「平成おじさん」から首相へとは? わかりやすく解説

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「平成おじさん」から首相へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:07 UTC 版)

小渕恵三」の記事における「「平成おじさん」から首相へ」の解説

官房長官時代1989年1月7日昭和天皇の崩御に伴い明仁親王践祚皇位継承)。改元にあたり、「元号法」に基づいて元号を改める政令昭和64年政令第1号)」が公布された後、総理大臣官邸(現:総理大臣公邸)での記者会見で「新し元号は『平成であります」と新元号公表した64年続いた史上最長元号昭和」に替わる新元号発表国民的な注目集めていたこともあり、小渕は「平成おじさん」として広く知られるようになった小渕が「平成と書かれた色紙河東純一書)の収められた額を掲げシーンは、昭和から平成への時代変遷象徴する映像写真としてその後多く利用されている。また、2019年5月1日令和改元前後にも、再び話題となった昭和天皇崩御に伴い官房長官として大喪の礼などの重要課題取り仕切った。しかし、官房長官就任してすぐの閣僚名簿発表時に堀内俊夫環境庁長官の名前を呼び忘れるなど、発言訂正多く訂正長官」と揶揄されることもあった。 1991年平成3年4月当時自民党幹事長だった小沢一郎東京都知事選挙際しNHK論説主幹だった磯村尚徳強引に担ぎ出したものの、自民党都連は小沢反発し現職鈴木俊一推すという分裂選挙引き起こし結局鈴木完勝小沢引責辞任したため自由民主党幹事長就任。このとき、金丸信小渕幹事長就任の経緯について「ファースト・インプレッションだ」と語った1992年平成4年10月竹下派経世会会長金丸東京佐川急便事件議員辞職追い込まれると、金丸後継めぐって小沢一郎と反小沢派の対立激化小沢派が推す羽田孜と、反小沢派が推す小渕との間で後継会長の座が争われた。 激し権力闘争の末、最後竹下後ろ盾得ていた小渕が、半ば強引に後継派閥領袖決まった。しかし小沢羽田らは反発して改革フォーラム21羽田・小沢派)を旗揚げ経世会小渕派)は分裂1993年平成5年)、羽田らは自民党を離党して新生党結成したその後1994年平成6年)に自民党副総裁就任したものの、党務従事したため、重要閣僚ポストには無縁埋もれかけた。 1995年平成7年)、自由民主党群馬県支部連合会の会長選挙際し衆院選での小選挙区候補者選考めぐって小渕に不満を持っていた中曽根康弘小渕県連会長続投異議唱え、それに同調した福田康夫らにより小渕自民党群馬県会長の座を退任追い込まれた(後任尾身幸次経済企画庁長官)。群馬県では「小渕政治生命もこれで終わり」という声がもっぱらであった1996年平成8年1月村山富市首相辞任に伴い小渕派橋本龍太郎内閣総理大臣に就任小渕派会長小渕政権へ意欲示したものの、野中広務らの説得により、現実的判断をとって橋本支援転換橋本対抗馬であった河野洋平ソリの合わなかった加藤紘一党幹事長ポストを渡すなどの工作行ったまた、同年10月第2次橋本内閣発足当たって小渕衆議院議長就任の話が持ち上がる小渕自身一時意欲示したが、59歳いわゆる上がりポスト」である議長就けば、将来首相がなくなると地元支持者たちが猛反対し、側近額賀福志郎青木幹雄綿貫民輔らや秘書古川俊隆らも反対であったため、就任固辞した小渕の名前が消えた後、議長には竹下に近い伊藤宗一郎就任した1997年平成9年9月第2次橋本内閣改造内閣外務大臣に就任表舞台復帰対人地雷全面禁止条約オタワ条約)を外務省の強い反対押し切って締結した。この事業に関して政敵菅直人土井たか子からも高い評価を受けるなどし、外相として評価高めたことが、次期首相就任へとつながっていった。 1998年平成10年7月30日第18回参議院議員通常選挙での敗北責任をとって辞任した橋本後継首相になる。しかし、橋本と同派閥小渕登板当初各方面から批判浴び、低支持率からのスタートとなった首相としての活動別記)。

※この「「平成おじさん」から首相へ」の解説は、「小渕恵三」の解説の一部です。
「「平成おじさん」から首相へ」を含む「小渕恵三」の記事については、「小渕恵三」の概要を参照ください。

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