「ごみ箱学苑」編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 10:07 UTC 版)
「神さまの言うとおり」の記事における「「ごみ箱学苑」編」の解説
学校を欠席して「試練」から逃れた生徒たちを109番目の立方体に集めて行われたゲーム。「カミーズJr.」を選抜するための「試験」(オーディション)と称される。 一次試験「まめまき」 終了条件:鬼をすべて倒したらおわり ゲーム内容:豆まき 欠席者が「にのみやきんじろうそんとく」の像に集められたごみ箱学苑で課せられた最初の試練。「くすだま」の中から出現した鬼たちに「豆」と書かれたカプセルに入っている豆を当てて倒す。鬼たちにはそれぞれ個性や違った能力があり、鬼に捕まった者はその能力で死亡する(光を発して視力を奪う鬼も存在し、その鬼だけは直接殺害はしない)。なお、カプセルの中には「豆腐(腐の字が見えにくく書いてある)」や「一口ハム(縦書きで豆に見えるように書いてある)」などの偽物も存在し、それらは鬼に効果はない。豆を腕などの四肢に当てても鬼を倒すことは出来ない(破壊できるがその部分のみ)ので、頭部などの急所に当てなければならない。一方で豆は原形を留めずに粉末状にしても鬼への効果は残留している。鬼 「くさ〜い」「つめた〜い」「まばゆ〜い」「あったか〜い」「ちいさ〜い」の順に倒される。あったか〜い 赤い鬼で、能力は「触れたものを燃やす」。チャラ男風な言動が特徴。頭部は3秒間だけ外すことができる。明石と丑三の連携によって倒される。 つめた〜い 青い鬼で、能力は「触れたものを凍らせる」。しゃくれたアゴと飛び出た目玉、野武士風の話し方が特徴。丑三によって動きを封じられて倒される。 まばゆ〜い 桃色の鬼で、能力は「体の前面から強烈な光を発する」。大柄でパンチパーマかつ大仏のような姿勢で、言動も僧侶風。この鬼はあくまで他の鬼のサポート役で殺しはしない。サラミが囮となり、その隙をつく作戦によって倒される。 くさ〜い 黄色の小柄な鬼で、能力は「強烈な屁をかます」。この屁は直に吸うと窒息死してしまうほどの悪臭。ネットスラングの影響を受けた言動(例「○○笑」)をする。明石によって倒される。 ちいさ〜い 白色で蜂のような外見や大きさ、動きをする鬼。能力は「人間を発達したアゴで食い破り貫通する」。ただし骨を砕く力はない為、基本的に首や腹などの柔らかい所から食い破る。明石の立てた「真・きなこ作戦」の下、原によって倒される。実はセイン・カミがPSP(のようなもの)で動かしていた。 二次試験「くりすますぷれぜんと」 終了条件:すなとりは1チーム棒を倒したらおわり。あやとりはほうきを完成させたならおわり。いすとりは不明。 ゲーム内容:椅子取りゲーム、山崩し、あやとり 「まめまき」をクリアした98人が「きゅうしょく」の後で外からやってきた阿修羅のように3つの顔を持つ「三択ロース」のプレゼントの中身である「いすとり」「すなとり」「あやとり」の中から先着順で好きなゲームを選択する。各ゲームごとに最大参加人数と最大で生き残ることのできる人数が異なる。各ゲームは三猿が担当。命令に従わない場合は手刀によって体を真っ二つにされ死亡する。三猿は常に気が立っている状態で、横暴な言動をする(ただし「言わ猿」は口を塞いでいるため言葉を発しない)。「すなとり」 3-Bで行われ、「見猿(みざる)」が進行を務める。「東山」「西山」「南山」「北山」の4つの山で各8人が参加し、同時進行で行う山崩し。参加者が椅子に座ると腰を拘束される。1回につきチームの中で立候補した代表者のみが椅子から立ち上がることができ挑戦することができる。ただし、チャレンジが始まると小さい見猿によって視界を隠されるため必然的に仲間の誘導が必要となる。時間内に砂を取ることができれば終了となるが、チャレンジ後に各チームが取った砂の量が発表され、取った砂が99g以下であった場合、その挑戦者は小さい見ざるによって頭部を潰され死亡する。そのため、「100g以上かつ出来る限り100gに近い量の砂を取る」事が求められる。必ずしも砂を取る必要は無く、0gで次の挑戦者に繋げる事も可能(ただしその挑戦者は死亡する)。なお、黒板には「白イカはぺっしゃんこ」とのみ書かれており、それも前述のルールの1つとして書かれていた(百 - 一=白(99)と捉えると、「99以下はぺっしゃんこ」と読むことができる)。棒を倒してしまった1チーム全員が死亡。残る3チーム(最大24人)がクリアとなる。なお、1チーム棒を倒してしまってもその時点で終了とはならず、そのターンだけは全チーム砂を取るまで続行する。また、「見猿」によれば「見えざるものは咎めざる」との事で、密かな不正で勝利したことが露呈してもペナルティはない。 「いすとり」 詳しくは描写されていないが、音楽室を会場とし、「聞か猿」が進行を務めて、小さい聞か猿によって音が聞こえない状態での椅子取りゲームとされている。参加36人のうち最大18人がクリアとなる。このゲームのみチーム戦ではなく個人戦のようである。黒板には「椅子とらざるもの生きるべからず」と書いてある。 「あやとり」 詳しくは描写されていないが、体育館を会場とし、「言わ猿」が進行を務めて、10人一組の3チームに分かれて小さい言わ猿によって会話ができない状態での人間あやとりを行っているとされる。お題は「ほうき」。参加30人のうち最大10人がクリアとなる。 三次試験「といれのはなこ」 終了条件:16日経過したらおわり ゲーム内容:陣取り、リバーシ、お化け退治 「くりすますぷれぜんと」をクリアした者が、花子さんの説明により、学苑内で出没する「七×七不思議」の計49個の不思議を1つずつ解決していく。花子さんもだるまやまねきねこ同様、話し方は関西訛りである。いすとり、すなとり、あやとりのグループに別れて、それぞれ別のカラオケBOX風の建物に移動する。建物内ではまずチームごとに異なる制服に着替え、普段は個室で過ごす。22時近くになったら、49のマスの中から取りたいマスの番号を選び、番号に応じた不思議の詳細を知る(解決の難易度は左下の凶と描かれた『お札』の数によって示される)。その後、3人のメンバーで不思議の解決に向かう。この際リーダーが一人強制的に選ばれる。参加者は七つ道具(効果は道具により異なる)の中から一人1つを選ぶことができ、不思議に対して使うことができる。この道具は1度使用すると効果がなくなり(翌日に補充される)、不思議の解決以外(他チームへの攻撃など)の目的で使用すると失格・即死となる。なお、不思議を解決すべくBOXを出た者は、それを解決するか翌朝5時になるまで帰還不可能である。不思議の原因に捕まった者はそれにより死亡する。不思議の原因を倒すことができればクリアとなり、そのチームがマスを取得できる(4日目までは解決したチームに関係なく、選んだチームが取得する。5日目以降は解決したチームが取得する)。 また、オセロゲームのように、マスを挟めばその間にあるマスは全て挟んだチームのものになる。なお、タイムリミットである5時までに不思議を解決できなかった場合「マスとり失敗」となり、選択していたマスは選択できない「死マス」となる。最終的に16日経過してマスの数が一番多いチームが勝利となる。もし同点引き分けとなった場合は、残る1マスを残った全員でセイン・カミ相手に挑むことになる。 次に参加させられるゲームは「こぶし」。七つ道具 日本刀 不思議の原因を斬り裂く。不思議を倒した時点で刀身が消滅する。 拳銃 不思議の原因を撃ち抜く。退治成功・失敗に関わらず弾は一発のみ。 ハンマー 不思議の原因を叩き潰す。鈍重ではあるが、一撃の威力は抜群。 ろうそく 火を灯す芯の部分が、不思議の原因のいる方向を指すコンパスのようなもの。 お札 不思議の原因に貼ることで動きを7分間停止させる。ただし不思議の難易度の高さによって効果に差がある(難易度10の「艮」はわずかながら動くことができた)。 マント マントを羽織ってボタンを押すと透明になれる。使用制限は7分。 手榴弾 不思議の原因を爆撃する。広範囲を巻き込むため、扱いが難しい。 実在する曲名・アーティストをもじったタイトルが多い[要出典]。 最終試験「こぶし」 終了条件:カミに勝ったならおわり ゲーム内容:ジャンケン 「といれのはなこ」をクリアした者が、セイン・カミの予想以上だったため、当初の予定を変更して行われた試練。生き残った生徒全員がカミ・ブリック(カミに容姿が似たベアブリック風の機械人形)の立会いのもと、呼ばれた順番にセイン・カミとジャンケンで勝負する。勝った者は天にある合格室へいざなわれるが、負けた者はカミ・ブリックの打つビームにより血だまりと化して死亡する。手を出さなかったり、意味不明なものを出した場合も負けとみなされ死亡する。
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