ゾンビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/14 03:06 UTC 版)
比喩としてのゾンビ
- 実行終了中のプロセスを「ゾンビプロセス」と呼ぶことがある[8]。
- 拒絶されても自身に都合のいい妄想をし続けるストーカーのことを「ポジティブゾンビ」と呼ぶことがある。
- 音程の合っていないソプラノ歌手のことを「ゾンビソプラノ」と呼ぶことがある。
- 保守が終了しているにもかかわらず使い続けられるオープンソースソフトウェアを「ゾンビOSS」と呼ぶことがある[9]。
- 超新星爆発が複数回起きた星を「ゾンビ星」と呼ぶことがある[10]。
- サバイバルゲームで被弾したことを申告せずにゲームを続ける者を「ゾンビ」と呼ぶことがある。
- 心の哲学では「物理的化学的電気的反応としては普通の人間と全く同じであるが、意識(クオリア)を全く持っていない人間」を「哲学的ゾンビ」と定義している。
- 経営が破綻しているにもかかわらず、金融機関や政府機関の支援によって存続している企業のことを、「ゾンビ企業」と呼ぶことがある[11]。
- 歩きスマホをする者は、下を向いてにふらつきながらゆっくりと歩くため、欧米において「スマートフォンゾンビ(英: Smartphone zombie)」と呼ばれるようになった[12]。
- 日本の衆議院議員総選挙で導入されている重複立候補制度により、小選挙区選挙では落選したが、同時に行われる比例代表選挙で当選した議員のことを「ゾンビ復活」または「ゾンビ議員」などと呼ぶことがある[13][14]。
参考画像
疫病や生物兵器などによる終末ものフィクションの中には、ゾンビもしばしば登場する
脚注
- ^ "Zombie". Oxford English Dictionary. Oxford University Press. 1998.
- ^ ウェイド・デイヴィス『蛇と虹』 (The Serpent and the Rainbow, 1985年)、日本語訳『蛇と虹―ゾンビの謎に挑む』田中昌太郎翻訳 草思社 ISBN 4794203136
- ^ 「今福龍太「国家システムによる死者の管理は、かならずやゾンビに報復される」」 『死体の本 善悪の彼岸を超える世紀末死人学!』宝島社〈別冊宝島〉、1995年。ISBN 978-4796692281。
- ^ a b The plight of the living dead | Times Higher Education (THE) November 28, 1997
- ^ a b c d e 山下一夫 著「表象としての「感染」:ゾンビからキョンシーへ」、慶應義塾大学教養研究センター 赤江 雄一・高橋 宣也 編 『感染る』慶應義塾大学出版会、2019年9月30日。ISBN 978-4-7664-2615-1 。
- ^ 玉蟲由樹 (2011). “人間の尊厳の客観法的保護”. 福岡大学法学論叢 (福岡大学研究推進部) 56 (2-3): 169-172 2020年3月13日閲覧。.
- ^ “米国防総省、「ゾンビ」襲来の対応策を策定していた”. CNN. (2014年5月17日) 2019年7月12日閲覧。
- ^ “Linuxキーワード - ゾンビ・プロセス”. ITpro (2007年7月30日). 2020年3月13日閲覧。
- ^ “[1]オープンソースソフトウエアにも寿命がある”. ITpro (2015年3月23日). 2017年11月17日閲覧。
- ^ “爆発後に何度もよみがえる「ゾンビ星」が観測される”. WIRED.jp (2017年11月18日). 2017年11月18日閲覧。
- ^ TBSテレビ (2022年7月28日). “「ゾンビ企業」全体の1割以上 今後倒産増える可能性も 帝国データ調べ”. TBS NEWS DIG. 2022年7月30日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “危険なのは自分だけじゃなかった”. NHKニュース. 2021年11月3日閲覧。
- ^ “「ゾンビ」生む比例復活、妥当な制度か? 甘利明氏揶揄から考える”. 毎日新聞 (2021年11月29日). 2022年7月30日閲覧。
- ^ “「ゾンビ復活」を生む衆院選の仕組み わかりにくい意義と政党の責任”. 朝日新聞 (2021年12月24日). 2022年7月30日閲覧。
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- 2 ゾンビの概要
- 3 比喩としてのゾンビ
- 4 関連書籍・参考文献
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