『創価学会を斬る』の出版とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 『創価学会を斬る』の出版の意味・解説 

『創価学会を斬る』の出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 03:36 UTC 版)

言論出版妨害事件」の記事における「『創価学会を斬る』の出版」の解説

8月藤原弘達著作『創価学会を斬る』の出版予告電車内中吊り広告掲載され直後から、出版元の「日新報道」社に抗議脅迫電話手紙等が多数寄せられる藤原弘達の手紙や電話等による嫌がらせ脅迫が始まる。藤原は身の安全を図るため、都内ホテル転々として出版に向け執筆続け藤原弘達の妻によれば、「段ボール箱3 箱以上も投書が来たり、警察が子どもに警備をつけなくてはならないほど脅迫相次いだ」という。。 8月31日公明党中央幹部会員である藤原行正東京都議が、藤原弘達自宅訪ね出版取りやめ等の要請(「出版中止」、「題名の変更」、「出版時期延期」、「池田大作会長言及しない」)をするが、藤原弘達憲法保障している言論・出版の自由反す圧力だと拒否9月4日 藤原行正が、出版元の「日新報道関係者ヒルトン・ホテル(後のキャピトル東急ホテル)に呼び出し藤原弘達行ったのと同様な要請をするが、「日新報道」側は全面的に拒否9月14日 藤原行正が「聖教新聞社主幹当時)の秋谷栄之助と共に藤原弘達自宅訪ね出版中止申し入れるが、拒否される藤原弘達はこの時の会話テープ録音この後創価学会反旗を翻し自著池田大作素顔』(講談社1989年)でも「言論弾圧だ、と大騒ぎされるほどの言葉を口にした覚えはない」、「遠回し温和な発言終始した」と述べている。 秋 隈部大蔵東京都内で、公明党創価学会員がいないと思われる業者探し歩き家内工業のような2、3人でやっている店に頼み、『創価学会・公明党解明』(展望社)をペンネーム福島泰照”名義出版するが、これも取り次ぎ店扱い拒否される9月19日 藤原行正が再び日新報道側を、ホテルオークラ呼び出版前原稿見せるよう要求するまた、出版しなければ、より有利な仕事提供するなどと利益誘導もしたが、拒否される創価学会が、自前印刷所持たず新聞社初めとするメディア系列印刷所に『聖教新聞』を初めとする創価学会系のマスメディア印刷委託していることは、批判封じ礼賛記事書かせる戦略と見られることもある。 10月4日 自民党田中角栄幹事長が、藤原弘達電話をし、公明党竹入委員長からの依頼だとして出版中止要請をする。 10月15日 藤原弘達田中角栄から赤坂料亭呼ばれ様々な甘言働きかけられるが、拒否する池田大作竹入義勝がこの交渉隣の部屋聴いていたのを目撃した仲居証言が後に『産経新聞』で報じられる(『産経新聞』の政治部記者当時)の俵孝太郎スクープ)また公明党書記長当時矢野絢也もこの会談隣の部屋聴いていたという。。 10月23日 藤原弘達料亭で再び田中角栄面談藤原初版10万部だけ出す裏取引一切しないと宣言田中藤原説得できず、「これ以上交渉はしない」とあきらめる。 藤原弘達は、本の推薦文以前から度々引き受けてくれていた評論家仲間大宅壮一頼み快諾されるが、翌日になり、「こんな本の推薦はできん」と断わられる10月末 『創価学会を斬る』が予定早めて出版される全国書店取次店同書市場出回らないよう様々な働きかけなされる田中との交渉中には止んでいた藤原弘達への嫌がらせ脅迫再開する藤原自身家族身の危険感じ警察相談し自宅電話録音するようにしてもらう。「日新報道関係者尾行されるうになる。また大手取次店のほとんどが、『創価学会を斬る』の新刊委託扱いを断わってきたため、社員たちは本を持参し全国書店置いてもらうよう交渉して回る。新聞広告なども断られたため、2台の宣伝力―で、藤原の声による広告流しながら都内を回る。 11月 隈部大蔵出版妨害され過去の2冊の弔いの書として、第3弾の『創価学会・公明党解明』を極秘印刷して完成するが、翌1970年3月上旬まで新刊委託扱いはされなかった。 11月4日 藤原弘達の『創価学会を斬る』を印刷していた印刷所出版元皆川編集長の名前を騙った男が現れ、同本の98ページ池田大作に関する批判書かれていた)の刷りが悪いとして刷り直し命じという事件が起こる 11月18日 佐藤栄作総理藤原弘達対し秘書官電話通じて「よくぞ勇気ある本を出された。夫人ともども読んで 大変に感動したこれから頑張ってください」というメッセージ届ける。(『文藝春秋1970年3月号での藤原弘達談、佐藤首相国会でその事実を否定)佐藤総理国会で印刷するまでのいろんいきさつ書いた前書き読んで、よくこういう本が出たものだと言ったことを、藤原高校からの同窓であった秘書官伝えたのを、『総理藤原勇気づけた』というように、針小棒大報じられた」という旨を語った11月19日創価学会を斬る』の推薦文引き受けた評論家小汀利得自身番組TBSの『時事放談』で、藤原圧力屈せず出版したことに対し、「思い切ったことをやってくれた」と賞賛したことから本に対す反響大きくなる

※この「『創価学会を斬る』の出版」の解説は、「言論出版妨害事件」の解説の一部です。
「『創価学会を斬る』の出版」を含む「言論出版妨害事件」の記事については、「言論出版妨害事件」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「『創価学会を斬る』の出版」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「『創価学会を斬る』の出版」の関連用語

『創価学会を斬る』の出版のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



『創価学会を斬る』の出版のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの言論出版妨害事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS