全日本バレーボール高等学校選手権大会 全日本バレーボール高等学校選手権大会の概要

全日本バレーボール高等学校選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/09 13:31 UTC 版)

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全日本バレーボール高等学校選手権大会 (春の高校バレー)
Musashino-no-mori Sports Plaza.jpg
開始年 1948
主催 全国高等学校体育連盟
日本バレーボール協会
フジネットワーク ほか
参加チーム数 男女各52
加盟国 日本の旗 日本
備考 1963年度から2009年度までは全国高等学校総合体育大会の競技種目。
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全国高等学校体育連盟からは選抜大会として扱われている。

概要

高校選手権大会自体は第二次世界大戦後の1948年に「全国高等学校バレーボール選手権大会」として始まり、1963年からはインターハイに組み込まれ7月下旬~8月上旬に行われ、その後秋の10月に国体少年バレーボール、春休みの全国高等学校バレーボール選抜優勝大会春の高校バレー)とともに、高校3大大会とされてきた。

しかし、春高バレー本大会は開催時期の関係で卒業式後の3月下旬の大会であり、特に女子で高等学校3年生が卒業後直ちに実業団チームに入る生徒にとっては、実質10月の国体が最後の大会となり、その後長期間ブランクが開くことが大きな問題となっていた。

これを受けて日本バレーボール協会全国高等学校体育連盟等、関係各方面による協議の結果、2010年度から選抜優勝大会を廃止し、この大会をその代替として新年1月開催に変更、3年生も本大会に出場可能とした。“春高バレー”はこの大会の愛称とした[1]。ただしインターハイに含まれない全国大会のため、全国高等学校体育連盟の制度上は選抜大会のままである[2]。なおこれに伴い、インターハイにおける競技は単なるインターハイの一部として継続されている(名称は「平成○●年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会」のみに統一)。

以上の理由から、2011年1月の大会は「第63回全日本バレーボール高等学校選手権大会」として開催された。また、歴代の記録も2009年度までのインターハイ時代から引き継ぐ[注釈 1]「バレーボールの甲子園」とも言われている。

沿革

1948年
第1回全国高等学校バレーボール選手権大会を9人制で開催。以後回を重ねる。
1963年
バレーボールが正式種目となった1964年東京オリンピックを次年に控え、この年に始まった全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に合流、以後6人制に変更され全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会との併催として続けられる。
2010年
高校バレーボール競技システム見直しにより、インターハイから分離される。学校年度の関係上、この年は開催が無くなった。
2011年(第63回)
現在の名称に変更し、この年から第63回として開催。
2013年(第65回)
東京体育館が改修工事の関係などからさいたまスーパーアリーナ(準々決勝まで)と所沢市民体育館(準決勝以降)で分割開催。日程も通常の5日間連続から準々決勝と準決勝が4日間開く形になる。埼玉県での開催のため開催地枠が埼玉県に与えられ2校となったが、旧選抜大会時代から開催地枠込みで3校だった東京都の出場枠が3校のまま変わらなかったためこの年の出場校は1校多い男女各53校となった。
2019年(第71回)
東京体育館が改修工事の関係などから会場を武蔵野の森総合スポーツプラザに変更[3]。出場校は通常通り男女各52校と変わらず。

開催要項

※は旧選抜優勝大会からの「春高バレー」名称等引継ぎに伴う連名で、第63回から加わる。

主催
日本バレーボール協会全国高等学校体育連盟フジテレビジョンなどフジネットワーク28社(後述)※、産業経済新聞社
後援
スポーツ庁ニッポン放送※、文化放送
主管
高体連バレーボール専門部、開催都県バレーボール協会
特別協賛
ジャパネットたかた(「ジャパネット杯」冠スポンサー、第63回から)
協賛
日本コカ・コーラ(コカ・コーラボトラーズ、第65回まで)[注釈 2]
久光製薬(第66回)
大塚製薬ポカリスエット)、近畿日本ツーリスト(第67回)
日清製粉グループ本社(第69回)
野村ホールディングスKDDIau名義)(第71回)
日程
毎年1月初旬の5日間
開催場所
東京体育館(例外年度あり)
出場校
男女各52校 [注釈 3] - (例外年度あり)

各地区の予選は日程変更で早まった。日程が正月明けということもあり、また同時期にはサッカー首都圏全国大会が行われているため、関係者等の移動手段・宿泊施設を早めに確保する必要がある地域から順次代表が決定する方式になっている。開催地東京では11月中旬に代表校が決まり、本大会の抽選会は12月初旬にフジテレビ本社にて、抽選の方式は以下の順に行われる。

  1. トーナメント表にはA~Hの8つのゾーンと1~52番の番号に振り分けられる。ADEHのゾーンには各7校(その内各1校は後述のシード校に配置)、BCFGのゾーンには各6校(その内各2校はシード)入り、更にA(1~7番)とB(8~13番)のゾーン、C(14~19番)とD(20~26番)のゾーン、E(27~33番)とF(34~39番)のゾーン、G(40~45番)とH(46~52番)のゾーンの全4ヵ所各13校を4分の1ゾーン(準決勝ブロック)、A~Dゾーンが前半ブロック、E~Hゾーンが後半ブロック(反対ブロック)となっている。
  2. 前年度大会と夏のインターハイの成績を考慮して強豪4チームが第1~4シード校となり、予め第1シード校はAゾーンの1番、第2シード校はHゾーンの52番、第3シード校はEゾーンの27番、第4シード校はDゾーンの26番、東京都予選大会優勝(東京都第1代表)校の第5シード校はCゾーンの14番にそれぞれ配置され[注釈 4]2回戦から初戦を行う。よって抽選の必要はないが、配置されると同時に後述のゾーン抽選の為の所属ブロック名盤も置かれる。
  3. 8つの各地域ブロックの代表校がトーナメント表の8つの各ゾーンのどこに入るか、またバランスよく配置を決めるゾーン抽選が行われ(前述のシード校も含まれて考慮される)、決まれば各ゾーンに各ブロックの名盤が置かれる。抽選の順番は出場校数が多いブロックから行われる。
  4. 最初に最多11チーム出場の関東ブロックからで、予め8つは各ゾーンに必ず自動的に1つずつ配置されてから残りの3つを同じゾーンに2つ入る抽選を3回行う(シード校は1つ目と見なされる)。ただし、4分の1ゾーンの4ヵ所の内、3ヵ所は片方のゾーンだけ入る(例 AとBのゾーン両方入らない)様に考慮される。なお、関東ブロック以外は同じゾーンに2つ以上は入らない様に配置させる。
  5. 北海道・東北の合同ブロックと九州ブロックは両方とも8チーム出場するので各ゾーンに必ず自動的に1つずつ配置されるだけで抽選の必要がない。
  6. 近畿ブロックは7チーム出場するので組み入れないゾーン抽選を1回だけ行い、引いたゾーン以外7つのゾーンは全て配置される。
  7. 北信越ブロックと中国ブロックは両方とも5チーム出場するので予備抽選で順番(1番と2番)を決める。組み入れないゾーン抽選を3回行い、引かれなかった5つのゾーンは全て配置される。ただし、4分の1ゾーンの3ヵ所は片方のゾーンだけ、1ヵ所は両方引かれない(配置される)様に考慮される。
  8. 東海ブロックと四国ブロックは両方とも4チーム出場するので、これも予備抽選で順番(1番と2番)を決める。ただし、1番を引いたブロックが実質最後となり組み入れるゾーン抽選を4回行い、各4分の1ゾーンに1つずつ配置される。2番を引いたブロックは、各4分の1ゾーンの空白が1つずつ残っている様に考慮され、自動的に配置されるので抽選の必要がなくなる。これで全てのブロックのゾーン抽選が終了する。
  9. シード校の各ゾーンのブロック名盤を取り除いてから、本格的にシード校以外の代表校がトーナメント表に入る抽選が行われる。通常の流れは、各ブロック毎に前述の(4~8)ゾーン抽選の結果に伴い順番に残りの所属ブロック名盤の置いてあるゾーンの中からどのゾーンに入るかを決めるゾーン抽選を行う→次に引いたゾーンの番号を引く本抽選を行う(後述の13に例外がある)→引いた番号に配置されるのと同時にそのゾーンの所属ブロック名盤が取り除かれる。ただし、同地区で3校出場の東京都代表校同士は準決勝ブロック、2校出場の北海道・大阪府・神奈川県(及び東京都第1代表校と第2代表校、2013年のみ埼玉県も)代表校同士はそれぞれ反対ブロックに配置され、抽選の順番は地区予選大会の結果で第1代表校からとなる(シード校を除く)。
  10. 最初に関東ブロック代表校から抽選を行う(これは、関東ブロック代表が唯一同じゾーンに2校入るので3回戦まで対戦しない様に配置させる為である)。抽選の順番は前述の3校出場の東京都代表校→2校出場の神奈川県代表校→東京都・神奈川県以外の代表校となる。
  11. 次に、関東ブロック以外の各ブロックは予備抽選で順番(1~7番)を決めてから抽選を行う。
  12. 北海道・東北の合同ブロックと近畿ブロック代表校の抽選の順番はそれぞれ、前述の2校出場の北海道・大阪府に伴い、北海道代表校→東北ブロック代表校。大阪府代表校→大阪府以外の代表校となる。
  13. 予備抽選7番を引いたブロック代表校の抽選が最後となる。ゾーン抽選をしないで各ゾーンの残りの番号を全て集めて本抽選を行う(つまり直接番号を引くことになる。これはゾーン抽選をしても、各ゾーンの番号が1つしか残ってないので実質的に決まってしまう為である。ただし、2校出場の北海道・大阪府代表校は通常通りに行う)。
  14. これで全ての代表校の抽選が終了する。最後にトーナメントの番号順に代表校を読みあげる。

旧春高バレーの時は主に国立代々木競技場(第1・2体育館 年度により東京体育館が主だった時もある)を主とし、青山学院記念館駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場同体育館などの首都圏の各会場に分散して開催した年度があるが、現行の1月開催になってからは代々木競技場が同時期の全日本総合バスケットボール選手権大会に抑えられた影響もあり、主会場を東京体育館に統一した。

全国大会は、1回戦をメイン・サブ両アリーナ併用5面(うち1面はサブアリーナ)、2・3回戦と準々決勝をメインアリーナのみの4面で同時に行い、準決勝・決勝はアリーナ全体をセンターコートにし1面のみで競技を行う。3月開催だった旧選抜優勝大会から比べて会期が2日短縮されるため、1回戦・2回戦の分割開催が無くなるのと、3回戦・準々決勝が同一日連続開催となるため、優勝決定までは5日間で6試合という日程を消化することとなる。

なお、準決勝と決勝戦は基本的にカレンダーの配置上成人の日が行われる1月第2月曜日が含まれる週末に行われるため、年度により成人の日、またはその前日の日曜を決勝日とする5日間連続の日程とする場合と、休養日を設けたうえで前半と後半に分ける場合とがある。




  1. ^ 但しフジサンケイグループでは2012年まで、優勝回数などを選抜優勝大会から引き継いだ「春高バレーとしての」記録として報じていた(例えば2012年男子優勝校の大村工は、公式記録としては「8大会ぶり2回目」となるが春高バレーとしては「初優勝」。女子優勝校の東九州龍谷は、公式記録としては「4連覇」だが春高バレーとしては「5連覇」)。
  2. ^ コカ・コーラボトラーズは旧選抜優勝大会時代は「コカ・コーラ杯」として冠スポンサーに就いていたが、「全日本高校選手権」と正月開催への移行時に冠スポンサーから撤退。以後も協賛スポンサーとして引き続きコカ・コーラやアクエリアスといった公式飲料を出場校に供給・提供していた。
  3. ^ 北海道・東京都・神奈川県・大阪府が各2校、その他43府県が各1校、開催地枠(通常は東京都)が1校。旧選抜優勝大会時代にはあった前回優勝校枠は存在しない。
  4. ^ 旧選抜優勝大会とは異なり前回優勝枠が廃止されているので必ず前回優勝校が第1シードになるとも限らない。他にも例外として2013年では埼玉県予選大会優勝(埼玉県第1代表)校が第5シードにしたり、東京都大会優勝校が第1~4シードなら第5シードは配置されないなど。
  5. ^ 試合の進行によっては生中継される場合がある。例:2018年の女子決勝。
  6. ^ 代表が1校の地域は決勝戦、代表が2校の北海道・神奈川県・大阪府は準決勝の2試合、代表が3校の東京都は準決勝2試合と3位決定戦。


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