく、戦闘時の掛け声以外にまともな台詞は僅かしかなかった。幾度となくロックマンと対決し、序盤の時点でスバルたちには人間の姿と、スターキャリアーらしきものを所持しているのを見られている。人間の状態で大人を打ちのめすほどの強さがある。かつてムー人が犠牲を払いながらラ・ムーを封印したが、万が一ラ・ムーが復活しかけた時、それを阻止するために自身も眠っていた。 ロックマン、イエティ・ブリザード、ファントム・ブラックとの戦いの際、オーパーツが三つ揃ったことでムー大陸へのゲートが出現し、ムー大陸へのゲートに向かって吸い込まれていき、ゲートが消えて消息を絶つ。その後、ムー大陸にてカプセルらしきものの中で前回のダメージを回復していたところをスバルとミソラに目撃される。ラ・ムー復活を阻止するため、電波変換してオリヒメのもとに向かい、エンプティと戦うも倒されてしまう。だが、ゲートを通ってスバルたちの世界に現れようとするラ・ムーの前に現れ、ロックマンと協力してラ・ムーをムー大陸に押し返した。ムー大陸に吸い込まれていくように姿がなくなり、その後の安否は不明。 五里 門次郎(ごり もんじろう) 声 - 相沢正輝 イエティと電波変換してイエティ・ブリザードになる。「モンジーカンパニー株式会社」の代表。大富豪であり何事も最初は金で解決しようとする。イエティに協力しており自分の意識は保っている。巨万の富を得るためにムーを復活させようとオーパーツを狙う。劇中でハイドと人間の状態で会ったのは13話が初めてだが、その場での会話から、既に面識があった様子。「時は金なり」「左団扇」「金持ち喧嘩せず」といった金にまつわる言葉を好む。 ロックマンとブラキオ・ウェーブの戦いの隙を突いてオーパーツ・ダイナソーを強奪。この一件によりロックマンにも正体を知られる。エンプティに圧倒されて敗北し、オーパーツ・ダイナソーを奪われる。その後、巨万の富を得るためオリヒメに協力し、ムー大陸に突入する。だがエンプティがロックマン・トライブキングに倒されたのを見て形勢不利と判断し、どこかへ去っていった。 ハイド 声 - 松本大 ゴーストと電波変換してファントム・ブラックになる。初登場の1話では、貨物船に乗ってニホンに密入国し、町の中で霊柩車を乗り回すというとんでもないことをやっていた。 ゲームと違い、かなりのギャグキャラでオリヒメとも面識はないが、卑怯なところは同じである。自称芸術家だが、常人とは美しさのセンスがずれており、彼の描く絵は必ず変なものとなってしまう。本人はそれを美しいと思っており、ゴーストを美しいと言い、「時代が私に追いついていない」と言うほど。だが彼はいつか自分の絵が世間に認められると思っており、自分の芸術が世間に認められているのを見るために、ムーを復活させ永遠の命を得ようと考えている。オーパーツ・シノビを入手することに成功した。 大勢の子供たちが参加する絵画教室を開いていたこともあり、その子供たちが大人になった時に自分を高く評価してもらおうと考えていたが、子供たちのメインはルナ(ルナだけは真面目に絵を描いている)のお菓子で、絵画教室はオマケであると知り、絵画教室はやめてしまった。また、彼の絵は子供たちから「ラクガキ」「暗い」などと酷評されてしまっている。 絵画教室の際、ルナたちの会話からあかねがロックマンの母親と知り、あかねを人質に取ってロックマンのオーパーツを奪おうとするがエンプティに妨害される。そのままエンプティに圧倒されて敗北し、オーパーツ・シノビを奪われる。その後、永遠の命を得るためオリヒメに協力し、ムー大陸に突入する。だがエンプティがロックマン・トライブキングに倒されたのを見て形勢不利と判断し、どこかへ去っていった。 キュー・出間崎(キュー・でまざき) 声 - 遠近孝一 ブラキオと電波変換してブラキオ・ウェーブになる。CMMのディレクターでサングラスをかけている。ドッシーの存在を疑っていたが、最後にドッシーの姿を見たことで地球には未知なる場所があり、ネタがいくらでもあると喜びを胸にドンブラー湖を去っていった。ゲーム版とは違い仕事に対して真面目である。 ナンスカ村の村長 / ナンスカ・オサ・アガメ 声 - 宝亀克寿 コンドルと電波変換してコンドル・ジオグラフとなる。ナンスカ村の村長で、非常に親切な老人。ナンスカ村の儀式を司っている。頭には鳥がとまっている。コンドルに体を乗っ取られたが、ロックマンに救われたことから彼を神と称し、ルナに習って「ロックマン様」と呼んだ。
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