アケロオスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 世界宗教用語 > アケロオスの意味・解説 

アケロオス 【Akheloos】

ギリシア大河アケロオスを神格化したもの。淡水支配神。人頭牡牛の姿。ヘラクレス美女取り合い戦ったが、角を折られ、その角は万物を出す角器となったという。

アケローオス

(アケロオス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 07:44 UTC 版)

アケローオス
Ἀχέλῷος
河神
『アケローオスとデーイアネイラ』1600年頃
ウォルターズ美術館所蔵
住処 アケローオス川
オーケアノステーテュース
兄弟 ポタモイアルペイオスエーリダノスストリューモーンシモエイスペーネイオスラードーンスカマンドロス)、オーケアニデス
子供 セイレーン
テンプレートを表示

アケローオス古希: Ἀχέλῷος, Achelōos, ラテン語: Achelōus)は、ギリシア神話に登場する河のである。オーケアノステーテュースの息子の一柱で、ギリシア北西部からパトライコス湾地中海へと流れる西ギリシア地方最大の河川アケローオス川河神

容姿

変身術を得意としており、様々な姿になる事ができる。中でも雄牛や大蛇になることで知られる。本来の容姿は、上半身が人間の身体、頭には雄牛のような角、髭と長い髪を持ち、下半身は蛇の様な魚の姿である。

神話

ヘーラクレースカリュドーンオイネウスの娘デーイアネイラに求婚した際、アケローオスもデーイアネイラに求婚をしていたことから、デーイアネイラを巡って両者は激しく戦う事になった。アケローオスは様々な姿に変身してヘーラクレースを翻弄したが、雄牛の姿になったとき、片方の角をヘーラクレースに折られて降参し、その後はアケローオスの川底で傷口を癒した。

しかし、毎年春が近づくと、傷跡から敗北したことを思い出し、怒りに駆られて洪水を起こすという。なお、ヘーラクレースが折ったアケローオスの角は、果物や財宝を無尽蔵に生み出す魔法の角「豊穣の角」になったとされる。また、折れた角の傷口から流れた血がセイレーンを誕生させたとも云われる。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アケロオス」の関連用語

アケロオスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アケロオスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアケローオス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS